Case

導入事例

集計工数が3日から1日に激減。サーベイスコアを+8.6pt大幅に向上させた信頼と納得感を生む組織づくり

株式会社デルタインターナショナル 人事総務課 マネージャー

金丸 隼 様

  • 卸売・小売業
  • 1~100名
  • ペーパーレス化を進めたい
  • 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
  • 人材データを一元管理したい
  • 人材データの分析・活用を行いたい
  • タレントマネジメント
  • 組織診断サーベイ

HRBrain導入開始:2023年01月01日

集計工数が3日から1日に激減。サーベイスコアを+8.6pt大幅に向上させた信頼と納得感を生む組織づくり

  • 課題背景
    • 評価運用をすべてExcelで対応していたため、過去の評価や面談履歴が各所に散在していた。
    • アンケート調査のスコア集計や分析、フリーコメントの資料化に毎回3日を要していた。
    • フリーコメントの定性的な情報だけでは最優先課題の特定ができず、具体的な改善アクションにまで繋がらなかった。
  • 打ち手
    • HRBrain上で評価業務をシステム化し、1on1面談の対話履歴をデータとして蓄積するとともに、双方の準備を促す1on1研修を実施した。
    • サーベイ機能を活用して回答回収率100%を徹底し、回答の即時自動集計と属性別のデータ可視化を行った。
    • 経営陣へのサーベイ結果報告会後、経営合宿や経営陣内での360度フィードバックによる行動改革を行った。
  • 効果
    • 集計・分析工数を3日からわずか1日へと劇的に削減し、数値データに基づいた本質的な施策検討に注力できる環境が整った。
    • 1on1を通じたマネジメント強化や全社経営報告会の定期化により、サーベイスコアが「56.0」から「64.6」へと大幅に改善した。
    • 過去の対話履歴が一元管理されて対話の質が上がったことで、従業員の日々の業務へのやりがいや信頼感のスコア向上につながった。

膨大な集計作業に追われ、本質的な課題が見えていなかった。

Q. まずは、株式会社デルタインターナショナル様の事業内容と組織規模について教えてください。

金丸様:
当社は、ドライフルーツやナッツ等の食品の輸入、企画開発、卸売、販売を行っています。世界各地の生産者様と連携し、原料調達から品質管理まで徹底し、国内の大手製菓製パンメーカー様などに原料を販売しています。また、「ロカボナッツシリーズ」や「くだもの屋さんシリーズ」をはじめ、健康志向や機能性に特化したブランドを展開しています。

現在の従業員数は62名(2026年3月時点)で、少数精鋭の組織として全国の大手量販店様やECサイト等へ商品をお届けしています。

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Q. HRBrainの導入前に抱えていた人事・組織上の課題と、解決に向けた当時の取り組みを教えてください。

金丸様:
当時の最大の課題は、「評価運用の膨大な作業工数」と「人材データの散在」でした。今から5年ほど前、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)策定やホームページ刷新を含む全社的な組織開発プロジェクトが進んでいました。その一環でMVVと評価制度を紐付けて運用する方針が決まり、Excelでの手作業を中心とした評価業務をシステム化しようという話が持ち上がったのです。

当時、評価シートの運用はすべてExcelで行っていました。
従業員ごとのファイルを作成・配布・回収・集計する作業に多大な工数がかかり、人事担当である私一人にも膨大な業務負荷が集中していました。特に大変だったのが進捗管理です。誰がどこまで入力できているかを把握するため、私が個別に各部署へ足を運び、一人ひとり確認して回る状態でした。

Q. 業務効率面以外にも、組織開発を進めるうえでの課題はあったのでしょうか? 

金丸様:
はい。評価結果や面談内容、フィードバック履歴など、従業員に関する重要な情報が様々なファイルに分散管理されていた点も大きな課題でした。従業員の成長を後押ししようとしても、過去の評価結果や対話履歴が一元管理されておらず、人材育成や組織分析へ十分活用しきれないジレンマがありました。

Q. そうした課題の中で、HRBrainを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

金丸様:
複数の他社サービスと比較検討する中で、決め手となったのは費用対効果の高さ、画面の見やすさと操作性、そして伴走してくれるサポート体制の充実度でした。

システム面で特に魅力だったのは、
当時使っていたExcelの評価シートをHRBrain上でそのまま再現できる点です。自社の運用に合わせて柔軟にシートを作成できるため、既存の運用の流れを崩さずに移行できると感じました。また、ワンクリックで処理が完了するなど無駄なフローがなく、IT操作に詳しくない現場の管理職や従業員でも直感的に使える操作性は大きなポイントでしたね。

さらに、手厚いサポート体制も決め手になりました。担当の方の説明が非常にわかりやすく、導入時には従業員向け説明会まで実施していただける手厚いサポート体制にも納得し、安心して導入を決めました。
導入後も迅速な対応してくださるだけでなく、人事知識を豊富にお持ちの担当の方へ相談できる点も非常にありがたいですね。

Q. HRBrainの導入後、1on1面談なども開始されたそうですが、どのような変化がありましたか?

金丸様:
評価運用のシステム化を受け、HRBrain上で「1on1面談シート」を作成し定期的な面談運用を開始しました。これによって、現場でやりっぱなしになりがちだった対話内容やキャリア希望などの履歴管理がデータとして蓄積されるようになりましたね。また、1on1の開始と並行して「フィードバックポリシー」を新たに策定・発表しました。

