人事業務効率化とエンゲージメント向上を推進。人材育成に力を入れるC-Unitedの取り組みとは

人事業務効率化とエンゲージメント向上を推進。人材育成に力を入れるC-Unitedの取り組みとは

C-United株式会社 管理本部 人事部

出口 明宏 様

  • サービス業
  • 1001名~
  • 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
  • 人材データを一元管理したい
  • 従業員エンゲージメントを向上させたい
  • 組織の課題把握・分析がしたい
  • タレントマネジメント
  • 人事評価
  • 組織診断サーベイ

HRBrain導入開始:2021年11月01日

人事業務効率化とエンゲージメント向上を推進。人材育成に力を入れるC-Unitedの取り組みとは

  • 課題背景
    • 評価を全て紙ベースで運用しており、年間1,700時間かかっていた
    • 会社統合、新型コロナウィルス影響など従業員の先行き不安が退職増加につながっていた
  • 打ち手
    • HRBrainで人事評価の運用を行う
    • サーベイ結果をもとに等級ごとの傾向を分析
  • 効果
    • 削減できた評価作業時間を、評価納得度向上のための施策に使えるようになった
    • 課題点をサーベイスコアとして可視化できたことで、具体的な対応策を講じられるようになった

C-United株式会社の管理本部 人事部の出口明宏様に、HRBrain導入の経緯、具体的な活用方法、おすすめポイントを伺いました。

ー貴社の事業内容を教えてください。

出口様:
カフェ・ベローチェ、珈琲館、カフェ・ド・クリエなどのカフェチェーンの経営(直営店及びフランチャイズ店舗)をしています。
従業員数は8,731名(うち社員数676名/2023年1月現在)です。

ーご担当者様のお役回り・ご経歴を教えてください。

出口様:
珈琲館株式会社(C-United株式会社に合併)で店長・SVを8年間経験しました。
一度は外食産業を離れ人材サービス企業へと転職しましたが、「外食で採用がやりたい」という気持ちが強くなり、2019年6月株式会社シャノアールに入社しました。
その入社から約2年後となる2021年、株式会社シャノアールと珈琲館株式会社が合併し、新社名C-United株式会社としてスタートを切ることになりました。
合併によって、奇しくも再び旧・珈琲館株式会社と一緒になりました。

C-United_インタビュー画像1

評価にかかっていた年間1,700時間の削減と、データ一元管理のために導入

ー導入前に抱えていた人事課題を教えてください。

出口様:
評価を全て紙ベースで運用していたため、莫大な労力と時間がかかっていた ことが、一番の人事課題でした。
また、
ひとりひとりの社員の評価点のデータベース化ができていない 点も問題でした。

改めて年間で評価・集計作業にかかる時間を調べたところ、なんと約1,700時間を費やしていることがわかりました。
そのため、業務効率化を図るために、システム導入の検討が始まりました。

ーHRBrainを選んだ決め手を教えてください。

出口様:
弊社は複数の企業が合併していることもあり、評価項目の統一が難しく、円滑な運用を進めるうえでは一部カスタマイズすることが必須でした。そのため、 「システムを導入して終わり」ではなく、導入後の運用サポートが充実している点が一番の決め手でした。
また機能が随時アップデートされるなどメンテナンスが充実している点や、他サービスと比べて安価だった点も魅力的でした。

C-United_インタビュー画像2

HRBrain導入で削減できた作業時間を、評価納得度向上のための施策に使えるように

ーHRBrainの運用を始めて、導入前に抱えていた課題の解決状況はいかがですか。

出口様:
ようやくHRBrainを使った評価の付け方、それに基づく評価会議が形になりつつある段階です。

当初、評価関連の会議・作業に年間で約1,700時間かかっていましたが、 集計作業をシステム化できたことで、空いた時間を評価内容の充実のために使用できるようになりました。

弊社では、特に事業の根幹を成す店長の評価に時間をかけています。
具体的に説明すると、約300人の店長に対して、約50人のSVが業績評価・能力行動評価を行っています。
まず、店長の担当SVがつけた一次評価を元に、全SVが集まり、約300人いる店長ひとりひとりの評価点と、その理由を発表します。
弊社では公平性を重んじており、「A店長の〇〇という取り組みは、わたしが担当しているB店長と同じです。そのため、A店長の評価点も、B店長と同等の〇点に引き上げるべきではないでしょうか」など、細かく点数の擦り合わせを行っています。
ひとりの店長に対し、約50人のSVの評価の視点が入っているため、フィードバックにも納得感があります。
弊社は「評価こそ人材育成・自己成長の原動力になる」という考え方から、評価プロセスを重要視しています。
2022年度上期から本社でもその評価手法を取り入れるなど、
システム導入で削減できた作業時間を、評価の納得性向上のための時間に充てています。

UI_人事評価_集計画面
※人事評価の集計画面では、評価結果を一覧で確認したり、スコアの調整をすることが可能です。(画像はイメージです)

