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【徹底解説】タレントマネジメントシステムで組織パフォーマンスを最大化させるための導入方法

【徹底解説】タレントマネジメントシステムで組織パフォーマンスを最大化させるための導入方法

目次

    本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービス・企業・法令の内容が変更されている場合がございます。

    HR大学では、これまでにタレントマネジメントシステムについて解説を行ってきました。今回はその実践編をお届けします。

    タレントマネジメントシステムとは?

    タレントマネジメントシステムの基礎知識

    タレントマネジメントシステム実践編について考える前に、基本的な概念についておさらいしてみましょう。

    タレントマネジメントとは?

    タレントマネジメントとは、自社の従業員がどのようなスキルやノウハウを一元管理し、配置転換や人材育成といった人事戦略に反映させるプロセスを指します。詳細については、これまでご紹介した記事をご覧ください。

    タレントマネジメントシステムの機能

    タレントマネジメントシステムは、配置転換や人材育成を実現するために社員のスキルやマインドを見える化することが中心的な機能です。他にも、エンゲージメントなど人と組織に関するデータを収集、表示、分析ができるようになっています。

    タレントマネジメントシステムを導入するメリット

    タレントマネジメントシステムを導入することで、これまで見えなかった人に関する情報を見える化することができます。社員情報を分析できれば、人件費の投資判断をより精緻に行うことができるでしょう。同時に、組織生産性低下の原因を特定しパフォーマンス向上させることもできます。

    タレントマネジメントシステムの導入方法

    タレントマネジメントシステムの導入方法

    タレントマネジメントシステムを実際に導入するにはどうすればよいのでしょう。実際の導入方法についてご紹介します。

    自社のタレントマネジメントの課題を明らかにする

    タレントマネジメントシステムは便利な一方で、導入すれば全てが解決する「魔法の杖」ではありません。企業では、何らかの問題を解決するために取り組みを行うはずです。まずは自社におけるタレントマネジメントの課題を明らかにしましょう。

    導入の目的と達成基準を決める

    自社の現状と課題を明らかにしたら、タレントマネジメントシステム導入の目的と達成基準を考えましょう。何のために導入するのか、どうなれば導入成功といえるのかを予め決めておきましょう。

    ベンダーを選定する

    一度タレントマネジメントシステムを導入すると、すぐにはシステムを変更することができません。そのため、ベンダー選定は慎重に行うべきでしょう。長く利用できるベンダーか、困った時にサポート体制があるベンダーか、など自社にとって優先すべき事項を整理してベンダー選定基準を決めておくのがおすすめです。

    導入プロジェクトを開始する

    ベンダー選定が完了したら、社内で導入プロジェクトを立ち上げましょう。システム導入は、簡単に完了するものではありません。データの投入や運用方法を検討し、トライアルを行いながら実際に導入できるように微調整を繰り返していきます。可能であればプロジェクトリーダーには、IT知識が豊富で人を動かす力のある社員を選ぶのがおすすめです。

    タレントマネジメントシステムを活用する方法

    タレントマネジメントシステムの活用方法

    タレントマネジメントシステムにはいくつか活用方法があります。システムを導入するからこそ実現できる施策もあるでしょう。その中から最近のトレンドを踏まえて活用方法をご紹介します。

    OKRの導入

    OKRとは「Objectives and Key Results」の略で目標管理方法のひとつです。Googleが導入したことで注目され、日本でも徐々に普及しています。OKRは会社の目標と個人目標が連動する仕組みです。そのため、会社の目標が変われば個人の目標も変える必要があります。多くの社員の目標を変更したり設定したりすることは煩雑な作業であるため、タレントマネジメントシステムにより管理する方法がおすすめです。

    OKRについてさらに詳しく知りたい方は「OKRを導入したい!でもやり方がわからない...設定のポイントと目標の作り方」をご覧ください。

    1on1での活用近年の組織マネジメントのトレンドとして、1on1という手法があります。1on1は、短時間かつ高頻度の面談を繰り返すことです。高頻度の面談により部下の状態を確認すると同時に、上司部下間の信頼関係を深め、生産性の高い組織づくりを行う方法です。1on1は高頻度で面談を行うため、過去の面談内容をつい忘れがちになります。そこでタレントマネジメントシステムを活用することで面談の内容を記録として残しておくことができるのです。

    1on1についてさらに詳しく知りたい方は「コミュニケーションを円滑にする1on1ミーティング活用法を解説!」をご覧ください。

    エンゲージメント向上への活用

    最近では、ワーク・エンゲージメントへの注目が高まっています。ワーク・エンゲージメントとは、一言では仕事へのやりがいを意味します。エンゲージメントを高めることで、組織の生産性が高まり、離職防止に有効である可能性が指摘されています。エンゲージメントは実証された測定方法があるため、タレントマネジメントシステムを用いてその測定方法で社員のエンゲージメント状態を見える化できるのです。エンゲージメント状態を見える化できれば、エンゲージメントを向上させ、離職防止などの対策を講じることができるでしょう。

    タレントマネジメントシステムの選定方法

    タレントマネジメントシステムの選定方法

    タレントマネジメントシステムの導入で最も迷うのがどのシステムを導入すればよいかということです。最近は様々なタレントマネジメントシステムが存在していますよね。どのような観点で選定すればよいのでしょうか。

    価格で選ぶ

    人事部にはあまり予算がないことがほとんどでしょう。そのため価格は大きな選定基準になります。価格を抑えるためには、最小限の機能をリーズナブルな価格で導入し、その後オプションを活用してシステムを拡張していく方法がおすすめです。

    機能で選ぶ

    一方、いくら価格が安くても本当に自社の課題解決につながる機能が搭載されていなければ導入する意味がありません。まずは自社の課題をベンダーの営業担当者へ伝えてみて、どのような機能であれば課題を解決できるかを考えてみましょう。

    UIや操作性で選ぶ

    社内にITに慣れた人材がいない場合は、操作性で選ぶことも大切です。人事はもちろん、社員が操作しやすく使いやすいことが何よりも大切です。導入しても誰にも使われなければお金を垂れ流すだけになってしまいます。なるべく操作性が高く誰でも操作できるシステムを選びましょう。

    設定やAPI連携のしやすさで選ぶ

    最近のタレントマネジメントシステムはクラウド型がほとんどです。そのため、多くの場合、自社向けに初期設定をする必要があります。また、既に勤怠システムや給与計算システム等を使用している場合は、連携ができるタレントマネジメントシステムを選ぶことも必要です。初期設定や連携が簡単にできることを選定基準にいれましょう。HRBrainならSmartHR勤怠管理システムAKASHIと連携できます。

    サポート体制で選ぶ

    ベンダー選定で重要度が高いのがサポート体制です。タレントマネジメントシステムを導入した企業は、会社にとって重要な社員データをシステムに預けているわけです。万が一、データに何かあった場合でもきちんと復旧作業を行ってくれるサポート体制がしっかりしたベンダーを選びましょう。

    まとめ

    タレントマネジメントシステムを導入するだけでは組織パフォーマンスを向上させることができません。必ず事前に自社の課題、導入目的、導入成功の達成基準を決め、自社に最適なタレントマネジメントシステムを導入しましょう。

    最適なタレントマネジメントシステムを導入するには

    クラウド人材管理システム「HRBrain」では、企業さまのご要望に合わせて、最適なタレントマネジメントシステムを構築していくことができます。

    タレントマネジメントだけではなく、MBOやOKRなどを用いた目標管理、人事評価も可能です。

    また、専属のカスタマーサクセスが永続的にサポートするため、誰でも簡単に運用することができます。

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    HR大学 編集部

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