一人ひとりの「想い」を実現するタレントマネジメント。人と事業が好循環で成長する経営へ
HITOWAケアサービス株式会社
- 介護・福祉
- 1001名~
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
- 人材データを一元管理したい
- タレントマネジメント
- 人事評価
HRBrain導入開始:2021年05月12日
一人ひとりの「想い」を実現するタレントマネジメント。人と事業が好循環で成長する経営へ
- 課題背景
- サービスの特性から、「人」を大切にする人事管理を行いたい
- 介護職員の育成プランを職員自身の評価のみから実行するのに限界を感じた
- 社員規模の拡大により個人に対する評価に十分な時間を割けなくなった
- 打ち手
- 評価制度の革新に伴い、HRBrainを導入
- 効果
- 人事評価にかかる時間の大幅削減
- 人事部以外からの職員データの閲覧が容易で人事部の負担が軽減
※インタビュー動画は上記からご覧いただけます。
人によって成り立つ事業だからこそ、プラスワンのサービス提供でお客様に価値を届ける
ーまずは貴社の事業概要についてお伺いさせてください。
袴田さま:
私たちHITOWAケアサービスは、有料老人ホームを中心に事業展開をしている会社です。当社は、事業理念として「私たちは、プラスワンのサービス提供を通じて、あらゆるお客様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を実現します。」を掲げており、ここを軸に事業を推進しております。
ー経営者として人事への想いや考えをお伺いできますでしょうか?
袴田さま:
私が経営者として人事を考える上で大切にしているのが「人」です。
当社が提供している介護サービスはすべて「人」の手によって成り立っている事業です。
当社には現在約3700名の社員が在籍しておりますので、一人ひとりと対面でコミュニケーションをとることは難しいですが、 その人が考えている「想い」を経営者として「知る」ことが一番大きなポイントだと捉えています。
どうしてその仕事がしたいのか。
どういう風に仕事をしていきたいのか。
もしかしたら何かを変えたいのではないか。
そのような様々な「想い」を考えながら人事の希望というのはあると思います。
「想い」を汲み取りながらも、時代の変容を受け入れ、チャレンジを続けたいと考えています。
ひとりひとりの「想い」を実現させる為に重要なタレントマネジメント
ー貴社の人事部についてミッションや役割等を教えてください。
久保さま:
現在人事部は下記の4つの課で構成されています。
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■研修課
入社後/定着/専門職向けの様々な研修を実施
■人事課
労務/給与等の幅広い人事庶務を担当
■人財開発課
施設職員の採用や異動・評価を担当
■人財企画課
海外人材の受け入れから入社後の支援を含めたダイバーシティを取り入れた組織づくりを担当する新設部署
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わたしたち人事部には、現場で働いている職員がより良い環境で業務に専念できるよう下支えするというミッションがあります。そのためには現場を知る、また外部環境を含む情勢を知るということを重要視しています。
ーありがとうございます。人事において介護業界ならではの特徴や心がけていること等はございますか?
久保さま:
介護職は、ご入居者様や職員とのコミュニケーションを通してモチベーションやスキルが上がる大変奥が深い職業です。
そのため、評価はしっかりとしたフィードバックの機会を設け、次の期にも職員がスキルアップできるように努めています。
また、職員に対してモチベーションアップにつながるような施策を実行するために、在籍している約3700名の介護職員から届く声に関しては誠意をもって、そしてスピーディに応えることを心がけています。
ー今後、貴社が注力していきたい人事施策はどのような領域でしょうか?
久保さま:
当社の事業理念を体現するためにも、 在籍している介護職員の育成や配置・異動により注力する必要があると考えています。
しかしながら現状は、我々が人財の抜擢や配置をするにも、育成プランを立てるにも、
半年に一度行っている人事考課の評価の中で職員自身がつけた点数、評価者がつけた点数で実行していくにはちょっと限界を迎えているかなと。
人が人として、人の「想い」で仕事をしている中で、その方々がどのような方で、どういった評価を受けていて、今後どのようなことを目指されているのかということを、まずはしっかりと把握できる新しい仕組みを導入し、 「タレントマネジメント」を強化することが重要だと考えています。
従業員規模の拡大に伴い、評価制度とシステムを刷新
ーHRBrain導入前に貴社が抱えていた課題を教えてください。
陸田さま:
私が入社した10年ほど前と比較して、社員規模が約3700名と大きくなりました。
仲間が増えていくことで、どういう方がどのような想いで働いているかといった、個人に対してのタレントマネジメントに十分な時間を割くことが難しい状況でした。
倉田さま:
評価を実施する際のツールも、紙、エクセル、自社システムと変化を加えながら取り組んで参りましたが、タレントマネジメントを行う上で重要な全社員の評価データを管理するには限界があること、また評価の運用が煩雑で非効率になっていると感じていたことから、制度を含めてシステムを刷新するに至りました。
ーHRBrainを導入後の効果や変化はございますか?
