人事コンサルタントとは?仕事内容・依頼メリットと失敗しない選び方|HR大学
人材データの一元管理を実現し、あらゆる人事施策の実行をサポート
- 人事コンサルタントとは
- 人事コンサルタントの種類
- 人事コンサルタントの仕事
- 人事コンサルタントに求められる能力
- 人事コンサルタントに役立つ資格
- 人事コンサルタントに依頼するメリット
- 専門家の知識と経験が活用できる
- 自社の不足している部分を補える
- 人事コンサルタントが注目される背景
- 人事コンサルタントに依頼するデメリット
- 自社内に知見がたまりづらい
- コストがかかる
- 人事コンサルタントは必要?依頼すべきタイミング
- 人事コンサルティングの費用相場と内訳
- 失敗しない人事コンサルタント会社の選び方
- 人事コンサルタント会社の種類
- 人事コンサルタント会社の選び方
- 主な人事コンサルタント会社
- 人事コンサルティング依頼の流れ
- 人事コンサルタントに依頼した事例
- ネットワンシステムズ株式会社
- 自動車部品メーカー(従業員数約4,000名)
- 株式会社Sun Asterisk
- 納得度の高い人事評価制度の構築をHRBrainコンサルティングで実現
- HRBrainコンサルティングの特徴
この記事でわかること
人事コンサルタントの役割や、関連資格からわかる専門領域
人事コンサルタントに依頼すべきタイミングや費用相場
人事コンサルティングの依頼の流れや選び方のポイント
人事コンサルタントとは、企業の人事課題に対して、専門的な知見をもとに制度設計や採用・育成、組織改善などを支援する専門家です。
人的資本経営や人事DXへの対応、人材不足への対策などを背景に、社内だけでは人事課題の整理や改善が難しい企業も増えており、人事コンサルタントへの注目が高まっています。
この記事では、人事コンサルタントの役割や注目される背景、依頼するメリット・デメリットなどを詳しく解説します。人事コンサルタントに依頼すべきタイミングや費用相場、選び方、依頼の流れなども紹介しているので、自社の人事課題を整理し、外部支援の活用を検討したい方はぜひ参考にしてみてください。
人事コンサルタントとは
人事コンサルタントとは、人事に関する課題解決を行うために提案・実行を行う仕事です。ただ一口に人事コンサルタントといっても様々な領域に分かれます。まず、はじめに人事コンサルタントという仕事について詳しく解説します。
ゼロから作る人事制度設計マニュアル
人事コンサルタントの種類
人事コンサルタントは、人事領域の課題解決を行う仕事です。人事領域は主に3つに分類されます。
採用
人事組織・制度
人材育成
この3領域が存在し、それぞれの領域に特化したコンサルタントがいます。また、企業のグローバル進出に伴い、グローバル人事に関するコンサルティングを行う企業も増えています。
人事コンサルタントの仕事
人事コンサルタントの仕事は、人事が行う仕事の全領域に渡ります。非常に幅広いため3つの領域ごとに紹介します。
【採用コンサルタント】
採用コンサルタントの仕事は、企業の採用領域における課題解決です。
求人数を増やしたい
望む人材を採用したい
採用活動を効率化したい
といった、企業の悩みを解決します。
【人事組織・制度コンサルタント】
人事組織・制度コンサルタントの仕事は、人事制度の構築・改革、組織開発等です。
新たに人事制度を構築したい
古くなった評価制度を変えたい
組織構造を変えて、企業体質を改革したい
といった、企業の悩みを解決します。
【人材育成コンサルタント】
人材育成コンサルタントは、企業の人材育成に関する課題解決を行います。
研修プログラムを充実させたい
人材が育たない状態を解決したい
特定スキルを習得させたい
といった、企業の悩みを解決します。
ここで、紹介したのは大きな分類での仕事です。人事コンサルタントの仕事は人事の仕事の全領域に渡ります。人事の仕事についてさらに詳しく知りたい方は「人事という仕事について 役割や最近の潮流を解説」をご覧ください。
人事コンサルタントに求められる能力
人事コンサルタントに求められる能力は、一般的なコンサルタントに求められる能力と同じです。具体的には、
担当領域の知見
問題発見能力
論理的思考力
の3つです。人事コンサルタントとして、人事領域に関する知見が必要なことは大前提です。その上で、クライアントの問題の本質を捉える問題発見能力、問題に対して論理的に解決策を導き出す論理的思考力が必要となります。
人事コンサルタントに役立つ資格
人事コンサルタントへ依頼する際は、以下のような資格を保有しているかを確認することで、専門性を判断する材料になります。
社会保険労務士:労務管理・就業規則・社会保険手続きなどに関する専門性がある
