目標設定の参考例、職種別シート作成の意義と記載例も紹介
- 目標設定の重要性と手法
- 目標設定の効果
- 目標設定の主な手法
- 目標設定シートの作成時に気をつけるポイント
- 目標設定シートとは
- 目標設定シート作成の意義
- 職種別の目標設定シートの記載例
- 事務職や営業職
- コンサルタントやサービス職
- 企画やマーケティング職
- 管理部門や管理職
- 適切な目標設定と管理を
- 管理職の目標設定の例文
- 管理職に共通する目標設定の例文
- 課長/チームリーダー/チーフの目標設定の例文
- 部長/マネージャーの例文
- 効果的な目標設定の参考になる資料
- 納得度の高い人事評価制度の構築をHRBrainコンサルティングで実現
- HRBrainコンサルティングの特徴
管理職に限らず目標設定の際に役立つのが目標設定シートです。
あらかじめ決められたフォーマットに沿って記載することで、目標設定や管理を容易にすることができます。
目標設定の重要性や目標設定シートの概要、業種ごとの記載例も確認しておきましょう。
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目標設定の重要性と手法
従業員の目標設定は企業や個人の成長に不可欠なものですが、目標設定とはそもそも何でしょうか。
さまざまな手法がありますが、ここではまず、基本的な手法を確認しておきましょう。
目標設定の効果
目標設定とは、達成すべきゴールを数値などの指標を使って設定し、「見える化」することです。目標設定をすることで、ゴールまでの道筋が明確に描かれ、マイルストーンの設定がしやすくなります。
目標の難易度は生産性に影響し、目標が困難であればあるほど、達成のために創意工夫が必要となるため、必然的にチームや個人のパフォーマンスが向上します。ただし、あまりにも現実的でない目標は逆にモチベーションを下げる結果となるため、注意が必要です。
また、目標を設定することで従業員の仕事に対する意識が変化するのもポイントです。達成すべきゴール、向かう方向が明確であれば、従業員はゴールに向かって邁進することができます。行き先ややるべきことがわからないストレスがなくなり、結果、モチベーションの向上・維持が期待できます。
目標設定の主な手法
目標設定にはさまざまな手法があります。最も基本的なのは『ベーシック法』と呼ばれる目標設定手法です。目標項目を設定し、達成すべきゴールの基準を数値などで決め、期限とプロセスを具体的に詰めていく方法です。
『ベーシック法』をさらに掘り下げた『三点セット法』という手法もあります。テーマ・達成レベル・達成時期の3点で構成され、達成すべきテーマを決めたら、どのレベルまで達成するかを考えます。数値化だけでなく、状態やスケジュールも基準に使うことがポイントです。
達成手段を考えるコツは、『今までのやり方を少し変える』『今だからこそできること』の二つ。この二つをベースに考えることで、達成の可能性を高めて行きましょう。
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目標設定シートの作成時に気をつけるポイント
目標設定を効率的に進めるために役立つのが目標設定シートです。
目標設定シートとは
目標設定シートとは、設定した目標を規定のフォーマットに落とし込み、管理するために使われるシートのことです。
社内で共通のシートを使うことで、評価を行う人事部門や管理者が個人の目標を管理しやすいというメリットがあります。目標設定シートのフォーマットの項目は、以下の項目が一般的です。
何を、どのレベルまで、いつまでに、どのような方法で達成するかを目標設定時に記入し、期末など評価のタイミングで成果を書き込みます。
目標設定シート作成の意義
目標設定シート作成の意義は『目標と手順の明確化・可視化』です。達成すべきゴールと、期限やプロセスを明確にすることにより、チームや個人として、今何をすべきかが一目で分かるようになります。
評価者である上長や人事部門も、従業員の達成すべき目標を管理・把握することができ、必要に応じた指導を行うことにつながるのも、目標設定シートを作成する大きな意義だと言えるでしょう。
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職種別の目標設定シートの記載例
目標設定シートに記載する目標は、業種ごとに異なります。
事務職や営業職
事務職は一般的に事務処理をメインに行う職種ですから、事務処理をさらに効率よく行うことができるようになることを目標設定項目に定めることが必要です。PCなどのスキル向上や、業務に関連する資格の取得などを目標として設定しましょう。コストの削減といった会社やチームへの貢献も目標設定項目として適しています。
営業職は、新規顧客の開拓数や契約数など、数値で表すことができるものを目標にするのが一般的です。売上や粗利などを目標として定めるのもよいでしょう。
