感覚に依存しない評価が評価者を育てる
株式会社シムトップス 代表取締役社長
水野 貴司 様
株式会社シムトップス 業務改善プロジェクト/プロジェクトマネージャー
福永 健治 様
- IT・インターネット
- 1~50名
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
HRBrain導入開始:2017年03月01日
感覚に依存しない評価が評価者を育てる
- 課題背景
- Excelでの評価目標の管理に限界を感じていた
- 面談に大変さやログがしっかり残らないことに課題
- 打ち手
- シンプルにExcelをクラウドに置き換えられるツールとしてHRBrainを導入
- HRBrainによる評価評価者への催促や評価の可視化
- 効果
- 人事業務が楽になり、全社員に時間をかけて丁寧に評価できるようになった
- 会社として統一感のある評価軸を保つことができた
- 評価自体へのフィードバックにより、評価者の育成に役立った
ーはじめに簡単に会社とご自身のご紹介をお願いします。
水野さま: 株式会社シムトップスは、個別受注生産向け生産スケジューラ・生産管理システム「 DIRECTOR 」、ペーパーレス現場記録・報告・閲覧ソリューション「 ConMas i-Reporter 」などを展開する会社です。設立は1991年ですので2017年で26年目となります。私は代表取締役の水野です。
福永さま: 私は製造ソリューションの営業責任者と情報セキュリティーなど総務全般の業務を兼務しています、福永といいます。
ーまず、HRBrainに興味を持ったきっかけを教えてください。
水野さま: これまでエクセルで人事評価や目標の管理はしていたのですが、 人数が増えていくにつれて、その管理方法に限界を感じていました。 面談は大変だし、履歴もしっかり残らないので、どうにかしたいなと思っていました。
また、これまで私(社長)が全員と面談をして評価をしていたのですが、これを部署ごとに各マネージャーが評価をする形に変え、 もっと体系だった管理をしていきたい なと思っていました。そういったなかで、検索して見つけた、いくつかのサービスのうちの一つです。
ー他サービスも比べた中で決めて頂いたとのことですが、決め手は何だったのでしょうか?
福永さま: とにかく軽い!操作感もそうですし、ライトに導入できるところがいいですね。 他のサービスではオプション機能が複雑だったり…コンサルティングで追加費用がかかったりで…。今回はシンプルに“エクセルをクラウドに置き換えられるもの”を探していて、その観点で見た時に一番合っているのがHRBrainだと感じました。
あとは営業の方が会社に来ていろいろ丁寧に教えてくれたので、もしかしてそれが一番の決め手かもしれません(笑)
水野さま: 重要だよね、ほんとに助かりましたよ〜
業務が楽になった分丁寧な評価ができるようになった
ー導入してなにが変わりましたか?
水野さま: 目標設定や評価の業務って、溜めてしまいがちで…管理者側からすると時間に余裕がない中で一気にやる、“夏休みの宿題”のようなところがあったんです。それがHRBrainに変えてからは、 業務が楽になった分、社員一人ひとりに時間をかけて丁寧に評価できるようになりました。 社員同士を比べてみたり、対象社員の前期とくらべてみたり、 いろいろと吟味しながらできて、評価の精度が上がりましたね。
もう一つよかったのが、費用をかけてまでHRBrainを導入したということで、「会社として目標設定と評価に力を入れていくから、みんな(社員)もしっかり取り組んでね」というメッセージが伝わったのがよかったと思っています。
福永さま: 細かいところだと 誰がちゃんとシートを書いてるのかステータスがわかるようになったのはいいですね。書いてない人にはそのまま催促ができるというのも便利で助かっています。
水野さま: たしかに。なんで今までなかったんだろうね?
福永さま: 我々の会社ではまだ「人を評価する」という事に慣れていない社員もおりまして、そういった社員の“評価者としての育成”にも役立っています。 評価した内容がしっかり文字に残るので、評価の視点が会社として重視したいものと違っている場合には「そういう見方はやめてね」と指摘することができるようになりました。
水野さま: 評価者と被評価者の二者で面談をしていると、そこでどういうやりとりがあったか見えないんですよね。HRBrainに書いてもらいながら評価をすると、その内容がクリアになる。なので評価者がたくさんいても 会社として統一感のある評価軸を保てるし、評価自体のフィードバックができて評価者の育成にも役立っています。
ーたしかに細かい評価内容はブラックボックス化しやすいですよね…
水野さま: そうなんですよ。あとは、決まった評価のタイミング以外でも、いつでも客観的に見返せるのがいいですね。例えば賞与の分配を決める時。 これまでは評価する直前の数ヶ月で、その社員が「どんな感じだったかな〜」という感覚に頼ってしまっていたように感じます。
それがHRBrainを導入してからは、 過去の評価がすぐ確認できるので、それを基に感覚に頼らずに評価できるようになりました。
ー今後のHRBrainに期待することはありますか?
水野さま: いくつか目標シートのテンプレートが用意されているので、「世の中の会社はどのような手法で目標設定と評価をしているのか」というのが垣間見れて勉強になりました。今後は同業種の会社や、職種ごとの具体的な事例がもっと充実してくるといいなと思っています。
福永さま: 目標評価と昇給昇格の部分を紐付けることができないので、そこができるともっと便利になるかなと思います。あとはフォーマットがもっと自在にカスタマイズできると嬉しいですね。
ー評価者の育成等、新しい視点のお話を伺うことができました!水野さん、福永さん、貴重なお時間を誠にありがとうございました!
※掲載内容は、記事公開の2020年4月時点のものです。