中小企業診断士:経営課題を踏まえた組織改善や人材戦略に関する知見がある
キャリアコンサルタント:従業員のキャリア形成や人材育成に関する知見がある
ただし、資格の有無だけで判断せず、自社と近い課題・規模での支援実績や提案内容もあわせて確認することが重要です。
人事コンサルタントに依頼するメリット

前章で資格が必要ないとも解説しましたが、では人事コンサルタントに依頼するメリットはあるのでしょうか。ここでは、人事コンサルタントに依頼するメリットを解説します。
専門家の知識と経験が活用できる
人事コンサルタントは、人事に関する幅広い知識と経験を有する専門家です。人事コンサルタントは多くの企業の人事の課題を知り、その解決方法を知っています。そのため、目先の課題解決だけではなく、長期的な目線に立った課題解決や、将来起き得る課題に対する事前対処をすることが可能です。
自社の不足している部分を補える
人事に関する深い知識を持った従業員がいない場合、各法律を遵守し、自社に適した人事制度を構築することは難しいです。自社に必要な人材がいない場合、人事コンサルタントを活用すると良いでしょう。
また、不足している領域のみをスポット的にコンサルティングしてもらうという手段もあります。その際に、依頼した領域のノウハウを習得すると今後にもつながるでしょう。
人事コンサルタントが注目される背景
人事コンサルタントが注目される背景には、企業の人材課題の複雑化が挙げられます。
近年は、人的資本経営や人的資本開示への対応が求められ、人材を採用・配置・育成するだけでなく、経営戦略と連動した人事施策の設計が重要になっています。また、人材不足が続くなかで、採用力の強化や離職防止、従業員エンゲージメント向上に取り組む企業も増えているのが実情です。
さらに、人事DXの推進により、人事データの活用やシステム導入を進める必要性も高まっています。
一方で、評価制度や育成制度を整えても運用が形骸化し、成果につながらないケースも少なくありません。制度が現場の実態と合っていなかったり、管理職への浸透が不十分だったりすると、従業員の納得感や組織改善にはつながりにくくなります。
そのため、外部の専門的な視点から複雑な課題を整理し、経営戦略や現場の状況に合った制度設計・運用改善を支援する人事コンサルタントへの関心が高まっているといえます。
出典:令和6年版 労働経済の分析 -人手不足への対応-|厚生労働省
人事コンサルタントに依頼するデメリット
人事コンサルタントに依頼するメリットは先述のとおりですが、デメリットも少なからず挙げられます。
自社内に知見がたまりづらい
デメリットの1つが、「自社内に知見がたまりづらい」ということです。人事は会社経営していく上で、必要不可欠なポジションです。その人事を外部に頼ってしまうと、自社の人事に精通した人材が不足してしまうでしょう。そのため、全てを頼るのではなく、自社に人事担当者を置き人事コンサルタントと二人三脚で進められる体制を作ることがおすすめです。
人事担当者の採用や登用について詳しく知りたい方は「人事担当者の採用や登用について いつどんな人物を選ぶべきか?」をご覧ください。
コストがかかる
デメリットの2つ目が「コストがかかる」です。人事コンサルタントは専門的な知識が必要になるため、依頼コストは高くなりがちです。自社で新たに人事に精通した人材を採用することも視野に、人事コンサルの活用を考えましょう。
人事コンサルタントは必要?依頼すべきタイミング
人事コンサルタントへの依頼は、社内だけで人事課題を整理・改善するのが難しくなったタイミングで検討する必要があります。
たとえば、以下に当てはまる場合は、外部の専門家に相談することで、課題解決を目指しやすくなるでしょう。
評価制度や育成制度が形骸化し、従業員の納得感や成長につながっていない
人事専任者が不在、または担当者の業務負担が大きく、制度設計や改善まで手が回らない
M&Aや組織再編により、企業文化・人事制度・雇用条件の統合が必要になっている
急成長や拠点拡大により、採用・配置・評価・育成の仕組みを整える必要がある
離職率の上昇やエンゲージメント低下など、組織課題が表面化している
このような状況では、現状分析から制度設計、運用改善まで支援を受けることで、自社に合った人事施策を進めやすくなります。
人事コンサルティングの費用相場と内訳
人事コンサルティングの費用は、依頼内容や支援範囲、契約期間によって異なります。
一般的な月額費用の目安は、以下のとおりです。
支援タイプ | 月額費用の目安 | 主な支援内容 |
|---|---|---|
スポット相談・顧問型 | 数万円〜15万円程度 | 労務相談、人事制度に関する助言、運用上の相談対応 |
