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シエスタとは?シエスタ制度の意味や効果、導入して成功した日本企業も!

シエスタとは?意味と効果、導入事例

シエスタとは?シエスタ制度の意味や効果、導入して成功した日本企業も!

目次

    シエスタ制度とは?

    シエスタ制度とは?

    シエスタ制度とは「長い休憩」という意味で、昼寝をしなくてもこの時間のことをシエスタと呼びます。

    シエスタ制度を導入することで時間に余裕が生まれ、昼寝ができることから「シエスタ制度=昼寝制度」という意味で使われることもあります。

    シエスタ制度の目的

    昼食後はどうしても眠気が襲ってきます。シエスタ制度は眠気と戦いながら仕事をせずに、あえて昼寝をすることで午後の生産性を高めることを目的として導入する企業が増えています。

    シエスタの効果

    厚生労働省も昼食後の短時間睡眠を推奨しています。「 健康づくりのための睡眠指針2014」によれば、「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすると、眠気による作業能率の改善に効果的」と公表されています。

    また、NASA(アメリカ航空宇宙局)では1995年頃から睡眠研究を行っており、その実証実験では昼に26分間の仮眠を取ることで認知能力が34%、注意力は54%も向上したという結果も出ているほどです。
    (※参考) 厚生労働省:「
    健康づくりのための睡眠指針2014」より

    シエスタ制度の導入方法

    シエスタ制度は「休憩時間を増やして退社時間を遅くする」ということで導入ができます。法律では、8時間を超える場合は1時間休憩を取らなければならないとされていますが、1時間を超える分には問題はありません。

    たとえば、9時~18時で休憩1時間が所定の労働時間だった場合、勤務時間を9時~20時に変え、休憩を3時間にすればシエスタ制度が導入できます。

    さらに休憩について詳しく知りたい方は「 休憩とは?労働基準法の休憩時間と人事の労務管理方法を解説」をご確認ください。

    シエスタ制度のメリット

    シエスタ制度のメリット

    シエスタ制度の導入で休憩時間が長くなることから、昼寝や散歩、マッサージなど、好きなことができる時間が増えることで、従業員には様々なメリットあります。

    集中力アップ

    仕事をしているほとんどの方は、午後になってから眠気に襲われて仕事に集中できないという経験をしたことがあるのではないでしょうか。実は昼寝を15分程度取っただけでも、午後の眠気対策として効果的だといわれています。15分の昼寝により午後の集中力が上がるのであれば、昼寝を容認する環境を整えることで午後の生産性が高くなる可能性があります。

    ストレスの解消

    仕事が忙しくなると、どうしてもストレスが溜まってしまい、部下や同僚に感情的になってしまいがちです。シエスタを利用して昼寝だけではなく、散歩をしたりマッサージに行ったりなど、仕事の合間にストレスの解消ができます。

    体力回復

    日本企業では、通勤の満員電車や長時間労働で疲労が溜まりやすい環境であることが多いです。シエスタで昼寝をする時間があることで、体力の回復につながり、仕事の生産性を高めることができます。

    特に肉体労働をしている方であれば、昼寝をすることで体力の回復を図ることができ、ケガの防止にも繋がります。

    睡眠不足の解消

    睡眠不足は注意力や作業効率の低下につながり、ミスが多くなる原因になります。よく平日にきちんと睡眠をとらずに、休日に「寝だめ」する方もいらっしゃいますが、厚生労働省でも休日にまとめて睡眠をとる「寝だめ」は効果がない公表しています。シエスタ制度を導入することで昼寝をする時間ができ、毎日の睡眠不足の解消に効果的です。
    (※参考) 厚生労働省:「
    健康づくりのための睡眠指針2014」より

    シエスタ制度のデメリット

    シエスタ制度のデメリット

    シエスタ制度には集中力アップや睡眠不足の解消の効果がある一方、デメリットもあります。

    寝すぎに注意

    15分程度の昼寝は効果がありますが、寝すぎは逆効果です。睡眠が深くなってしまうと、目覚めが悪くなり、かえって頭がぼーっとしてしまいます。簡単に言えば寝起きで仕事をするようなものなので、逆に仕事の効率が落ちてしまいます。

    体内時計の乱れ

    昼寝をしすぎると夜に眠れなくなり、体内時計が乱れて逆に睡眠不足になってしまう恐れがあります。昼寝の時間は長く取りすぎないように注意しましょう。

    頭痛が起きやすくなる

    昼寝によって頭痛が発生する可能性もあります。原因は血流によるものです。睡眠時は、体や脳がリラックスしている状態であるため、血管が拡張されます。寝起きによって血流量が増加し、血管が強く拍動するため、寝起きから頭が痛いという状態が生じるのです。頭痛により午後の仕事が手につかなくなる可能性があるので注意しましょう。

    シエスタ制度の導入事例

    シエスタ制度の導入事例

    ここからは、シエスタ制度を実際に導入した日本企業をご紹介します。

    事例1:三菱地所

    三菱地所は2018年1月から仮眠制度を導入しました。昼12時から15時の間に仮眠の時間を取ることを推奨しています。社内で実施したアンケートでは「仮眠を取ることで作業の生産性が良くなった」と回答した割合は3分の2に上り、「仮眠を継続したい」と回答した割合は80%となりました。

    また、仮眠を取ることで「会議中の眠気がなくなった」「夕方までやる気が持続するようになった」「眠気が改善され、思考が進む」という感想もありました。

    事例2:GMOインターネット株式会社

    GMOインターネット株式会社は、予約制の昼寝スペースで昼寝ができる環境を整えました。12時~20時の間で30分まで利用できます。

    また、マッサージスペースも用意されており、業務の合間に10分単位で気軽に予約ができて、プロによる施術を格安で受けられる設備も整えています。

    事例3:株式会社ヒューゴ

    株式会社ヒューゴは、昼休みを3時間確保しており、13時から16時までを自由時間としています。従業員は30分ほど昼寝をした後、ジムに行ったり、映画を見に行ったりと、自由に時間を使えるようになり、ストレス解消と体力の回復にあてることができています。

    【まとめ】シエスタ制度の導入は生産性を向上させる

    シエスタ制度を導入することで、昼寝をしやすい職場環境になり、午後の生産性を向上させることができます。
    大手企業でも昼寝を容認する企業が増えており、シエスタ制度を導入する企業はますます増えていくことが予想されています。

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    HR大学 編集部

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