効率化とマネジメント層の育成が目的。他社の事例をもとに、再現性の高い方法を実現する。

効率化とマネジメント層の育成が目的。他社の事例をもとに、再現性の高い方法を実現する。

株式会社猿 代表取締役

山本 尚宏 様

  • サービス業
  • 1~50名
  • 評価の納得度を向上させたい
  • 人事評価や目標管理の運用を効率化したい

    HRBrain導入開始:2019年10月01日

    効率化とマネジメント層の育成が目的。他社の事例をもとに、再現性の高い方法を実現する。

    • 課題背景
      • 成長基盤づくりのため、定量的な分析のもとでの評価の必要性を感じた
      • 働いているメンバーを大事にするため働きやすい環境を整えたかった
    • 打ち手
      • 目標や上司の評価を数値化し、簡単に集計が出せるHRBrainを導入
    • 効果
      • 表計算ソフトからの切り替えで作業が効率化された
      • 評価のブラックボックス化が解消され、管理職の育成にも役立っている

    ―それでは、御社と山本さまについて、ご紹介をお願いします。

    山本さま: 株式会社猿は、デジタルマーケティング事業と、メディア「TVログ」の運営を行っている会社です。私は代表取締役の山本尚宏と申します。

    弊社は、2013年に、私が国会議員の秘書をしながら設立した会社です。当時、法律相談のテレビ番組に出演していた著名弁護士の秘書をしながらデジタルマーケのコンサルティングをしていました。

    その時にご契約いただいていた3社のために、一応会社を作っておいた方がいいかな、と思って設立したのが成り立ちです。その頃はずっと秘書を続けていくつもりだったので、会社を大きくしようとは全く思っていませんでした。

    社名は弁護士事務所にあった司馬遼太郎の『新史 太閤記』からとりました。秀吉の「猿」という呼び名を見ていたら、猿という字が格好よく見えてきたので、社名に採用しました。

    ―現在の従業員数は何名くらいでしょう?

    山本さま: 今は 20人ほどです。

    ―HRBrainを知ったきっかけというのは。

    山本さま: 多分タクシー広告だと思います。

    ―そのときに何か解決したい課題があって覚えていただいたのでしょうか。

    山本さま: いえ、タクシー広告は毎日のように見ていましたが、すぐに使おうと思ったことはありませんでした。実は、弊社には必要ないと最初は思っていました。

    でも、半年間くらい経って、そろそろ弊社も大きくなっていくための基盤を作らないといけない段階に来まして。今は僕の独断と偏見で給与を決めていますが、今後はしっかりと給与体系をつくっていく必要がありますし、定量的な分析のもと、みんなが納得できるような評価も必要だな、と思い始めました。

    そうなると、いちいちExcelで管理するのは大変だし、それぞれの目標や上司の評価を数値化して、クオーターごとに集計がポンと簡単にできるといいな、そういえばHRBrainならできるかも?と思って、お問い合わせしたのが多分2〜3カ月ぐらい前ですね。

    ―最初は興味がなくても、必要なときに思いだしていただいたという。非常にありがたいです。

    山本さま: みんな意外と見ているけど、今は必要ない、いわゆる潜在顧客は多いと思いますよ。

    ―顕在化するタイミングというのはどういう時期なのでしょうか。

    山本さま: 多分、会社を大きくしていく時に、経営者がこのままでは駄目だと気づくときじゃないかな。

    私の場合は、会社を大きくしていくために土台をきちんとつくらないと、と思ったのがきっかけでした。人から何かを言われたからではなく、自然と成長していく過程で必要なツールだと思いましたね。

    ―HRBrainを使っていただいている企業さまは皆、人事でこうしていきたい、制度や組織をこうしていきたいという、強い意思を持たれていて、かつリテラシーの高い方が多いのですが、まさに山本さまもそういう方ですよね。

    山本さま: 働いているメンバーを大事にしたい、働きやすい環境を整えたいという思いは共通しているかもしれないですね。

    ―今回、HRBrainをご検討いただくにあたって、比較はされましたか?

    山本さま: あまり比較はしませんでした。比較検討するサービスがあまりなかったので、「表計算ソフトでやるより楽かどうか」を直接聞いてみようと思いました。

    検討するに至った理由の1つは月額がそんなに高くなかったこと。もし高額だったら、表計算ソフトでいいや、となっていたかもしれません。月々の金額に対して、それだけのメリットがあるか?というところも検討のポイントの1つでしたね。

    1人のメンバーの時給が2,000円だとして、そのくらい時間節約できたらいいな、私が給与を決めるときに楽になるかな、と。

    ―ありがとうございます。まだこれからだとは思うのですが、HRBrain導入後の感想をお聞きできますか?

    山本さま: 実際に使っているのは人事担当なので、私が話せることは少ないのですが、私から見ても集計は楽そうだなと思います。今後、ボーナスの支給を評価の点数をベースに出していきたいと思っているのですが、表計算ソフトでやるよりも集計の手間をかなり省けそうですね。あと、過去のログが振り返りやすいのは、すごくいい気がします。

    人事担当も、導入直後はみんなもっと戸惑うと思っていたそうですが、実際は入力やオペレーション作業で困ったスタッフはほとんどいなかったようです。ユーザーインターフェースの使い勝手のおかげかもしれません。

