#人材育成
2023/05/30

理念ってなに?基本的な考え方から有名企業の理念まで、徹底的に紹介!

目次

    最近、社内で「DX推進」「ペーパーレス化」「電子申請」などの言葉を耳にしませんか?
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    理念とは

    理念とは

    会社員なら一度は聞いたことがある理念という言葉、その意味と使われ方をわかりやすく説明します

    理念とは 

    理念とは、物事において「このようにあるべき」という、根本となる考えを意味するものです。「根本的なもの、価値観」のような意味で使われ、「会社組織は何のために存在するのか」「事業経営をどんな目的で行うのか」「組織の存在意義や使命」などを普遍的な形式で基本的な価値観を表しています。その中でも理念と表現される2つの意味も分けて紹介します。

    •経営理念
    企業が持つ「何のために経営をするのか、経営そのものに関する考え方、目標、手段」のことで、企業活動を行う際、指針として使用します。

    •企業理念
    企業の在り方や目的などを示します。社員の基本的な行動指針にもなり、選択の際に大きく役立ちます。企業が最も重要とする考え方や目的を示すものです。

    近い言葉で勘違いしやすいキーワード

    ミッションとビジョンは、理念とは意味合いが異なります。ミッションとは企業が社会において成し遂げたいと考える役割や企業活動を規定するもの。いわば企業の存在意義です。ビジョンは企業が将来的に達成したい状態や時期や売上など具体的な到達目標を指します。ミッションには時間軸がありませんが、ビジョンには時間軸があります。

    理念を持つ意味

    理念を持つ意味

    経営理念や企業理念に代表されるような、理念を持つことで、どのようなところに影響が出てくるか、その効果を一部紹介させて頂きます。

    経営理念を持つと迷いが消える

    経営理念を持つ事で、社員ひとりひとりが仕事に対して高い意識を持てるようになります。その結果業務効率化やパフォーマンスの向上が期待できます。なぜなら、経営理念によって組織が目指すべき方向が明確になり、日々の行動に迷いがなくなるためです。そして、組織全体の考え方や目標がさらに明確に定められることで、体制強化も実現します。

    長い目で物事を見ることができる

    経営理念を持つことで、明確な指針の構築により、物事を長い目で見る事ができるようになります。指針に沿って「今後、どの方向に向かって邁進するのか」「1年後、5年後、10年後、どのような企業になっていたいか」などの将来像を現実的にイメージできるからです。その時々の判断も、長期的な目で見ることができるようになり、言動や思考などもそのように変わります。その際、目指すべき姿を把握できるよう、目標や未来像を言語化するとよいでしょう。

    ブレない軸を持つことにつながる

    経営理念を持つことで、流行など日々起こりうる社会現象や、他人の言動から、大きな影響を受けにくくなります。流行に振り回されず、あくまでもひとつの情報として客観的に捉え、解釈できるようになるためです。変わらないといけない点、変わってはいけない点が明確になると、それが判断材料の一つになります。経営理念を持ち、自己の価値観を確立すると、ビジネスのさまざまなシーンで個性や能力を発揮できるようになるでしょう。

    自社に適した人材を採用することができる

    経営理念を公開することで、その経営理念に賛同する同じ価値観の人材を集めることが可能になります。どんなに高い能力を持った人材でも、価値観や考えにズレがあるとモチベーション低下や早期退職につながります。自社に適した人材を採用し育てていくためには経営理念は重要です。

    自社の存在意義を公言することで、企業の認知度を高めることができる

    企業理念を上手に活用することで、企業の認知度を高めることもできます。成長する企業は、自らの「存在意義」が社内外に広まっています。経営理念を多くの人達と共有し分かち合えるような企業は、社会貢献している企業として発展していきます。

    有名企業の経営理念

    有名企業の理念

    ほとんどの企業は理念をもって企業活動をしています。その中で有名な企業の理念を紹介します

    事例1:株式会社 ファーストリテイリング

    株式会社 ファーストリテイリングは、「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」をステートメント(企業の社会的使命)としています。

