人事業務工数を7割削減。組織・人材改革を開始
株式会社大光銀行 人事部ダイバーシティ推進室 室長
武田健一 様
- 金融
- 1001名~
- 人材データを一元管理したい
- 人材データの分析・活用を行いたい
- 人的資本開示への準備がしたい
- 組織の課題把握・分析がしたい
- タレントマネジメント
- 人事評価
HRBrain導入開始:2021年08月01日
人事業務工数を7割削減。組織・人材改革を開始
- 課題背景
- 従業員情報はExcel、紙などバラバラに管理しており、何をするにも時間がかかっていた
- 中期経営計画の一つ「組織・人材改革」のためには、人材情報の管理・活用が必須だった
- 打ち手
- HRBrainで、従業員の基本情報だけでなく入社後すべての履歴を蓄積・管理
- 必要な際に従業員情報を検索できるよう、役職に応じて権限設定
- 効果
- 組織・人材改革の基盤となるデータベースを作ることができた
- 従業員の情報を可視化することで、迅速な判断が可能になった
- 人事業務工数を7割削減することができた
株式会社大光銀行の人事部ダイバーシティ推進室 室長である武田健一様にHRBrain導入の経緯、目的、おすすめポイントを伺いました。
ー貴社の事業内容を教えてください。
新潟県を中心に店舗を展開しており、普通銀行業務(預金業務、融資業務、為替業務、国際業務、証券業務、信託業務、代理代行業務、保証業務、その他)を行っています。
従業員数は1,300名程度で、そのうち正社員は850名程度です。
ー武田様のお役回りを教えて下さい
人事部ダイバーシティ推進室 室長として、従業員の研修・育成・教育などの人材開発のほか、ダイバーシティの推進を行っています。
組織・人材改革のために「人材情報の管理・活用」が必須で導入
ー導入前に抱えていた人事課題を教えてください。
「人材情報の管理・活用」に対して課題を抱えていました。
当社は第12次中期経営計画「Change for the Future~ 未来志向の究極のChange ~」をスローガンに策定する際に、4つの改革を掲げました。
4つの改革のポイントは 1.収益構造・コスト改革、2.ソリューション改革、3.業務運営改革、4.組織・人材改革です。
そのうち、「4.組織・人材改革」を成し遂げるためには、「人材情報の管理・活用」が欠かせません。
HRBrain導入以前、従業員の能力・スキルに関する情報はExcel、紙などによってバラバラに管理していました。そのため、適切な人材配置の検討をする場合、人事情報の収集に1カ月、データ加工に2カ月以上と、合計3カ月以上もかかっていました。
このように「タレントマネジメントができていない」という課題を抱えていたため、従業員の基本情報を一元管理し、可視化できるシステムを導入する必要性がありました。
決め手は、導入後のサポートが充実していること
ーHRBrainを選んだ決め手を教えてください。
HRBrainを含めて3社を比較検討しましたが、決め手になったのは「HRBrainは導入後のサポートを大事にしている」ことでした。
他社は「システムを売って終わり」といった印象があり、サポートをあまり重視していないように見受けられました。
また、すでに導入していた他システムにおいて「担当者に連絡しても2、3日連絡がつかない」など、サポート面の重要性を痛感するできごとがありました。そういった経験もあり、サポート体制が充実しているHRBrainを導入する運びとなりました。
また、自社の状況に合ったアドバイスをいただけることについても期待しました。システムを導入して、使えるようになることは誰でもできます。しかし、運用開始後にどのように活用していくのが良いかは各社の状況によって違うため、サポートが充実していて自社の状況に合わせてアドバイスをもらえることは重要だと考えています。
人事業務工数を7割削減し、組織・人材改革の基盤ができた
ーご導入後の満足度と、その理由について教えてください。
2022年3月から、HRBrainの本格稼働を開始しました。現在は、社員名簿に従業員の基本情報だけでなく、人事考課・保有スキル・受講した研修など入社後の履歴のすべてを記載しています。その結果、中期経営計画にある4つの改革のうちの一つである「4.組織・人材改革」のための基盤ができたと実感しております。
まず、経営面では、従業員の情報を可視化することで、迅速な判断が可能になりました。
例えば、とある部署で「残業が多い」という問題が持ち上がった場合、該当の部署の業務に精通している人材、関連知識を持っている人材をHRBrain上で検索できるようになりました。
実際、リソース不足の部署に条件に合致する人材を異動したことにより、問題の解決ができたという事例があります。
また、現場ではHRBrain導入以前、人事部への書類の提出方法としてExcel・メールなど、さまざまな形での提出方法が混在していることによる負担がありました。
導入後の現在は、HRBrainが「人事関係の報告・相談ができるワンストップのプラットフォーム」であるという認識が浸透し「利便性が向上した」という声を聞くことができました。
ー導入前に抱えていた課題の解決状況はいかがですか。
先に述べたとおり、以前は人事情報の収集・分析のためのデータ加工に3~4カ月程度の時間がかかっていました。HRBrain導入後は、その工数を1カ月未満にまで削減することができました。
HRBrainのシステムを利用することによって、人事情報の一元管理ができるようになりました。
ーどの機能を、どのように利用されているか具体的に教えてください。
社員名簿には、従業員の基本情報だけでなく、過去の人事考課結果・保有スキル・受講した研修など入社後の履歴のすべてを蓄積・管理しています。
また社員名簿に登録した人事考課から、直近3年間の評価上位者を抽出し、ハイパフォーマーのタイプについて分析しています。現在はその分析結果をもとに、職務モデルの作成も進めております。
また、管理職は1on1ミーティングの結果を記録、また、各種申請にも活用しています。
今後は、他社様の事例をご紹介いただきながら、さまざまな軸での分析を進めていきたいと考えております。
「人」が業績を左右する業界で活用しやすいサービス
ーHRBrainのサポートに関して満足度と、その理由を教えてください。
HRBrainのサポートには満足しています。
当社専属のサポート担当者の予定はWeb上で確認でき、そこから都合のよい日時のURLをクリックして予約を取れる点が、特に便利に感じました。
他社の場合、電話やメールを通じて打ち合わせ日時を調整するため、どうしても時間のロスが発生してしまうからです。
また、ヘルプページについても頻度高く活用しています。機能面についての質問についてはヘルプデスクに問い合わせるなどして、以下3種類のサポートを使い分けています。
・当社専属のサポート担当者
・ヘルプデスク
・ヘルプページ
他社の「問い合わせはメールでのみ受け付けています」といった場合に比べ、複数の窓口があるため繋がりやすく、気軽に問い合わせできる点で助かっています。
ーHRBrainはどのような企業におすすめですか。
タレントマネジメントのシステムのため、当社のように「人」がフロントに立つサービス事業を展開する企業におすすめします。
従業員の持っている能力を可視化し、一元管理できるシステムのため、適材適所の人材配置が可能になります。
人が企業の業績を左右する業界において、より活用しやすいシステムであると考えています。
※掲載内容は、記事公開の2022年8月時点のものです。