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仕事環境の改善と企業業績の関係は?取り入れるメリットと方法も解説

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仕事環境の改善と企業業績の関係は?取り入れるメリットと方法も解説

目次

    企業が事業を行う上で注視する相手が顧客に偏ってしまう傾向にありますが、従業員の満足も大切です。

    従業員は企業の製品・サービスを日々生み出しており、従業員の満足度が顧客の満足度に影響するといっても過言ではありません。

    今回は、従業員が働きやすい環境を整えることの是非を考え、職場環境を改善するために必要なこと、注意すべきポイントをご紹介します。

    仕事環境の悪い会社の特徴

    まず、そもそも仕事環境が悪い会社とはどういった状態を指すのか解説します。

    以下の項目が当てはまる企業は、社員にストレスを感じさせているかもしれません。
    取り入れられる改善から着手し、社員が働きやすい環境をつくりましょう。

    アンケートなどの対策が取られていない

    社員が働きやすい環境を作るために、職場環境を従業員にアンケートをとる企業が存在します。

    このアンケートは、「Survey(サーベイ)」と言われることもあり、年に1〜2回実施するのが一般的です。

    アンケートやSurveyを行い、従業員の多くが不満に感じている職場環境を改善することで、従業員満足度向上と働きやすさ改善を図れます。

    しかし、企業の中には従業員の意見を聞くだけで終わっていたり、そもそもアンケートやSurveyの実施もしていなかったりする企業では、従業員の意見を反映できず、仕事環境が悪い状態に陥っている可能性があります。

    アンケートやSurveyを行っている企業は、従業員から挙がった不満の声を集約し、特に多い意見に応えるところからはじめましょう。

    また、従業員の意見を聞く環境が整っていない企業では、従業員の声を集めるところからはじめ、従業員が望む仕事環境をつくる動きが必要です。

    まだ、アンケートを実施したことのない場合、何から取り組めばいいかわからないかもしれませんが、HRBrainなどのアンケートを簡単に行えるサービスも存在するので活用してみるのもいいでしょう。

    集まったアンケート結果の分析や、まだアンケートに回答していない従業員へのリマインドを行える機能など豊富に備わっており、アンケート未経験の企業には特におすすめです。

    長時間労働が基本になっている

    次に働く時間が常に長い企業も仕事環境が悪い企業の特徴のひとつです。

    残業時間の長さは、「月に40時間」がひとつの目安になっており、これを超える職場は長時間労働となります。

    また、この40時間を超えていなくても、残業時間に含めない業務時間、いわゆるサービス残業が発生している企業も長時間労働に該当する企業になる可能性が高く、従業員を過酷な環境で働かせているかもしれません。

    自社の職場において残業時間の把握と、サービス残業が発生していないか確認し、長時間労働が発生していた場合、働き方改革を推進しましょう。

    業務内に無駄な仕事はないか、システムを導入することで人が作業しなくてもいい業務はないかを確認し、従業員の労働時間が減らせるためにできることを進める必要があります。

    パワハラやセクハラなどのハラスメントが多い

    パワハラ・セクハラが横行している職場も悪い仕事環境だと言えます。

    近年では、パワハラ・セクハラに対する対応方法をしっかりと設けている企業も存在し、こうしたトラブルが起こらないように努力している企業も存在します。

    未だパワハラ・セクハラが起きている職場は、そう言った対策方法を設けていない可能性が高く、直ちに改善が必要です。

    自社がこうした状況に陥っていないか確認するためにも、上記で紹介したアンケートやSurveyを実施し、従業員の声を集めましょう。

    会社に対して不満のある社員ばかりいる

    会社に不満を抱いている従業員が多いと、職場環境は悪くなる傾向にあります。

    そもそも従業員が会社に不満を抱く原因として、「制度や福利厚生が充実していない」や「従業員の声に耳を傾けてくれない」などが存在します。

    会社への不満を口にする従業員が多くいる場合、他の従業員も同じように不満を抱きやすくなり、職場環境は悪くなる一方です。

    アンケートの実施や、従業員の近くで働く管理職がこうした不満を経営層に伝え、改善できる企業風土にしていく動きが必要です。

    社員間の絆がない

    社員間にお互いが協力しあい、力を合わせて商品・サービスをつくる雰囲気がないと職場雰囲気は悪くなる傾向にあります。

    従業員同士ライバル意識を持って努力する環境は、レベル向上にもつながり重要ですが、過度なライバル意識がある職場では、従業員間のコミュニケーション不足と情報共有が行き届かなくなり危険です。

    こうした職場雰囲気に陥らないように、従業員間の絆を生ませる努力が必要で、業務に関係のないイベントを実施し、お互いに努力しあう意識を芽生えさせる努力をしましょう。

    オフィスが汚い

    最後に、オフィス内に資料が散らかった状態や従業員のデスクが汚い職場は、仕事環境が悪い状態かもしれません。

    大切な資料がファイリングされないことで、職場視察や監査時にバタバタし、従業員のストレスが過度にかかることもあります。

    オフィスが散らかっているかどうかは目で見てわかることでもあるので、ある一定期間に一度オフィスの状態を確認する時間を設定しましょう。

    また、従業員がデスク周りを常に使いやすい環境にするためにも、自分以外の人が使う仕組みを導入してみてはいかがでしょうか。

    これはフリーアドレスといい、従業員はオフィス内の好きなデスクでの作業が許され、毎日デスクを使う人が入れ替わります。

    こうした環境では、自身の資料をデスクに置いたままにはせず、個人スペースへ管理する仕組みがつくれます。

    仕事環境の改善はなぜ必要?