従業員の不安に寄り添い、課題解決につなげるための手段としてサーベイを導入

ー2022年8月より、組織診断サーベイ「EX Intelligence」もご利用いただいていますが、導入を考えられた背景を教えてください。

出口様:
従来、内製でアンケートを活用した自己申告書兼サーベイを行っていました。
しかし、
サーベイは外部のプロの分析を踏まえて課題解決につなげたいと考え、導入を決めました。

会社統合により経営体制が変わることや、新型コロナウィルスの影響拡大で、従業員の不安な気持ちが退職増加につながっているのではないかと考えたことも、サーベイ導入の背景にあります。

ーEX Intelligenceを選んだ決め手を教えてください。

出口様:
すでに評価制度でHRBrainを導入していたため、データベースが連動していて、サーベイ結果も紐づけられるEX Intelligenceを選びました。
EX IntelligenceもHRBrainと同じく、しっかりサポートしてもらえる点が魅力のひとつです。

また、EX Intelligenceは実名でも取得できるため、サーベイで黄色信号が出ている際は、社員ひとりひとりに合わせて対応できる点が優れています。
こうした機能は、弊社のニーズとも合致していました。

UI_EX_ダッシュボードイメージ_評価軸
※EX Intelligenceでは、サーベイ結果と社員名簿の情報を掛け合わせるなど、さまざまな分析が可能です。(画像はイメージです)

課題点をスコアとして可視化できたことで、具体的な対応策を講じられるように

ーサーベイ実施後、導入前に抱えていた課題の解決状況はいかがですか。

出口様:
EX Intelligenceでは、業態・勤続年数・部署・役職などの軸から様々な角度からクロス分析が可能です。
そうした分析には現時点で未着手の段階ですが、
一度サーベイを実施したことで、見えてきたスコアのギャップがあります。

サーベイ結果を分析していたところ、とあるセグメントだけ、サーベイのスコアが下がる傾向が見えました。そのセグメントにおいては、「サーベイの期待値と実感のギャップが大きい」という結果が出ました。
そのセグメントでは、他とは異なり労働時間や業務量が変化することが、マイナスに捉えられてしまっていました。
このような傾向については、仮説として持っていたものの、サーベイを実施することで明確なデータを取ることができました。
これらのデータを元に、労働環境の改善や評価点に基づく昇給などの対応策を、現在進行形で講じています。

ー現場から、どのような反響がありましたか。

設問内容の設定にもサポートいただき、結果として、サーベイの対象回答率が100%(休職者除く)だったことからも、従業員にとっては答えやすい設問数・回答時間だったのではないかと考えています。

人事部として回答の手順書を送付しましたが、そうした案内もシステム上で非常に簡単かつスムーズに行うことができました。
評価はすでにHRBrain上で行っていたため、そこに紐づくサーベイについても操作のしやすさがあったのだと思います。

UI_EX_回答画面_PC/SP_202307
※EX Intelligenceは、このように直感的に回答を入力することができます。スマートフォンからの回答も可能です。(画像はイメージです)

評価結果×サーベイ結果の分析を行い、エンゲージメント向上や経営理念の実現に役立てていく

ー今後の展望として、HRBrainとEX Intelligenceを活用してどのようなことを実現していきたいとお考えですか。

出口様:
直近の施策としては、2023年1月1日、弊社が株式会社ポッカクリエイトと合併したため、新たに従業員となった方に対してサーベイの実施を行う予定です。
従業員情報をサーベイに紐づけて、そのうえでタレントマネジメントの活用にも着手していきたいです。
内製で行っていた自己申告書についても、HRBrainのアンケート機能を活用するなどして、 従業員が持っている資格や、異動希望の部署などの情報を収集し、システムに反映していく予定です。

今後は、社員を対象とした年2回の定期的なサーベイに加えて、中途入社者、新入社員向けのサーベイなどを考えています。

HRBrainの評価結果とEX Intelligenceのサーベイ結果を掛け合わせて分析を行い、課題を発見し、改善策を実施することでエンゲージメントの向上を図っていきたいと思います。

弊社の経営理念は「珈琲文化の創造と発展を通して人を幸せにすること」です。
HRBrain、EX Intelligenceを活用することで、従業員の満足度向上、顧客満足度の向上を通じて経営理念の実現につなげていきます。

ーシステム導入に不安を抱えるご担当者様に、アドバイスがあればお伺いさせてください。

出口様:
企業としてシステム導入の際に一番不安なことは、「どの程度まで伴走してもらえるのか」という、導入後のサポートだと思います。
HRBrainのサービスの場合、「導入して終わり」ではなく、自社の課題に向き合ってもらいながら「どうしていけば良くなるのか」ということを併走しながら考えていただける点が助かっています。

C-United_インタビュー画像3

※掲載内容は、記事公開の2023年5月時点のものです。

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    ※2023年9月時点