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従業員持株会とは?仕組みと導入のメリット・デメリット

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従業員持株会とは?仕組みと導入のメリット・デメリット

目次

    従業員持株会とは

    従業員持株会とは「従業員が自社株を積立購入できる制度」です。福利厚生として多くの企業が導入しており、奨励金や配当金もあることから、加入する従業員も少なくありません。そんな従業員持株会がどのような制度なのか、詳しく解説します。

    自社株を従業員が購入できる 

    自社株を従業員が購入することは、一般的にはインサイダー取引となり、違法となります。ですが、持株会を導入することでインサイダー取引にならず、従業員が自社株を購入することが認められます。

    親会社の株を子会社の従業員が購入できる

    親会社が持株会を導入していれば、親会社の株を子会社の従業員が購入できるようになります。親会社からすれば、子会社の従業員からも拠出金が得られるので、広く資金調達ができるようになります。

    従業員持株会の仕組み

    従業員持株会の仕組み

    次に従業員持株会の仕組みについて詳しく解説します。

    株の仕組み 

    そもそも株というのは、会社が資金調達をするために発行するものです。つまり、従業員持株会は「自社の従業員から資金調達をしている」ということになります。購入した株は、通常の株と同じく、会社の業績によって価値が変わります。会社に利益が出れば配当金が得られる場合もあるので、従業員には大きなメリットとなる制度です。

    給与・賞与から天引き

    従業員持株会は、従業員の給与や賞与から毎回掛け金を天引きするかたちで自社の株を購入します。所謂「ドルコスト平均法」と同じ仕組みです。

    奨励金を上乗せして自社株を購入できる

    従業員持株会は、多くの企業が奨励金を採用しています。奨励金は、毎月の給与と賞与から天引きされた金額に対し数%の奨励金が支給され、従業員が奨励金の分だけ多く株を購入できる仕組みです。たとえば、給与から天引きされる金額を10,000円で設定しており、奨励金が10%だとすると、従業員は10,000円分で11,000円分の自社株が毎月購入できるということです。

    従業員が持株会に加入するメリット・デメリット

    従業員にとって大きなメリットがある持株会ですが、デメリットもあります。次は、従業員が持株会に加入するメリットとデメリットについて詳しく解説をします。

    従業員が持株会に加入するメリット 

    従業員が持株会に加入するメリットは次の通りです。

    • 奨励金支給
    • 少額から始められる
    • インサイダー取引にならない

    それぞれを解説します。

    ・奨励金支給
    繰り返しになりますが、持株会を実施しているほとんどの会社が給与・賞与から天引きされた分の数%を奨励金として従業員に支給し、その分を上乗せして自社株を購入できる仕組みを取り入れています。

    ・少額から始められる
    株式投資を行う場合は、通常100株単位で購入しなければなりませんが、持株会の場合は1株から購入できるので、少額から始められます。株式投資をやったことがない従業員にとっては購入のハードルが低く、始めやすい特徴があります。

    ・インサイダー取引にならない
    通常、自社の株を売買することはインサイダー取引として法律で禁止されています。これはまだ公開していない情報を知ったうえで株の売買を行わないようにするためです。しかし従業員持株会は、インサイダー取引には該当せず、自社株を買うことが認められています。

    従業員が持株会に加入するデメリット

    持株会はメリットだけではありません。加入することでデメリットもあります。

    • すぐに売れない
    • 株主優待がない
    • 集中投資

    それぞれを解説します。

    ・すぐに売れない
    持株会で購入した自社株は、すぐに売ることができません。「明日株を売却して現金化しよう」と思っても通常は不可能です。一般的な持株会の現金化は、証券会社に個人口座を作って、持株会口座から個人口座に株式を移してから売却し、現金化する流れになります。現金化するまでに相当な時間がかかるので注意しておきましょう。

    ・株主優待がない
    株式投資を行う人の中には、株主優待を目的として株を買っている人もいます。しかし持株会の場合は、持株会の名義で管理しているため、株主優待がありません。

    ・集中投資
    持株会は従業員からしてみれば、自社株の集中投資となります。会社の業績が好調な場合は利益となりますが、逆に業績が悪化した場合は損をしてしまいます。会社から給与をもらい、株も自社のものを持っている状態になり、完全に自社に依存してしまうのです。分散投資を考えている従業員からすればデメリットとなる仕組みといえるでしょう。

    企業が持株会を導入するメリット・デメリット

    企業が持株会を導入するメリット・デメリット

    持株会の導入は、従業員だけではなく、企業にもメリット・デメリットがあります。

    企業が持株会を導入するメリット 

    企業が持株会を導入するメリットは次の通りです。

    • 安定した株主が得られる
    • 従業員の経営への意識が高まる

    ・安定した株主が得られる
    持株会は、従業員が株主となり、かつ毎月一定額が給与から天引きされるので、会社からしてみれば安定的に資金調達ができる状態になります。さらに、現金化の手続きが複雑なことから、一度加入した従業員がすぐに解約することはほとんどありません。会社にとってこれほど安定して資金が得られる仕組みはないと言えます。

    ・従業員の経営への意識が高まる
    従業員が株を保有することで「損したくない」という意識が高まり、自社の経営に関心を持つようになります。持株会に加入している従業員は、自社の業績が上がれば上がるほど自分に利益が出るので、仕事へのモチベーションも高まる傾向にあります。

    企業が持株会を導入するデメリット

    続いてデメリットです。企業が持株会を導入するデメリットは次の通りです。

    • 担当者の手間が増える
    • 配当を出さなければならない

    ・担当者の手間が増える
    持株会は給与と賞与から天引きされるため、毎月管理が必要です。他にも加入手続きや退職の手続き、金額の変更など、担当者の事務手続きが増えてしまうデメリットがあります。

    ・配当を出さなければならない
    会社側は持株会に加入している従業員に対して配当金を出さなければなりません。経営が悪化している状態であれば、配当金の負担が重荷になる可能性があるので、注意しておきましょう。

    【まとめ】従業員持株会はメリット・デメリットを理解してから導入しよう

    従業員持株会は、従業員にメリットがある一方、デメリットもある福利厚生です。

    導入する場合は、従業員だけではなく、企業のメリット・デメリットも理解したうえで導入するようにしましょう。

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