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導入事例

一元管理で作業効率が大幅アップ。 今後の組織拡大も見据えた 人材情報管理システムとは

一元管理で作業効率が大幅アップ。 今後の組織拡大も見据えた 人材情報管理システムとは

株式会社カントウ流通 管理部 部長

東根 正和 様

株式会社カントウ流通 管理部

安井 詩織 様

  • 運送業
  • 1~100名
  • 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
  • 人材データを一元管理したい
  • 人材データの分析・活用を行いたい
  • タレントマネジメント
  • 人事評価
  • 労務管理
  • ストレスチェック

HRBrain導入開始:2025年03月01日

一元管理で作業効率が大幅アップ。 今後の組織拡大も見据えた 人材情報管理システムとは

  • 課題背景
    • 従業員情報が社内に点在し、必要な情報へのアクセスや共有に時間と労力が掛かっていた。
    • Excelなどによる従来の情報管理では、属人化や効率面に不安があり、一元管理体制の整備が急務だった。
  • 打ち手
    • HRBrainのタレントマネジメントシステム、労務管理システムを導入し、従業員情報のデータベースを構築。
    • システムの自由度を活かし、ドライバー情報を含む自社固有の運用に合わせたカスタマイズを実施。
    • HRBrain担当者と密に連携し、スムーズな導入と運用体制の構築を推進。
  • 効果
    • 点在していた従業員情報をHRBrainに集約し、情報検索の効率と必要な情報へのアクセス性が大幅に向上。
    • 情報の一元管理と見える化によって属人化が解消され、今後の組織拡大を見据えた管理体制を構築できた。

Q. 「カントウ流通」の事業内容を教えてください。

東根様:
当社の主な事業は、食品を中心とした輸送事業です。トラックを使い、お客様の大切なお荷物を安全かつ確実にお届けすることを核としています。従業員数は98名(2025年4月時点)ですが、現在、事業拡大に伴いドライバーを中心に積極的に採用を進めており、バックオフィスなども含めると110名ほどの体制で運営しています。5年後には200名規模への拡大を目指しているところです。

株式会社カントウ流通_1

情報管理の属人化や作業効率の面で大きな課題。

Q. HRBrainを導入する前に抱えていた/解決していきたかった課題を教えてください。

東根様:
一番の課題は、従業員の情報が社内のあちこちに散らばってしまっていることでした。様々なデータが、異なる場所に、異なる形式で保存されていて、必要な情報を探し出すのに非常に手間と時間がかかっていました。「特定の担当者しか情報を持っていない」「どこに何があるかを正確に把握できていない」といった状況が常態化しており、業務が属人化してしまっている点も大きな問題だと感じていました。

さらに、当社ではドライバーの増員を進めているのですが、既存のドライバーはもちろん、新しく入社してくるドライバーに関する細かな情報まで一元管理し、有効活用できる体制を早急に整えたいと考えていました。

例えば、ドライバーごとの喫煙の有無、貸与している制服のサイズや貸与日といった情報です。また、定期的にドライバーと行う面談の内容も、これまでは記録としてきちんと残せていなかったり、残っていたとしても管理がばらばらだったりという状況でした。Excelなどで管理を試みたこともありましたが、データが存在するものとしないものがあったり、そもそも誰がどのように情報を更新しているのかが不明瞭だったりと、効率的な情報活用からはほど遠い状態でした。

これらの散在・属人化していた情報を一元化し、必要な時に誰でも正確な情報に迅速にアクセスできるような状態にすることで、まずは業務の効率化を図りたいというのが、導入検討時の大きな目的でした。

Q. HRBrainを選んだ決め手(提供サービス、営業の印象、サポート体制など)を教えてください。

東根様:
複数の他社システムと比較検討を重ねたのですが、その中でHRBrainを選んだ最大の決め手は、私たちが抱えていた課題の解決や、これから実現したいと考えていたことのほとんどが「HRBrainなら全部できそうだ」と感じられたことです。特に、従業員名簿の項目などを自由にカスタマイズできる「自由度の高さ」は、他のシステムにはない大きな魅力でした。

