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キャリアアップ助成金の申請書の記入例。必要書類とともに紹介。

キャリアアップ助成金の申請書の記入例。必要書類とともに紹介。

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目次

    『キャリアアップ助成金』は、非正規社員の待遇改善などを行った際に、国から助成金が支給される制度です。助成金を受け取るには、申請書を作成して提出しなければなりません。助成金を受け取るための申請書の記入例や必要書類について詳しく紹介します。

    キャリアアップ助成金の必要書類

    『キャリアアップ助成金』は、厚生労働省が非正規雇用者の待遇改善やスキルアップのために導入した制度です。正社員化の促進や賃金改定を行うことで、国から一定金額の助成金をもらうことができます。

    助成金をもらうためには、書類を作成して厚生労働省に提出しなければなりません。どのような書類が必要なのでしょうか?まずはキャリアアップ助成金の七つのコースのうちよく利用される三つのコースについて、確認しておきましょう。

    正社員化コース

    『正社員化コース』は、非正規雇用の社員を正社員に採用した際に助成金がもらえるコースです。正社員採用数や正社員にした従業員の元々の待遇や環境などによって助成金額は変わってきます。

    助成金の申請に必要な書類については、以下のとおりです。

    • キャリアアップ助成金支給申請書
    • キャリアアップ計画書
    • 正社員化コースの内訳
    • 労働協約または就業規則またはそれに準ずるもの
    • 対象労働者の労働契約書と労働の記録(出勤簿や賃金台帳など)
    • 事業主であることの確認書類
    • 支給要件確認申立書
    • 支払方法・受取人住所届
    • 中小企業事業主であることの確認書類

    その他にも、対象労働者の環境や待遇によって必要になる提出書類があります。

    賃金規定等改定コース

    『賃金規定党改定コース』は非正規雇用者の賃金規定を増額し、昇級した際に助成されるコースです。改定規模や人数によって助成金額は変わってきます。

    賃金規定改定等コースの助成金の申請に必要な書類は以下のとおりです。

    • キャリアアップ助成金支給申請書
    • キャリアアップ計画書
    • 賃金規定等改定コース内訳
    • 賃金規定等が規定されている労働協約または就業規則
    • 賃金規定改定前後の賃金規定等
    • 対象労働者の増額改定前及び改定後の労働条件通知書等
    • 対象労働者の賃金台帳等やタイムカード
    • 支給要件確認申立書
    • 支払方法・受取人住所届
    • 中小企業事業主であることの確認書類

    なお、職務評価を実施している場合の加算申請をする場合は別途書類が必要になります。

    健康診断制度コース

    『健康診断制度コース』は、非正規社員に対して法定外の健康診断を実施した事業主が助成金を受け取れる制度です。受給は、事業所一つにつき1回のみとなります。

    健康診断制度コースに必要な書類は、以下のとおりです。

    • キャリアアップ助成金支給申請書
    • キャリアアップ計画書
    • 健康診断制度コース内訳
    • 健康診断制度の規定前と規定後の労働協約または就業規則
    • 健康診断を実施したことを証明する各種書類
    • 対象労働者の増額改定前及び改定後の労働条件通知書等
    • 対象労働者の賃金台帳等やタイムカード
    • 支給要件確認申立書
    • 支払方法・受取人住所届
    • 中小企業事業主であることの確認書類

    申請書の記入方法

    続いては、キャリアアップ助成金の申請の際に必ず必要になる『キャリアアップ助成金支給申請書』と『キャリアアップ計画書』の記入方法について解説します。

    キャリアアップ助成金支給申請書

    キャリアアップ助成金支給申請書には申請日や管轄の労働局、事業主や事業所の住所や連絡先といった基本的な情報を、書類の流れに沿って入力します。

    受付番号は、ハローワークか労働局に確認が必要です。支給申請するコースを記入するほか、対象労働者が他の制度を活用して助成金や奨励金をもらっているようであれば、忘れずに記入してください。

    記入が終わったら、必ずコピーを取って手元に1部残しておくようにしましょう。

    キャリアアップ計画書

    キャリアアップ計画書は、非正規労働者のキャリアアップを推進していくための方針や計画を定めたプランを表にしたものです。助成金を受け取るには、このキャリアアップ計画書をハローワークへ提出する必要があります。

    キャリアアップ計画書には、『対象者』『管理者』『取り組み目標』『期間』などについて綿密に記載しなければなりません。目標を達成するためにどのような施策を行うのか、対象者をどのように育成するのかをしっかり決めておく必要があります。

    ハローワークへ提出して管轄労働局長の認定を受けなければならないため、少なくとも計画を実行する1カ月前には提出しておくようにしましょう。

    各コースで必要な様式をダウンロード

    キャリアアップ助成金の申請に必要な書類やチェックリストなどの入手方法も確認しておきたいところです。

    厚生労働省のホームページからダウンロードすることができます。要点を押さえておきましょう。

    申請書などのダウンロード

    キャリアアップ助成金の申請書の入手は厚生労働省のホームページより行います。ドキュメント形式とPDF形式の2種類が用意されているので、使いやすい方を選ぶことが可能です。

    キャリアアップ助成金支給申請書は、コースごとに必要な書類が違いますので、申請するコースにあわせた最適なものを選びましょう。

    同様にキャリアアップ申請書のガイドラインについても、厚生労働省のホームページからダウンロードできます。

    『申請様式のダウンロード(キャリアアップ助成金)』厚生労働省ホームページ

    提出前のチェックリスト

    ここまで紹介したように、キャリアアップ助成金申請のための提出書類は各コースでかなりの数に及びます。提出漏れがないように、チェックリストを用意しましょう。

    自社で用意するよりも、すでに厚生労働省が用意しているチェックリストをホームページにアップロードしていますので、そこからダウンロードしてください。

    なお、キャリアアップ助成金のコースは平成30年3月31日以前と以降でコースが変更されました。チェックリストもこの二つの時期で異なります。

    自社の申請に必要なチェックリストを、時期を適切に踏まえた上でダウンロードしてください。

    『キャリアアップ助成金 必要書類チェックリスト』厚生労働省 東京労働局

    チェックリストの活用で不備なく申請

    キャリアアップ助成金制度をうまく活用することで、社内の非正規雇用者の待遇を改善し、社内のモチベーションアップや作業の効率化にもつなげられます。

    助成金を利用することで改革に伴う負担を大きく軽減できるので、自社の改革にあわせた助成金申請の手続きを行いましょう。必要な書類は厚生労働省のホームページからダウンロードできます。

    申請に必要な書類は多いので、書類の不備がないように注意してください。厚生労働省が用意しているチェックリストは不備防止に大きく貢献するはずです。チェックリストは東京労働局のホームページから入手できます。

    HR大学 編集部

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