#人事評価
2023/11/14

目標設定の参考例、職種別シート作成の意義と記載例も紹介

目次

管理職に限らず目標設定の際に役立つのが目標設定シートです。

あらかじめ決められたフォーマットに沿って記載することで、目標設定や管理を容易にすることができます。

目標設定の重要性や目標設定シートの概要、業種ごとの記載例も確認しておきましょう。

ゼロから作る人事制度設計マニュアル

目標設定の重要性と手法

従業員の目標設定は企業や個人の成長に不可欠なものですが、目標設定とはそもそも何でしょうか。

さまざまな手法がありますが、ここではまず、基本的な手法を確認しておきましょう。

目標設定の効果

目標設定とは、達成すべきゴールを数値などの指標を使って設定し、「見える化」することです。目標設定をすることで、ゴールまでの道筋が明確に描かれ、マイルストーンの設定がしやすくなります。

目標の難易度は生産性に影響し、目標が困難であればあるほど、達成のために創意工夫が必要となるため、必然的にチームや個人のパフォーマンスが向上します。ただし、あまりにも現実的でない目標は逆にモチベーションを下げる結果となるため、注意が必要です。

また、目標を設定することで従業員の仕事に対する意識が変化するのもポイントです。達成すべきゴール、向かう方向が明確であれば、従業員はゴールに向かって邁進することができます。行き先ややるべきことがわからないストレスがなくなり、結果、モチベーションの向上・維持が期待できます。

1on1ミーティング入門書

目標設定の主な手法

目標設定にはさまざまな手法があります。最も基本的なのは『ベーシック法』と呼ばれる目標設定手法です。目標項目を設定し、達成すべきゴールの基準を数値などで決め、期限とプロセスを具体的に詰めていく方法です。

ベーシック法による目標設定

『ベーシック法』をさらに掘り下げた『三点セット法』という手法もあります。テーマ・達成レベル・達成時期の3点で構成され、達成すべきテーマを決めたら、どのレベルまで達成するかを考えます。数値化だけでなく、状態やスケジュールも基準に使うことがポイントです。

三点セット法による目標設定

達成手段を考えるコツは、『今までのやり方を少し変える』『今だからこそできること』の二つ。この二つをベースに考えることで、達成の可能性を高めて行きましょう。

高い目標を達成するための目標管理法”OKR”の基礎知識をまとめた資料はこちら

目標設定シートの作成時に気をつけるポイント

目標設定を効率的に進めるために役立つのが目標設定シートです。

目標設定シートとは

目標設定シートとは、設定した目標を規定のフォーマットに落とし込み、管理するために使われるシートのことです。

社内で共通のシートを使うことで、評価を行う人事部門や管理者が個人の目標を管理しやすいというメリットがあります。目標設定シートのフォーマットの項目は、以下の項目が一般的です。

目標設定シートの項目

何を、どのレベルまで、いつまでに、どのような方法で達成するかを目標設定時に記入し、期末など評価のタイミングで成果を書き込みます。

目標設定シート作成の意義

目標設定シート作成の意義は『目標と手順の明確化・可視化』です。達成すべきゴールと、期限やプロセスを明確にすることにより、チームや個人として、今何をすべきかが一目で分かるようになります。

評価者である上長や人事部門も、従業員の達成すべき目標を管理・把握することができ、必要に応じた指導を行うことにつながるのも、目標設定シートを作成する大きな意義だと言えるでしょう。

人事評価にかかる業務時間を最大73%削減!?「HRBrain」の詳細はこちら

職種別の目標設定シートの記載例

目標設定シートに記載する目標は、業種ごとに異なります。

事務職や営業職

事務職は一般的に事務処理をメインに行う職種ですから、事務処理をさらに効率よく行うことができるようになることを目標設定項目に定めることが必要です。PCなどのスキル向上や、業務に関連する資格の取得などを目標として設定しましょう。コストの削減といった会社やチームへの貢献も目標設定項目として適しています。

営業職は、新規顧客の開拓数や契約数など、数値で表すことができるものを目標にするのが一般的です。売上や粗利などを目標として定めるのもよいでしょう。

事務職・営業職問わず、ある程度の役職が付いているのであれば、『部下やチームの育成』といった、マネージャーとしてのマネジメントスキル向上のための目標も必要になります。

コンサルタントやサービス職

コンサルタントであれば、顧客への提案数やその成果を目標に設定しましょう。顧客の売上や利益に貢献するためにはどうすれば良いかを考え、具体的な数値に落とし込むと目標が立てやすいはずです。顧客満足度向上や資格取得なども目標にすることができます。

外食やアパレルといったサービス職は、基本的に売上数や来客数など、数値化できるものを目標にすると設定しやすいでしょう。顧客満足も重要な指標です。クレーム件数を減らすこと、会員登録数を増やすことをそのまま目標にできます。

企画やマーケティング職

企画職は組織活動の原点とも言える企画を立てる仕事です。顧客や世間のニーズを正確に読み取り、的確な企画を立てることが設定すべき目標となるでしょう。具体的には、市場調査や企画のアイデア数、採用された企画の数などを設定します。

マーケティング職であれば、自社製品をアピールして売上につなげることが課題です。目標として設定するのであれば、消費者の認知度アップや市場のシェアの拡大、それらの成果とも言える売上が目標となります。

管理部門や管理職

人事部や総務部といった管理部門は、業務が直接売上につながりにくいため目標が立てづらいと思われがちですが、社内システム導入による効率化や離職率の低下、コストの削減など数値化できる項目はいくつもあります。社内の課題を見抜き、適切な目標を設定することが重要です。