それから、営業担当の方の対応も非常に大きかったです。私たちの細かな要望や質問に対して、本当に一つひとつ丁寧に、そして親身になって向き合ってくださいました。最初から「それはできません」と否定するのではなく、どうすれば実現できるかを一旦持ち帰って検討してくれる姿勢はすごく頼もしかったですし、当社の社長も同様の印象を抱いていました 。

導入前にここまで手厚く、そして真摯に対応していただけたことで、「この会社なら安心して任せられる」という信頼感がありました。たとえ実現が難しい要望であっても、すぐに無理だと結論づけるのではなく、可能性を探ってくれる姿勢は、導入する側の心理的なハードルを大きく下げてくれました。

情報集約で「見える化」を推進し、作業効率にも手応え。

Q. HRBrainを導入して運営する中で、特に印象に残っていることを教えてください。

東根様:
良かった点で言えば、やはり期待通り、従業員に関する様々な情報を一つのプラットフォームに集約し、一元管理できるようになったことです。情報の検索性が格段に向上しました。

苦労した点というか、これは自由度の高さと表裏一体なのですが、導入初期の設定段階では、あまりに自由度が高いために「何から手をつけていいのか」「どういう構成にするのがベストなのか」と少し戸惑う場面もありました。白紙の状態から自分たちでつくり上げていく必要があるので、ある程度パッケージ化されたテンプレートのようなものがあった方がスムーズなのかなと感じることも正直ありました 。

ただ、これも裏を返せば、それだけ自社の運用に合わせて徹底的にカスタマイズできるということ。現在は、私たちにとって最適な形を目指して、鋭意データ入力と運用体制の構築を進めている最中です。

安井様:
まだ全てのデータ入力が完了したわけではありませんが、それでも、これが全て反映されて本格的な運用が始まれば、今後の人事業務は格段に効率化され、時間短縮にもつながるだろうという大きな期待感を持っています。

特に、HRBrainの画面は「一目で情報が見やすい」と感じています。従業員名や従業員番号で検索をかけると、その従業員に関する様々な情報が同じページ内に整理されて表示されるので、あちこちのファイルを開いたり、別のシステムにアクセスしたりする必要がないのが非常に便利です。例えば、制服のサイズといった細かな情報なども、その従業員のページを見るだけで全て確認できるようになるので、業務がますますスムーズになっていくのではないでしょうか。

株式会社カントウ流通_2

Q. HRBRainの導入前に抱えていた課題の解決状況はいかがですか。

東根様:
本格的な効果を実感するのは、正直なところ「これから」という部分も多いですが、確実に良い方向へ進んでいるという手応えは日々感じています。最大の課題であった「従業員情報の散逸」については、HRBrainという集約場所ができたことで、情報検索の効率もアクセス性も大幅にアップしました。

これにより、何か特定の情報を探す際に「あの情報は誰が持っているんだっけ?」「どこを見れば分かるの?」と悩む時間が確実に減ってきています。情報が「見える化」されてきたことで、業務の属人化という長年の課題も少しずつ解消に向かっていると感じます。

また、年3回程度実施を予定している従業員との面談記録を、HRBrainにしっかりと残していく運用を始めています。これまでは記録が残っていなかったり、誰がいつ面談したのかが曖昧だったりしたので、これは大きな進歩です。今後は新入社員の入社手続きなどもHRBrain上で完結できるように整備していく予定で、これが実現すれば労務に関連する業務の大幅な効率化に繋がると期待しています。総じて、目標としていた「情報の一元管理による効率化」は、目に見えて実感できました。

Q. HRBRainの導入で「ここが変わった!」というポイントはありますか。

東根様:
一例としては、ドライバーの喫煙状況の把握と、それを活用した新人教育時の配属の最適化が挙げられます。以前は、社内のドライバーの正確な喫煙率も把握できていませんでしたが、HRBrainに情報を集約していく過程で、約55%のドライバーが喫煙者であることがデータとして明確になりました。