倉田さま:
まず評価にかかる時間をかなり減らすことができると感じております。
私の取りまとめの作業の時間、実際に被評価者が入力をする時間や一次評価、二次評価を行う時間。全社で見ると膨大な時間になってくると思うので
そこは一つHRBrainを入れて良かったと思っています。
加えて職員のデータ管理の面でも効果を感じています。
施設の労務費を管理するポジションの担当者より
「該当施設の職員一覧や職位のデータが欲しい」
という依頼がよくあるので毎回自身が作成して渡していました。
しかし、 HRBrainに職員データを取り込んでいるのでログインすればデータが閲覧できる んですよね。
それだけで、人事部としてのコストを少しでも下げられることや依頼後のタイムラグなく自身ですぐに対応できるという面でも効果を感じています。
まずは「スモールスタート・スモールウィン」の考え方で、
評価の運用を効率化していくことや、職員のデータを管理する等、
今までできていなかった所に取り組んでいる最中で、今後タレントマネジメントをしっかりと実施していきたいと考えています。
決め手は圧倒的な使いやすさと現場でのスマホ対応
ーありがとうございます。最終的に弊社をご導入いただいた決め手をお聞かせください。
倉田さま:
決め手となったのはUIの使いやすさです。
すべての従業員にとって使いやすくわかりやすいシステムであるということを第一に検討しており、他社と比較して直感的に動かせ、見た目も良かったです。
スマホ対応が可能な点も大きな決め手になりました。
施設の30〜50名の職員に対してPCが4〜5台しかない状況でしたが、
HRBrainさんはスマホ対応していて使いやすいので、現場の職員一人ひとりの運用に適応できるという点も非常に良かったです。
人事部としてもデータのマスタ整備やメンテナンスはやっぱり作業しやすいなと実感しております。
ー弊社のカスタマーサポートはどのように貢献できていますか?
倉田さま:
カスタマーサクセスのサポートに関しては本当に助かっています。
すぐにレスポンスも頂けますし、お手伝いも手厚いですし、大変心強いなというのが正直なところです。
御社の場合は問いに対してはわかる範囲で
「できないんですけれどもこれであれば」という代替案をくださり、「できない」で終わったことがないのでそれが非常にありがたいと思っています。
HRBrainを通じて職員ひとりひとりの笑顔につなげる
ー今後HRBrainを具体的にどのように活用していきたいのか、展望をお伺いさせてください。
陸田さま:
一人ひとりのキャリアプランを実現していきたいと考えています。
介護事業には、有料老人ホーム、デイサービス、グループホーム等と、様々な業態があるんですね。
その中で例えば、
デイサービスであればレクが好きな方、盛り上げるのが好きな方が向いていたり、
有料老人ホームでしたら24時間サービスを提供するので、人生に寄り添って安心安全を届けるのを第一に考えたいという考えをもった方が向いていたりします。
それぞれ自分にあった働きや介護の仕方がある中で、
一人ひとりがやりたい介護もあると思いますので、人事としてはその人の「想い」をできるだけ汲み取って把握して、適材適所を実現したいと思っていますので、
まずは、 資格・評価データ・キャリア志向・個性・想いなど
施設の介護職員のデータを管理して、しっかりと把握できるようにしていく予定です。
会社が成長していくために職員が笑顔で働ける環境にする必要があると考えており、私も試行錯誤しながら取り組んでいる最中です。
タレントマネジメントシステムのHRBrainさんを活用させていただいて、御社のシステムを通じて職員一人ひとりの笑顔や人生の成長につながるようにしていきたいですね。
従業員・事業・会社が成長していく好循環へ
袴田さま:
私が経営者として常に考えているのがやはり「人」。
介護サービスというのは人がすべてを支える事業です。
「人」を大事にして、その「人」が事業と共にどう成長していけるか。
そういったところに経営としてチャレンジをしていきたいと思っております。
その結果として、事業も成長し、人も成長し、そして会社が成長していく。
そういった好循環の経営を目指したいと思っています。
ーありがとうございます。今後も 御社ならではのタレントマネジメントの実現に向けて全力でサポートさせてきただきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
※掲載内容は、記事公開の2021年5月時点のものです。