    またグループ全体の理念として下記内容を掲げています。

    ”本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します。 独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します。”

    (※引用:FAST RETAILING WAY (FRグループ企業理念

    事例2:Amazon

    Amazon.co.jpは、「地球上で最もお客様を大事にする企業」であることを使命としています。

    また、顧客がオンラインで求めるあらゆるものを、検索・発見・低価格で提供することに加え、世界中の様々なニーズに対応する新しいイノベーションを導入することに努めています。

    事例3:楽天グループ株式会社

    楽天グループ株式会社は、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」ことをミッションとしています。

    「常識にとらわれず、アイデアを重んじ、イノベーションで世界を変えること」を目標に掲げ、顧客への満足度の高いサービスの提供と社会の変革を豊かにし、「グローバルイノベーションカンパニー」であり続けることをビジョンにしています。

    事例4:トヨタ自動車株式会社

    トヨタ自動車株式会社 は、「あらゆる事業活動を通じて、豊かな社会づくりに貢献し、すべてのステークホルダーから信頼される良き企業市民を目指す」という理念を掲げています。

    創業以来、経営の核として「豊田綱領」なるものを貫いており、現在は「トヨタフィロソフィー」と呼ばれています。これはトヨタグループの創始者である豊田佐吉の考え方をまとめたもので、同社のDNAとなっています。

    ・豊田綱領

    一、 上下一致、至誠業務に服し、産業報国の実を挙ぐべし。

    一、 研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし。

    一、 華美を戒め、質実剛健たるべし。

    一、 温情友愛の精神を発揮し、家庭的美風を作興すべし。

    一、 神仏を尊崇し、報恩感謝の生活を為すべし。

    (※参照)「トヨタフィロソフィー:創業以来受け継がれてきた「豊田綱領」の精神」より

    企業理念の浸透に必要なこと

    理念浸透に必要なこと

    立派な企業理念を掲げても働く社員へ浸透させるのは難しいです。どういった形で取り組んでいるのかをご紹介します。

    新人教育

    終身雇用制、年控序列が減りつつあり、定年まで一つの企業に勤め上げるという考え方から転職が一般的に捉えられるようになりました。中途採用の社員が増えると最初のアクションが大切です。新人研修で経営理念について学ぶ機会を設けましょう。新入社員は企業の考え方を早期に知り、どのような働き方や行動が求められるか把握します。それが仕事のモチベーションにつながり、離職率を下げる結果につながります。

    社内ポータルサイトを活用する

    社内のポータルサイト内に経営陣の発信ページを作るのも第一歩です。その中で、経営理念について簡潔に説明する場を設けます。全体朝礼等とは異なり社員を集める必要がなく、自由なタイミングで閲覧できるメリットがあります。経営理念が生まれた経緯や、実現のための行動指針などと合わせて説明すると続きを楽しみになるようになります。そして、社員全員が時間を見つけて閲覧するよう周知しておきましょう。

    社内報の有効活用

    社内報でコラムとして経営理念について説明する施策もあります。社内報は定期的に発行されるため情報鮮度が高く、企業の成長フェーズや、社内で課題になっている点を反映した内容にできるメリットがあります。経営理念を説明したり、理念に沿った行動ができている社員を紹介したりすることで、広く経営理念を普及させやすくなります。

    経営理念を人事や評価制度に取り入れる

    社員が日頃から経理理念に沿った思考や行動が取れるようにすることが重要です。日々の業務と合わせて、理念行動を人事や評価制度に取り入れます。「経営理念に沿った人物像」を体現できているかも評価の一つとして盛り込み「経営理念を意識した行動ができている」といった具体的行動を軸に作成します。経営理念に基づいた行動を意識すれば、次第に企業が求める人物像が形成され、社員の自主的な行動を促すことにつながります

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    HR大学編集部
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