    ここからは、なぜ仕事環境の改善が必要なのか解説します。

    働きやすさ向上のため

    従業員が働きやすい職場をつくることで、業務の生産性が向上し、企業の利益に影響します。
    仕事環境が悪い職場では、作業が思うように進まず、生産性が上がらない可能性があります。

    こうした状況を改善するために、従業員数を増やすことに目が行ってしまう場合もありますが、環境改善を行うことで、従業員数は現状のままで高い生産性を生めるかもしれません。

    ストレス軽減のため

    職場の雰囲気が悪く、働きにくい環境だと従業員がストレスを感じながら働くことになります。

    ストレスを抱えることで、生産性が上がらなかったり、離職者が増えたりし、企業にとってメリットは何ひとつありません。

    また精神的な不調で休職・退職してしまうケースが増加傾向にあり、企業は従業員のストレスを少しでも軽減できる環境を生み出す必要があります。

    企業成長のため

    企業として成長するためには、業務改善・職場改善が必要不可欠です。

    同業他社との競争に競り勝つためにも、自社の製品・サービス向上に目を向け、現状よりも高いクオリティを生み出す必要があります。

    企業の製品やサービス品質向上のためにも、従業員が働きやすい環境にし、従業員同士がアイディアを出せる職場にしていきましょう。

    仕事環境を改善するメリット

    ここからは仕事改善が企業にもたらすメリットをご紹介します。

    生産性が向上する

    仕事環境を改めることにより、従業員が働きやすさを実感できるようになり生産性が向上する可能性があります。

    従業員が業務にあたる上で不便に思っていることはないか、効率的にできる方法はないかを従業員の意見を取り入れながら改善することで、従業員の生産性は格段に向上するでしょう。

    また、職場の人間関係が悪い状態よりも、従業員間で意見交換ができる職場の方が新たなアイディアの創造につながり、企業の製品・サービス向上が図れるかもしれません。

    仕事環境だけではなく、職場の人間関係にも注視して改善しましょう。

    健康維持につながる

    従業員の働く時間が長いと従業員の健康に悪影響をもたらします。

    職場の残業時間や無駄な作業の見直しを行うことで、従業員が働く時間は削減できます。

    従業員の健康をサポートするためにも、仕事環境の改善は必要不可欠です。

    ストレスの少ない職場になる

    職場の雰囲気、人間関係が良好な環境にできれば、従業員が抱えるストレスは軽減できるでしょう。

    近年では、精神的な不調を訴える人が多くなっており、休職する人や、退職する人が増加しています。

    企業としてストレス社会を生き抜くためにも、職場の環境を改善し、従業員のストレスを軽減することで、従業員が長く、健康的に働ける職場を作り出せるでしょう。

    従業員が定着しやすくなる

    従業員が働きやすい環境に改善することで、離職率を抑える効果もあります。

    給料や福利厚生なども大切ですが、働く上でやりがいを持てるか、楽しみながら仕事にあたれるかも従業員が働く上で大切な要素です。

    また、離職率が下がることで、求職者に働きやすい環境であることをアピールできます。

    採用活動で多くの募集が集まれば、優秀な人材確保にもつながり、企業の生産性向上・良好な職場環境の維持などいいサイクルで企業運営ができるでしょう。

    仕事環境を改善するための施策

    ここからは、仕事環境を改善するために必要な具体的な施策を解説します。
    この中から取り入れられるものから実践してみましょう。

    考課方法を見直す

    まず、はじめに社内の人事評価方法・考課方法を見直してみましょう。

    従業員は自分が頑張った分だけ評価されることを望みます。

    業務成果に加え、遅刻・欠勤の有無、若手従業員への教育貢献など従業員を評価する上で見るべき項目は多く存在しますが、評価基準を明確にし、合理的な評価ができる仕組みが必要です。

    HRBrainでは、人事評価を円滑に、効率的に行えるサービスも提供しています。

    HRBrainが提供するサービスでは、人事評価を簡単に行えるだけではなく、評価プロセルが明確化できるなどの機能が豊富に備わっています。

    評価制度に不満を抱えている従業員が多い場合は、こうした機能が充実した人事評価システムを導入してみるのもいいでしょう。

    従業員同士のコミュニケーションを活性化させる

    職場の環境を改善するためには、従業員同士のつながりが必要不可欠です。

    従業員間のつながりがしっかりと保てていない場合、お互いにコミュニケーションがとれる機会と、コミュニケーションツールを整えましょう。

    HRBrainはこうしたコミュニケーションツールに関するサービスも提供しており、1on1ミーティング機能や、従業員のコンディション状態を可視化できる機能があります。