管理職にはマネジメントやリーダーシップが求められます。企業の理念や方針を理解し、部署やメンバーに正しく浸透させ、売上の達成やコストの削減など、企業の数字に直接関わるようなものが目標として考えられるでしょう。

そして、要員の管理・育成、案件の受注・管理、新規顧客の開拓など、あらゆる面から目標を達成するために必要な手順を考える必要があります。

HRテクノロジーを導入し、さまざまな人事課題を解決した企業の事例集はこちら

適切な目標設定と管理を

目標設定は企業や個人の成長に欠かすことができないものですが、そもそも目標設定が間違っていては、効果を発揮することができません。

そのためには目標設定シートを活用し、適切な目標設定と管理を行うことが重要です。

管理職の目標設定の例文

そもそも管理職は部門の売り上げ目標の管理や、部下のマネジメントをする役職のことを言います。自部門にあるリソースを使い、与えられた売上目標を達成することが求められます。

このように管理職は、会社の中枢を担う人材です。そのため、管理職の目標設定をしっかりと行うことは会社の業績を左右する重要な要素です。そこでこの章では、管理職の目標設定の例を詳しく確認していきます。

管理職に共通する目標設定の例文

管理職と言っても職位によっていくつかに分かれます。まずは、どの職位の管理職にも共通する目標設定の例文をご紹介します。

  • 部下に◯◯を徹底させることにより、部門売上高を前年比◯%以上とする。

  • ◯◯までに、部門の◯◯業務を見直し効率化を図ることによって、残業を月あたり◯時間以内に抑える。

このように管理職は、部門あるいはチーム全体の目標を、定量的に定める事が重要です。続いて、管理職をさらに細分化して、目標設定の例をみていきましょう。

課長/チームリーダー/チーフの目標設定の例文

これらのポジションは、一般的には組織における最小集団を指揮する管理職を指します。このポジションの管理職は、実務上の責任者である場合が多い役職です。

また、若手、中堅社員と日々密に関わるポジションであることから、後輩社員の育成も重要な役割です。自分の担当するチームの社員の育成目標も彼らの目標には含めると良いでしょう。

  • ◯名以上の部下をプロジェクトリーダーとして独り立ちさせる。

  • その上で、チームの売上高を前年比◯%以上に導く。

部長/マネージャーの例文

部長やマネージャーは、2~3つチームやグループを管理する役職です。会社の規模によっては労働基準法上の管理監督者と扱われることもあります。

そのため、部長やマネージャーレベルになると、社員の勤務時間と利益のバランスをマネジメントしていく事がより重要です。社員が健全に働ける環境を整える事も彼らの責任と考えても良いでしょう。

なので、部長やマネージャーの目標設定では、管轄のチームごとの適切な生産性を計算させて、チームの生産性をどのようにマネジメントしていくのかも目標に書かせると良いでしょう。

  • 各部署の月あたり◯時間以内に抑えた上で、部門売上高を前年比◯%以上とする。

  • 上記目標を達成した上で、各部署の休職者率を◯未満に抑える。

効果的な目標設定の参考になる資料

「この目標設定は適切だろうか……」
「目標シートの作り方を知りたい」    
「目標シートや制度について的確なアドバイスが欲しい」

目標シートや制度について、人事のスペシャリストに相談してみませんか? 人事評価クラウドHRBrainは、フォーマットを選ぶだけで様々な評価制度や目標管理シートを簡単に作成可能な、シンプルで使いやすい評価システムです。制度の構築も運用も、様々な疑問やお困りごとに、経験豊富な無料の専任サポートがお役に立ちます。

「HRBrain」のサービス資料を30秒でダウンロード

納得度の高い人事評価制度の構築をHRBrainコンサルティングで実現

現行の人事制度に関してこのようなお悩みはありませんか?

「評価制度が上手く機能しておらず、運用が形骸化している…」
「評価者ごとに評価基準にバラつきがあり、社員から不満が出ている…」
「自社に合った評価制度をゼロから構築したいが、何から着手すればよいかわからない…」

人事制度コンサルティングを活用することで、自社にはない知見を取り入れながら、最適な人事制度構築が可能になります。

また、人事コンサルタントのサポートから新しく人事制度を導入したものの、制度の運用が上手く行かず、新たに別の人事コンサルタント企業に依頼することで、課題が解決した事例もあります。

人事制度に関する課題を感じた際には、一度HRBrain コンサルティングへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。

HRBrainコンサルティングの特徴

  • 業種・規模・目的に応じた100社100通りの柔軟な人事評価制度構築

評価制度は経営層と社員が対話するための共通言語であると捉え、お客様の「今」と「未来」に最適な制度設計を実現します。

  • 制度構築だけでなく、制度定着まで中長期的に運用サポート

評価制度の構築だけで終わらず、制度の移行スケジュールの作成や制度説明会、評価者・被評価者研修に加え、制度の定着までをサポートし、組織の成長を生み出します。

  • “シリーズ累計2,500社以上”※ 業界トップクラスのサービス運用実績!

創業以来、累計導入社数2,500社以上であるHRBrainシリーズ(タレントマネジメントシステム、組織診断サーベイ、労務管理クラウドなど)の運用支援をしています。あらゆる業種業態の成功事例・失敗事例を共有しながら、お客様とともに各社の特徴・ご要望に合わせた評価制度構築を提供します。

※2023年9月時点

HR大学編集部
HR大学 編集部

HR大学は、タレントマネジメントシステム・組織診断サーベイを提供するHRBrainが運営する、人事評価や目標管理などの情報をお伝えするメディアです。難しく感じられがちな人事を「やさしく学べる」メディアを目指します。

\ この記事をシェアする /

  • X
  • LinkedIn

おすすめ記事