プロジェクト型 | 30万円〜80万円程度 | 評価制度・報酬制度の見直し、採用支援、研修設計 |
戦略・組織開発型 | 60万円以上 | 人事戦略の策定、組織開発、人事DX推進、制度の運用定着支援 |
また、見積もりを比較する際は、単純な金額だけで判断せず、以下の点を確認することも重要です。
支援範囲:現状分析・制度設計・運用支援・定着支援のどこまで含まれるか
支援体制:担当者の人数や専門領域、ミーティング頻度はどのようになっているか
成果物:診断レポート・制度設計書・評価シート・研修資料など何が納品されるか
追加費用の有無:訪問対応・研修実施・システム導入支援などは別料金になるか
同じ月額費用でも、支援範囲や成果物によって実際の費用対効果は変わるため、複数社から見積もりを取りながら比較検討することが大切です。
失敗しない人事コンサルタント会社の選び方

人事コンサルタント会社は中小企業から大企業まで数多く存在します。では、どのように選べばいいのでしょうか。ここでは、人事コンサルタント会社の種類と選び方を解説します。
人事コンサルタント会社の種類
人事コンサルティングサービスを提供する企業は多く存在します。その種類は大きく3つに分類することが可能です。ここでは、企業規模や資本ではなく企業が有するサービスによって分類します。それが、
人事コンサルタント専門の企業
総合コンサルタント企業の一部門
人事ソフト等のシステム販売企業
の3種類です。それぞれの特徴を解説します。
人事コンサルティング専門の企業
人事コンサルティングを専門に提供する企業です。人事コンサルのみを提供しているため、人事領域に関する深い知見が特徴です。中小企業から大企業まで幅広い企業に対応可能です。
総合コンサルティング企業の一部門
総合コンサルティング企業の一部門として、人事コンサルティングを提供している場合です。経営や財務、ITなど他領域のコンサルも提供しているため、人事コンサル領域を超えてコンサルティングサービス提供を受けることが可能です。主に大企業に向いているでしょう。
人事ソフト等のシステム販売企業
人事系のソフトやシステム販売を行っている企業が、システムと一緒に人事コンサルティングサービスを提供している場合です。販売しているシステムありきのコンサルティングとなりますが、システム構築だけではなく運用までを見据えたコンサルティングを受けることができるでしょう。
人事コンサルタント会社の選び方
人事コンサルタントの力を借りようと思った時、いくつかの企業にアポイントを取り提案を受けることになると思います。その中から自社にあった会社を選ぶにはどこに注意すればよいのでしょうか。ここでは3つのポイントを紹介します。
自社と同じ規模の企業の実績はあるか
まず、自社と同じ規模の企業のコンサル実績があるかを見ましょう。従業員50人の企業に対する課題解決方法と、従業員1,000人の企業に対する課題解決方法は異なります。そのため、自社と同じ規模の企業をコンサルした実績があるかは大切なポイントの1つです。
自社の目的にマッチしているか
自社の解決したい課題を深く分析し、その目的にマッチした提案があったかも1つのポイントです。伝えた課題から、自社でも把握できていなかった本質的な問題を発見し、それに対する解決方法の提案をしてきた企業からは効果的なコンサルを受けられる可能性が高いです。
先を見据えた提案か
先を見据えた提案ができているかも見極める1つのポイントです。人事制度は作って終わりではありません。むしろ作った後の運用からがスタートとも言えます。運用まで考えた提案がされているかは重要なポイントです。
また、企業規模は年数とともに変わります。多くの企業では増加していくでしょう。そこで、今の企業規模だけではなく、将来の企業規模も見据えた提案かどうかもチェックすると良いでしょう。
主な人事コンサルタント会社
主な人事コンサルタント会社を先ほどの3つの分類に分けて紹介します。数多く存在するため、ここで紹介する企業はごく一部になります。自社にあったコンサルティング企業を見つけるために、実際に調べて問い合わせてみると良いでしょう。
【人事コンサルティング専門の企業】
マーサージャパン株式会社
ウイリス・タワーズワトソン
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
【総合コンサルティング企業の一部門】
アクセンチュア株式会社
PwCコンサルテイング合同会社
株式会社船井総合研究所
【人事ソフト等のシステム販売企業】
株式会社HRBrain
株式会社リンクアンドモチベーション
株式会社ビズリーチ
人事コンサルティング依頼の流れ
人事コンサルティングは、一般的に以下の流れで進みます。
- ヒアリング