    従業員のコミュニケーションで課題を感じている企業では、こうした便利機能が詰まったシステムを導入してみるのもいいでしょう。

    休暇を取得しやすくする

    従業員にとって業務に集中できるかどうかはオンとオフのメリハリが大きく左右します。

    ずっと働き続ける環境であると、集中力が低下し、本来よりも業務スピードが低下する恐れがあります。

    適度に休暇をとってもらえるように会社の制度や仕組みを取り入れ、メリハリのある職場環境にしましょう。

    残業を削減する

    従業員の残業時間が月40時間を超える企業は注意が必要です。

    従業員が毎日10時間以上働いている可能性があり、生産性や従業員の健康にも悪影響をもたらします。

    また、みなし残業やサービス残業が存在している企業はさらに注意が必要で、従業員が1日どれくらい働いているか把握できない職場環境である可能性があります。

    まずは従業員の労働時間を把握し、残業時間が40時間を超えない労働時間にできるように改善しましょう。

    勤怠を見える化する

    従業員が働く環境を会社が把握していない場合、会社への不満につながることがあります。

    「いつも遅刻しているのに注意されない」や「自分の残業が多いのに他の人は定時で上がっている」など、従業員の中でも格差を生じさせてはいけません。

    誰がいつ出勤して、どれくらいの残業をしているか全ての社員が見えるような仕組みにし、頑張っている従業員がしっかりと評価される職場環境に改善しましょう。

    シエスタの導入を検討する

    シエスタ制度とは、休憩時間を長くとり、1日を通して集中した業務が行えるようにする制度のことを指します。

    休憩時間が短く、しっかりと休めない職場では、業務中に居眠りしてしまったり、スマホをいじってしまったり、業務に集中できない従業員も出てしまう可能性もあります。

    シエスタ制度では、休憩時間内に居眠りすることも許されており、しっかりと休んだ後に集中して業務にあたれる環境をつくれます。

    従業員の業務に対する集中度を確認し、あまり集中できていない職場であればシエスタ制度を導入してみましょう。

    目安箱を設置する

    従業員の些細な声を集めるために「目安箱」を設置している企業があります。

    目安箱とは、従業員が職場で思っていること・不満に感じていることを紙に書いて、社長がその意見に返事を書く仕組みです。

    こうした仕組みを取り入れることによって、経営層が従業員の意見を把握でき、従業員が望む職場環境に改善するヒントが得られます。

    また、「困ったことがあれば上司に相談する」というのが社会人のルールであっても、実際にできない従業員もいます。

    自分の悩みを発信できる仕組みとしても目安箱は効果的な取り組みと言えるのです。

    コーチングを取り入れる

    職場の業績が上がらない時に、すべての原因を従業員の業務態度や成果のせいにしてはいけません。

    原因が何かわからない場合は、専門家に原因を追究してもらい、従業員も納得のいく改善方法を提示しましょう。

    コーチングの結果を適切に従業員にも伝え、企業が努力すべきこと、従業員が努力すべきことを明確に伝えることで、業績状況が改善されるかもしれません。

    仕事環境を改善する上での注意点

    ここからは仕事改善を行う際に気をつけるべきポイントをご紹介します。

    従業員のことを考えた施策になっているか

    改善を取り組んでも、従業員のための施策でなければ会社側の自己満足で終わってしまう可能性があります。

    従業員が不満に思うことをしっかりとヒアリングし、それに対する改善を行うことで従業員が満足いく職場に改善できるでしょう。

    課題と一致した取り組みができているか

    従業員の声を集め、職場内の課題が明確になっていたとしても、その課題を解決できる取り組みができなければ意味を成しません。

    例えば「職場の人間関係が悪い」という課題に対し、社員が業務上接点を持たないような仕組みを取り入れるのでは、真の課題は解決できないでしょう。

    課題とその原因をしっかりと明確にし、本当に着手すべき取り組みを実施しましょう。

    不公平さのある施策になっていないか

    取り組んだ施策が多くの従業員のためになることであるかも確認しましょう。

    例えば「喫煙者が多い」という課題を解決するために、喫煙者が禁煙に取り組む場合に特別金を支給する制度を取り入れたとします。

    この場合、喫煙者にとってはいい施策かもしれませんが、もともとタバコを吸わない従業員にとって不公平な施策となります。

    多くの従業員が公平で働きやすい環境にできる改善を行いましょう。

    まとめ

    今回は、仕事環境が悪い企業の特徴と仕事改善を行う大切さ、メリットについて解説しました。

    企業の大きな利益を生むためにも、従業員が納得して満足いく職場環境に整える必要があります。

    今回は実際に取り組むべき具体例も紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。

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    HR大学 編集部

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