当社では、新しく入社したドライバーに対して、先輩ドライバーが同乗して指導を行う「横乗り」という研修期間を設けているのですが、新人が非喫煙者の場合、指導役の先輩も非喫煙者同士で組み合わせるなど、より細やかな配慮が可能になりました。こういった一見些細な情報でも、HRBrainにデータとして蓄積されていれば、必要な時にすぐに確認でき、より適切な判断やアクションにつなげることができます。これも明確な業務改善ですし、効率化の一例だと言えます。

いずれは全社的な情報活用へ。経営層からも期待の声。

Q. 人事以外の経営や現場から、どのような反響がありましたか。

東根様:
主な目的が、まず私たち管理部で社内の情報を整理し、一元管理することにあったので、現状はまだHRBrainの利用者を限定しており、全従業員にアカウントを公開しているわけではありません。ですから、直接的な反響というものはまだ少し先になると思います。

ただ、今後は人事評価制度の運用をHRBrain上で行い、評価結果などを従業員自身がシステムにログインして確認できるような仕組みを構築していく予定です。評価スコアなどが明確に開示されるようになれば、従業員の納得感の醸成や、評価制度の透明性向上にも繋がると思いますし、その段階になれば、現場からも様々な声や反応が出てくるのではないかと期待しています。経営層からは、情報が一元化され、戦略的な人事に活用できるのではという期待の声もありました。

組織拡大も見据えて、より強固な情報基盤を構築したい。

Q. 今後の展望として、HRBrainのサービスを活用してどのようなことを実現していきたいとお考えですか。

東根様:
まずは引き続き、従業員情報の一元化と整理を徹底的に推進していくことが最重要テーマです。HRBrainというツールは、きちんとデータを入力し、活用しさえすれば、必ず大きな成果につながるという強い手応えを感じています。

そして、当社の事業規模は、今後さらに拡大していく計画があります。現在はバックヤードも含めると約110名の体制で運営しているのですが、これを200名、さらにそれ以上へと増やしていく中で、個々の従業員のスキルや経験、キャリアプランといった情報を正確に把握し、戦略的な人材配置や育成につなげていくためには、HRBrainのような強固な情報基盤が不可欠だと考えています。増員していく中で煩雑になりがちな労務管理や情報管理を、HRBrainでさらに効率的に行っていきたいと思います。

また、将来的には、現在別のシステムで行っているストレスチェックなどもHRBrainに一本化したいと考えています。ストレスチェックの結果や、健康診断の情報なども従業員データベースに紐付けて一元管理することで、従業員の心身の健康状態まで含めた、よりきめ細やかで戦略的なタレントマネジメントを実現していくことが目標です。

Q. HRBrainはどのような企業におすすめですか。

東根様:
率直に、HRBrainは「どんな企業にもおすすめできる」と感じています。中小企業から大企業まで、企業の規模を問わず活用できるシステムではないでしょうか。当社のような、いわゆるブルーカラーと呼ばれる業種の企業でも、スピーディーに導入準備を進められ、活用の手応えを感じられているので、ホワイトカラーのオフィスワークが中心の企業でも、同様に多くのメリットを享受できるのではないでしょうか。

人事システムの導入や乗り換えを検討されている企業のご担当者様は、多くの場合、その労力や心理的な負担の大きさに悩まれているのではないかと思います。そういった中で、HRBrainの担当者は、私たちと同じ立場に立って親身に相談に乗ってくださったので非常に安心感がありました。

難しい要望に対しても「できません」と即答するのではなく、どうすれば実現できるかを一緒に考え、提案してくれるパートナーの存在は、本当に心強く、ありがたいものです。そういった導入時のストレスを軽減してくれるサポート体制も含めて、多くの企業にとってHRBrainは有力な選択肢になるのではないでしょうか。これから人事DXを進めたい、あるいは既存のシステムに課題を感じているという企業であれば、一度検討してみる価値は十分にあると思います。

※掲載内容は記事公開の2025年7月時点のものです。

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※2025年4月時点