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【人事実践】従業員満足度(ES)向上の調査法。分析指標など規模別取組事例

従業員満足度調査法

【人事実践】従業員満足度(ES)向上の調査法。分析指標など規模別取組事例

目次

    従業員満足度調査の指標

    従業員満足度向上のための調査指標、分析の仕方などを企業規模別に取り組み事例を交えてまとめました。厚生労働省が提唱する従業員満足度(ES)とは?など基本を押さえながら実践しましょう。

    従業員満足度(ES)とは?意味・定義

    従業員満足度調査とは

    従業員満足度(ES)とはなんなのか?

    上げるために必要なことは?ここでは従業員満足度の基礎的な知識について簡単に説明します。

    従業員満足度(ES)の意味や定義などの基礎的なことをさらに詳しく知りたい方は「 【人事基礎】従業員満足度(ES)調査とは?サーベイの種類、生産性向上の要素」をお読みください。

    従業員満足度(ES)とは

    ESとは英語の「Employee Satisfaction」を略した言葉で「従業員満足」のことを示します。仕事内容や給与、福利厚生、人間関係など様々な角度から判断されることを定義とした言葉です。

    厚生労働省発表の従業員満足度(ES)とは

    厚生労働省では、「魅力ある職場づくり」のなかで顧客満足度(CS)だけでなく、従業員満足度(ES)を重視するよう発表しています。
    (※参考) 厚生労働省:「
    今後の雇用政策の実施に向けた現状分析に関する調査研究事業 報告書」より

    実際の調査でも顧客満足度と従業員満足度(ES)の両方を重視している企業は、売上高も向上し、人材確保もできているという結果が出ています。

    従業員満足度(ES)調査の指標・質問項目の注意点

    従業員満足度調査の指標

    具体的に調査を進めていくために、従業員満足度(ES)調査おいての、指標と質問項目の注意点について説明します。

    従業員満足度(ES)調査における指標

    従業員満足度の指標

    従業員満足度(ES)調査においての指標とは、動機付け要因(満足度がプラスになる要因)と、衛生要因(満足度がマイナスになる要因)、そして総合的な満足度で分けて考えていきます。

    これはアメリカの臨床心理学者である、フレデリック・ハーズバーグ氏が提唱した「動機づけ・衛生理論(二要因理論)※1」という考え方です。衛生要因(不満足要因)を満たすことで従業員の不満を減らし、動機付け要因(満足要因)を向上させることで満足度を高めることが求められます。
    (※1 参考)一般社団法人日本きらめき協会「2要因理論における働き方改革と働きがい改革」より

    調査の質問項目

    アンケートの質問項目は、指標をベースに考えていきます。質問の内容は分かりやすく、答えやすさを意識して作成しましょう。

    • 基本情報に関する項目:性別、年代、勤続年数、所属部署、役職
    • 動機付け要因に関する項目:仕事、評価、処遇、成長機会
    • 衛生要因に関する項目:経営方針、組織風土、人間関係、報酬水準、福利厚生や労働水準
    • 総合的な項目:全体の満足度、働きがい、企業への愛着
    満足度の点数化

    各項目の満足度と重要(期待)度を点数化して、ポートフォリオの表に配置します。配置した内容の中で、「最優先で改善すべき項目」(満足度が低く、重要度の高い)の結果が一番重要です。そこから改善案をたて、対策に繋げます。

    計測方法・ポートフォリオ分析

    計測方法

    従業員満足度(ES)調査が完了したあとは、調査結果をどう分析し、活用するかが重要です。ここでは、結果の計測方法とポートフォリオ分析について説明します。

    従業員満足度(ES)調査の計測方法

    調査が完了後、結果を集計します。結果を分析することにより、従業員満足度はもちろん、企業の隠れた問題点も明確になります。

    • 分析の観点
    • 対象者全体の平均と、組織、属性別の平均値を比較
    • 同一回答をした組織、属性別の割合を比較
    • 項目間の相関関係を分析
    • 項目の平均値、偏差値を集計
    • 前回調査時との比較

    ポートフォリオ分析

    ポートフォリオ分析

    ポートフォリオ分析とは、「満足度」を縦軸と「重要(期待)度」を横軸に示したものです。

    経験上、「最優先で改善すべき項目」には、多数の企業向上に向けたヒントがあります。人事担当からすると目を背けたくなるような内容もあるかもしれませんが、ひとつひとつ、目を通して改善していきましょう。丁寧に解決していくことが、必ず従業員満足に繋がります。

    従業員満足度(ES)調査のツール・サービス

    従業員満足度調査ツール/サービス

    「従業員満足度(ES)調査の重要性については理解したけど大変そう」と思っていませんか。そんなときは、正確な結果内容と改善ポイントが調査できるツールやサービスを活用して業務の効率化をしましょう。

    Freeasy

    自由で簡単な操作性が魅力の24時間セルフ型アンケートツールです。非対面のWEB調査には、面談の場が苦手な人でも素直な意見を伝えやすいというメリットがあります。500円〜という低コストもおすすめです。

    Questant

    簡単、直感的に無料でWEBアンケートが作成できる、セルフ型アンケートツールです。無料プランもあるので、まずは試してみることも可能です。

    Geppo

    継続率98%の人事管理ツールです。「個人サーベイ」と「組織サーベイ」を使って従業員のコンディションや組織エンゲージメントを効果的に把握することができます。

    従業員満足度調査は人事システム連携を!

    経営・組織の課題を正確に特定するための質問設計、回答結果の分析から課題に対するアクション検討は工数、品質ともに有料のサービスが無料のものに比べ勝っています。

    その中でも、従業員満足度調査を人事施策に活用しようと考えるのであれば、就業管理・人材育成等、他の人事機能も有している人事システムの導入が望ましいと言えるでしょう。

    企業/事業規模別、調査事例と結果

    企業別調査事例

    最後に従業員満足度(ES)調査を取り入れた日本企業の具体的施策とその結果どのような制度を整えていったのかをご紹介します。

    大東建託株式会社

    従業員満足度調査の導入により「対症療法的な人事施策」から「先手的な人事戦略」へ転換。実際に不妊治療について相談があったことをきっかけに短時間勤務制度を取り入れる事例など、積極的に従業員のニーズを制度に取り入れる取り組みを実践しています。

    株式会社ディー・エヌ・エー

    「シェイクハンズ制度」という、本人と移動先の上長の合意があれば、人事の上司の許可なく異動可能な制度が導入されています。この制度の導入により「マネジメントへの納得」や「仕事への満足度」に繋がっています。

    株式会社メルカリ

    「merci box」と名付けられた福利厚生制度は、従業員がイキイキと働くための環境づくりを意識し、充実した仕組み・社内制度を作り上げています。

    具体的には妊活のサポートや病児保育費支援・認可外保育園補助など育児にまつわる福利厚生が充実しています。
    社内に設置されたドリンクの自動販売機が全て無料であったり、エンジニア職へ希望のPCスペックを叶える貸与制度を導入しています。

    株式会社未来工業

    「日本一社員が幸せな会社」と呼ばれている企業です。「アイデアを500円で会社が買う」という制度があり、採用されたアイデアは3万円、1年間で200件以上提案すると15万円が支給されます。制度を含む風通しの良い会社風土から、創業以来赤字無しという実績があります。

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    HR大学 編集部

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