社員の成長が会社のパフォーマンスを高める
Fringe81株式会社 シニアマネージャー/人事部
浦川 雄志 様
- コンサルティング
- 51~300名
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
HRBrain導入開始:2017年04月01日
社員の成長が会社のパフォーマンスを高める
- 課題背景
- 従業員数の増加に伴い目標評価制度の改革を進めようと思っていた
- 社員一人ひとりのパフォーマンスやモチベーションの把握が困難だった
- 管理者ごとに目標評価設定のフォーマットにばらつきがあったことに課題
- 打ち手
- 各社員の成長を会社全体のパフォーマンス向上に繋げるためHRBrainを導入
- 評価の頻度を上げ、目標も成長を促すものとし内発的動機に基づくものに
- 効果
- 時間に応じた個々人の変化が可視化できるように
- 評価者が目標や評価にすぐアクセスできるようになった
ーまずは簡単に会社とご自身のご紹介をお願いします。
浦川さま:Fringe81株式会社は、インターネット広告技術の開発・コンサルティング事業に加えて、従業員同士が成果給を送り合うことができるサービス「Unipos(ユニポス)」を展開する会社です。設立は2005年なので、2017年で13年目、2017年6月にはマザーズ上場を果たしました。
私は人事本部長の浦川といいます。採用・育成・人事評価と人事業務全般を統括しています。
ーまずはじめに、HRBrainに興味を持って頂いた背景をお伺いできますか?
浦川さま:導入を検討していたのは、目標・評価制度の改革を進めようとしているタイミングでした。ありがたいことに弊社は現在急成長させて頂いておりまして、間もなく正社員は約100名を突破しようとしている過渡期にあります。
その急激な変化の中では、社員一人ひとりの“人となり”や、彼らが「どういうパフォーマンスを出しているのか?」「モチベーションはどうなっているのか?」ということが把握できなくなっていくのではないか?という課題の仮説がありました。
我々はそのリスクを解消する為に、制度の改革を進めることにしたんです。HRBrainはそれを実現していく手段として興味をもちました。
ー改革の内容をもう少しお伺いできますか?
浦川さま:以前は3ヶ月に1回の評価を行なっていたのですが、月に1回に頻度を上げ、情報の精度を高めることにしました。目標の内容もトップダウンではなく、メンバーの内発的な動機に基づいたものを設定するようにしました。これは、目標と評価はメンバーを管理するものではなくて、“成長を支援するものであるべき”という想いがあった為です。
そのように、しっかりとメンバー個々人が成長することによって“会社全体のパフォーマンスを高める”のが目標・評価制度の役割だと我々は考えていて、そういった理想を実現していく手段としてHRBrainがフィットしたという形ですね。
メンバーが自らの成長に向き合うことができて、その様子を評価者も、会社も一緒に見ていける。振り返る頻度が増えてもしっかり記録が残せる。
ー目標をなかなか自身で決められない方にはどうされていますか?
浦川さま:基本的にオープン・クエスチョンではなく、領域を絞って目標を決めてもらうようにしているんです。自身の成長、組織貢献、採用活動への貢献、等、それぞれに対してあなたはどんなことができますか?という問いかけにすると決めやすいですね。
ーHRBrain導入以前はどのように管理されてらっしゃいましたか?
浦川さま:導入前はエクセルで行なっていました。ただエクセルだとフォーマットが管理者によってばらついたり…
管理も煩雑でストレスを感じていました。さらに評価面談の時に、「あれ、そもそも目標なんだったっけ?」といった状況が発生したりしていて…それってやっぱりイケてない。改善しないといけないな、と思っていました。
ー実際に導入されてどんな変化がありましたか?
浦川さま:これは明確で、個々人の時間に応じた“変化”が可視化できるようになったのが一番変わったところです。エクセルだと振り返りや目標設定のタイミングで、前どうだったのか?というのは参照しにくいですよね。HRBrainはワンクリックで、「前はどうだったか?」というのが評価者もメンバー自身もすぐに確認できる。
評価者も、そのメンバーも、日常的に気になったタイミングで目標や評価にすぐにアクセスできる環境は整ったと思っています。
ーもっとこうなったらいいな、というところはありますか?
浦川さま:より一人ひとりのキャリア形成に活かせるように、例えば「ネガティブだった人がポジティブに転換した」とか個々人の成長や変化が、もっとビジュアライズされるとよいなと思っています。
あとは事業部ごとの達成率を見て、盛り上がっている事業部とそうでない事業部ではどういった差があるのか、分析してマネジメントの改善に活かしたいなと思っているので、それが自動で出るといいかもしれません。
そのように蓄積されたデータを活かして、分析の切り口の提案を多くしてくれるといいなと思っています。
ーHRBrainをおすすめするならどういった企業でしょうか?
浦川さま:我々のように、メンバーが急激に増えているような過渡期にある企業にはおすすめしたいですね。そういった急成長している会社は経営層やマネジメント層は、社員が“何を考えているのか”、“どういう状態なのか”を把握し理解する必要性がより一層高いと思うので、必須になってくるのではないでしょうか。
ーデータ活用の方法等、非常に参考になるお話を伺うことができました。浦川さん、貴重なお時間をどうもありがとうございました!
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※掲載内容は、記事公開の2020年4月時点のものです。