    他社とは比較していないので、比べてどうこうという話はできないのですが、導入はかなりスムーズだったと聞いています。

    ―ありがとうございます。どのサービスと比較していただいても、弊社のUIはかなり使いやすいものだと自負しています。

    組織を拡大するにあたって、基盤を作るための知見を増やしたい

    猿 ①

    ―HRBrainとは別に、組織改善用のサービスも導入されたとお聞きしましたが、メンバーの皆さまのエンゲージメント向上のためでしょうか。

    山本さま: そうですね。来期から人を増やしていくにあたって、基盤をつくっておきたいと思っています。組織が拡大していくときに起きる組織の課題。例えば30人・50人・100人という節目で起きる課題をあらかじめ予見して、できる限り回避したいなと。

    健康診断的にエンゲージメントを測定するだけなら、もっと安いツールもありますが、測定して対処法をすべて整理して、再現性の高い方法でやりたいと思っていましたので、組織改善サービスの方には、コンサルティングの部分でこれまでの導入企業から得た知見をできるだけ吸収させていただきたいと思っています。

    ―ツールを入れるだけではなく、営業担当やサポートをたくさん利用することで、実体験以上の知見を得ることができますから、重要ですよね。

    再現性の高いミドルマネジメントの育成方法を模索

    猿 ②

    ―30名・50名・100名という節目で起きる課題をどうやって突破するかというのは、どの企業さまも悩んでいらっしゃいますね。

    山本さま: 現在、弊社ではマネジメントできるメンバーが2名しかいなくて、定期的に離職者が出てしまっている状況です。マネジメントレイヤーが足りないからといって僕が直接管理すると、逃げ場がなくなって辞めてしまうこともあって。

    マネジメントレイヤーを厚くしていくことが1つの課題ですね。今いるメンバーに成長してもらう方法もあるし、外部から入れる方法もあると思いますけど、より再現性が高い方法を、ツールやコンサル、サポートを使って教えてほしいと思っています。

    経営者の成長も当然必要ですが、ミドルマネジメント層が育たない限り、成長は難しいですよね。ビジネスモデルがすごく優れているとか、お金も人員もじゅうぶんで、何人辞めても大丈夫とか、そういう潤沢なリソースがある状態だったら話は別ですけど。

    そうじゃないなら、無駄なく成長していくための1つの方法が効率化ですよね。

    ―中間層の育成について、実施されていることは他にもありますか?

    山本さま: 今はひたすら、課題を与えて頑張ってもらうことですね。人員などできる限りの環境を整えた上で、「ちょっと自分で考えてみて」と促すことにしています。

    ―しっかり権限を渡して、まずは任せてチャレンジしてもらうと。それがしっかりできているかを確認したり、メンテナンスしたりする際にはどうされているのでしょうか。

    山本さま: 2つありますね。1つは部長による月一回の1on1です。面談の際に、仕事しづらいことや、課題をできる限り聞きだすようにしています。もう1つは、常に何か困ったことや悩ましいことがあったら言いなさい、と伝えることです。こちらはできる限り、ではありますが。

    ―1on1はいつから始められたのでしょう。最初は表計算ソフトで管理を?

    山本さま: 2年ぐらい前から表計算ソフトで管理していました。今は表計算ソフトでやってきたことをHRBrainに置き換えている段階なのですが、人事担当曰く、現段階でも効率化は実感できているようです。

    運用の流れができたら、次はHRBrainをもっと活用して、制度的にもよりブラッシュアップしていきたい、と言っていました。

    「管理職を育てるツール」としてのHRBrain

    猿 ③

    山本さま: 他社はこんな使い方をしているよ、HRBrainをこんなやり方で便利に使っているよという事例があれば、共有してもらえたらうれしいですね。

    管理職が育たないという悩みは、弊社ぐらいの規模だったら、絶対にどの企業も抱えていると思うので、「管理職を育てるツール」としてHRBrainを利用したい企業はたくさんいると思います。

    人事担当が「評価した内容が上司から見えるので、いい加減なことができないというのが、HRBrainの『管理職を育てるツール』として優れている点かもしれない」と言っていました。評価が口頭などでブラックボックスになっていると、嫌いなメンバーに対してねじ曲げた評価を下すこともできますが、上司に見られているからできない、ということだそうです。

    ―ありがとうございます。普段もカスタマーサクセスからいろいろな情報提供をさせていただいていますが、今後もさらにその部分を強化していきます。

    山本さま: これも人事担当の言葉ですが、弊社から質問するのはもちろんですが、HRBrainさんからも「こういうのを入れてみたらどうですか」と積極的にアドバイスいただけるとありがたいそうです。

    特に中小だと、日々の業務に忙殺されて、制度を作ったり整備したりすることになかなか手が回らない。頭では大事だと思っていても後回しになってしまうことが多いので。忙しくてHRBrain導入を見送ってしまうケースもあるのかもしれませんね。

    ―最後に、どんな企業にHRBrainをおすすめできると思いますか?

    山本さま: いい意味でも悪い意味でも、社長が頑張りすぎている企業ですかね。社長が業務に費やす時間が長いなら、業務時間の削減とマネジメント層の育成にも役立つという点でおすすめだと思います。

    ―さらにお役に立てるようにしていきますので、カスタマーサクセスともども、今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

    猿 ④
    猿 ⑤

    評価や育成に対して、再現性の高い方法をつくる、ということに重点を置いていらっしゃる株式会社 猿の山本さま。マーケティングの観点からもたくさんのお話をしていただきました。最後は弊社カスタマーサクセスの綾部と卓球勝負(?)もさせていただきました。

    プラスαの情報提供に、さらに力を入れてまいりますので、改めて運用後のご感想もお聞きできれば幸いです。今後ともHRBrainをよろしくお願いいたします。

    ※掲載内容は、記事公開の2020年4月時点のものです。

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      ※2023年9月時点