自社の人事課題や組織状況をコンサルタントに共有します。評価制度の運用状況、採用・育成の課題、従業員エンゲージメントの状態などを整理し、現状を把握してもらいます。
- 提案
ヒアリング内容をもとに、支援範囲や実施期間、支援体制、成果物、費用などを含む提案を受けます。
- 契約
提案内容や費用、支援範囲に納得できれば契約へ進みます。契約前には、対応範囲や納品物、追加費用の有無を確認しておくことが大切です。
- 実行
契約内容に沿って、制度設計や採用支援、研修、人事DX推進などの施策を進めます。
- 定着支援
施策を導入して終わりではなく、運用状況を確認しながら改善を重ね、社内に定着させます。
人事課題が明確でない場合や、どこまで外部に依頼すべきか迷っている場合には、まず無料相談を利用し、自社に必要な支援内容を確認することも重要です。
人事コンサルタントに依頼した事例

実際に人事コンサルタントに依頼するとどのような成果が得られるのでしょうか。ここでは、人事コンサルタントに依頼した事例を紹介します。
ネットワンシステムズ株式会社
ネットワンシステムズ株式会社は、人材に選ばれる会社になるため若手向けのキャリア施策を導入しました。施策導入にあたって、株式会社リンクアンドモチベーションにキャリア研修設計を依頼しています。キャリア研修の設計の際に、価値を感じた点は4つあります。
キャリアについて考える研修で動機付けの仕組みが徹底されている
会社のやりたいことの実現
企業カルチャーに合わせた研修設計
チームでのコンテンツ提供
これらの価値を内包するコンサルによって、無事に若手向けのキャリア施策を導入することができました。
自動車部品メーカー(従業員数約4,000名)
ある自動車部品メーカーは、採用において2つの課題を抱えていました。それが、
多数の応募者管理
ターゲット人材の採用
です。そこで採用コンサルタントを行う企業のサービスを導入しました。その中で、主に2つの施策を実施しました。
ターゲット人材に向けた採用手法の導入
応募者管理のアウトソーシング
その結果、ターゲット人材限定の説明会開催と、ターゲット人材の大量応募を実現しました。採用は、求人媒体・広告など多くの手段が存在するため最善の選択をするのが難しい部分です。その点をコンサルの力を借りることで、効率よくをこなうことができます。
株式会社Sun Asterisk
株式会社Sun Asteriskは、人事評価制度構築に際してタレントマネジメントシステムHRBrainを導入しました。導入の際、株式会社HRBrainから運用方法等のサポートを受けています。
HRBrainの活用方法
評価制度の型の制作
評価に関する業務フローの設計
などのサポートによって、評価制度の構築が出来、安心して運用を開始できています。システム導入に伴い、ただ導入するだけではなく、人事評価制度の課題解決サポートを行った事例です。
納得度の高い人事評価制度の構築をHRBrainコンサルティングで実現
現行の人事制度に関してこのようなお悩みはありませんか?
「評価制度が上手く機能しておらず、運用が形骸化している…」
「評価者ごとに評価基準にバラつきがあり、社員から不満が出ている…」
「自社に合った評価制度をゼロから構築したいが、何から着手すればよいかわからない…」
人事制度コンサルティングを活用することで、自社にはない知見を取り入れながら、最適な人事制度構築が可能になります。
また、人事コンサルタントのサポートから新しく人事制度を導入したものの、制度の運用が上手く行かず、新たに別の人事コンサルタント企業に依頼することで、課題が解決した事例もあります。
人事制度に関する課題を感じた際には、一度HRBrain コンサルティングへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。
HRBrainコンサルティングの特徴
業種・規模・目的に応じた100社100通りの柔軟な人事評価制度構築
評価制度は経営層と社員が対話するための共通言語であると捉え、お客様の「今」と「未来」に最適な制度設計を実現します。
制度構築だけでなく、制度定着まで中長期的に運用サポート
評価制度の構築だけで終わらず、制度の移行スケジュールの作成や制度説明会、評価者・被評価者研修に加え、制度の定着までをサポートし、組織の成長を生み出します。
“シリーズ累計2,500社以上”※ 業界トップクラスのサービス運用実績!
創業以来、累計導入社数2,500社以上であるHRBrainシリーズ(タレントマネジメントシステム、組織診断サーベイ、労務管理クラウドなど)の運用支援をしています。あらゆる業種業態の成功事例・失敗事例を共有しながら、お客様とともに各社の特徴・ご要望に合わせた評価制度構築を提供します。
※2023年9月時点