事務職・営業職問わず、ある程度の役職が付いているのであれば、『部下やチームの育成』といった、マネージャーとしてのマネジメントスキル向上のための目標も必要になります。
コンサルタントやサービス職
コンサルタントであれば、顧客への提案数やその成果を目標に設定しましょう。顧客の売上や利益に貢献するためにはどうすれば良いかを考え、具体的な数値に落とし込むと目標が立てやすいはずです。顧客満足度向上や資格取得なども目標にすることができます。
外食やアパレルといったサービス職は、基本的に売上数や来客数など、数値化できるものを目標にすると設定しやすいでしょう。顧客満足も重要な指標です。クレーム件数を減らすこと、会員登録数を増やすことをそのまま目標にできます。
企画やマーケティング職
企画職は組織活動の原点とも言える企画を立てる仕事です。顧客や世間のニーズを正確に読み取り、的確な企画を立てることが設定すべき目標となるでしょう。具体的には、市場調査や企画のアイデア数、採用された企画の数などを設定します。
マーケティング職であれば、自社製品をアピールして売上につなげることが課題です。目標として設定するのであれば、消費者の認知度アップや市場のシェアの拡大、それらの成果とも言える売上が目標となります。
管理部門や管理職
人事部や総務部といった管理部門は、業務が直接売上につながりにくいため目標が立てづらいと思われがちですが、社内システム導入による効率化や離職率の低下、コストの削減など数値化できる項目はいくつもあります。社内の課題を見抜き、適切な目標を設定することが重要です。
管理職にはマネジメントやリーダーシップが求められます。企業の理念や方針を理解し、部署やメンバーに正しく浸透させ、売上の達成やコストの削減など、企業の数字に直接関わるようなものが目標として考えられるでしょう。
そして、要員の管理・育成、案件の受注・管理、新規顧客の開拓など、あらゆる面から目標を達成するために必要な手順を考える必要があります。
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適切な目標設定と管理を
目標設定は企業や個人の成長に欠かすことができないものですが、そもそも目標設定が間違っていては、効果を発揮することができません。
そのためには目標設定シートを活用し、適切な目標設定と管理を行うことが重要です。
管理職の目標設定の例文
そもそも管理職は部門の売り上げ目標の管理や、部下のマネジメントをする役職のことを言います。自部門にあるリソースを使い、与えられた売上目標を達成することが求められます。
このように管理職は、会社の中枢を担う人材です。そのため、管理職の目標設定をしっかりと行うことは会社の業績を左右する重要な要素です。そこでこの章では、管理職の目標設定の例を詳しく確認していきます。
管理職に共通する目標設定の例文
管理職と言っても職位によっていくつかに分かれます。まずは、どの職位の管理職にも共通する目標設定の例文をご紹介します。
部下に◯◯を徹底させることにより、部門売上高を前年比◯%以上とする。
◯◯までに、部門の◯◯業務を見直し効率化を図ることによって、残業を月あたり◯時間以内に抑える。
このように管理職は、部門あるいはチーム全体の目標を、定量的に定める事が重要です。続いて、管理職をさらに細分化して、目標設定の例をみていきましょう。
課長/チームリーダー/チーフの目標設定の例文
これらのポジションは、一般的には組織における最小集団を指揮する管理職を指します。このポジションの管理職は、実務上の責任者である場合が多い役職です。
また、若手、中堅社員と日々密に関わるポジションであることから、後輩社員の育成も重要な役割です。自分の担当するチームの社員の育成目標も彼らの目標には含めると良いでしょう。
◯名以上の部下をプロジェクトリーダーとして独り立ちさせる。
その上で、チームの売上高を前年比◯%以上に導く。
部長/マネージャーの例文
部長やマネージャーは、2~3つチームやグループを管理する役職です。会社の規模によっては労働基準法上の管理監督者と扱われることもあります。
そのため、部長やマネージャーレベルになると、社員の勤務時間と利益のバランスをマネジメントしていく事がより重要です。社員が健全に働ける環境を整える事も彼らの責任と考えても良いでしょう。
なので、部長やマネージャーの目標設定では、管轄のチームごとの適切な生産性を計算させて、チームの生産性をどのようにマネジメントしていくのかも目標に書かせると良いでしょう。
各部署の月あたり◯時間以内に抑えた上で、部門売上高を前年比◯%以上とする。
上記目標を達成した上で、各部署の休職者率を◯未満に抑える。
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