当社には、もともと何でも率直に言い合える風通しの良い文化がありました。その良い文化を補強するため、「上司から部下へだけでなく、部下から上司、あるいは他部署のメンバー同士でも、誰から誰に対してでもフィードバックをしましょう」というメッセージを全社に打ち出したのです。
新入社員にとってもフィードバックポリシーと1on1シートがあることで「自分の意見を率直に発言していいんだ」という安心感が生まれ、対話の質の向上につながっています。

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集計工数が3日から1日に激減。経営陣自らが動き、EXスコアも上昇。

Q. 従業員の意識調査についても、当時は自社で工夫して取り組まれていたとお聞きしました。

金丸様:
現状の組織状態や従業員満足度を正しく把握しPDCAを回そうと、Googleフォームを活用した独自のアンケート調査を定期的に実施していました。設問内容についても社内プロジェクトチームを組み、従業員の本音を引き出せるよう議論しながら作り上げていたのです。

しかし、
調査の実施自体はできたものの、その後の集計と分析に多大な時間と労力を奪われていました。回答には個人情報や本音が含まれるため、集計作業は私一人で対応していました。CSVでデータを落とし、部署・役職ごとにExcel関数でスコアを計算し、フリーコメントもすべて読み込み資料化していました。毎回3日程かかりきりになっていたので、この作業は本当に大変でしたね。

また、フリーコメントが多く集まるのは良いのですが、
定性情報が中心になると「どの課題を最優先で改善すべきか」を客観的に判断するのが極めて困難でした。そのため、業務効率化だけでなく、データを活用した組織課題の分析まで実現できる仕組みが必要だと考えていました。

Q. 「3日かかっていた」というGoogleフォーム時代の集計作業は、HRBrain導入後どのように効率化されましたか?

金丸様:
以前3日かけて行っていた作業は、HRBrainを導入して確認から課題抽出までわずか1日で完了できています。サーベイ実施後回答が即座に自動集計され、属性別の分析結果がワンクリックで可視化されるため作業効率は格段に上がりました。集計作業から解放された分、データを活用した次の施策検討など本質的な業務に集中できるようになりました。

Q. 組織診断サーベイでは回答率「100%」とのことですが、何か工夫されていることはありますか?

金丸様:
回答率に関しては、年に一度の重要な調査であるという認識の定着に加え、HRBrainのリマインド機能を活用して未回答者へ個別に声をかけ、「会社が本気で意見を聞こうとしている」と伝えることで100%を維持しています。

Q. 回収したサーベイ結果からどのような課題が可視化されましたか?

金丸様:
サーベイを実施したことで、一人ひとりが主体的に業務を遂行し、身近なメンバーと信頼関係を築いて働けているという、当社の強みが確認できました。

一方で、明確な課題としてあがったのが、「会社全体の方針や戦略に対する納得感」でした。現場の人間関係には満足しているものの、
経営陣のメッセージが現場に届き切っておらず、納得感が不足しているというギャップがスコアとして表れたのです。

Q. 「会社方針への納得感不足」という厳しい課題に対し、どのような改善施策を講じられたのでしょうか?

金丸様:
HRBrainが主体となった第三者目線で経営陣向け報告会を実施し、データに基づいた客観的な課題を分析・報告していただきました。根拠あるデータとして示されたことで、経営陣も「自分たちが真剣に向き合い変わらなければ」という認識となり、これまでニュアンスでしか捉えられなかった課題が数値データとして可視化された効果は絶大でした。

そこから、経営層の具体的なアクションが始まりました。
意思疎通を深める「経営合宿」や経営陣同士の「360度フィードバック」を行い、経営トップを含めた経営陣が、率先して意識変容と行動改革に取り組むことになりました。

さらに、方針や戦略の背景を直接伝えるため四半期ごとの全社経営報告会を定期化し、経営層と管理職の合同会議も新設。
発信頻度を大幅に増やし、丁寧なやりとりを重ねることで、全社的な納得感を高める施策を打ち続けました。

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Q. その結果、総合スコア(EXスコア)が明らかに上昇しました。この背景をどう分析されていますか?

金丸様:
各フェーズで組織状態と施策が噛み合った結果だと感じています。最初の数値「56.0」は、ちょうど社内で退職者が続いてしまった苦しいタイミングでした。従業員の不満が会社に向いており、それが低いスコアとして可視化された形です。

それが「59.3」へ上がった第2フェーズでは、組織開発の一環で行った「マネジメント強化」の成果が出始めました。
管理職向けに「部下の本音を引き出すコミュニケーション研修」を実施し、一般社員向けにも「1on1で自分のキャリアや目標を伝える準備研修」を開催しました。双方が準備して1on1に臨むようになったことで対話の質が上がり、日々の業務へのやりがいや信頼感のスコアを押し上げました。

直近の数値「64.6」まで上昇したのは、
現場の信頼関係に加え、経営陣のメッセージが浸透してきた成果です。「信頼できるメンバーと働けている」という安心感が醸成され、人を大切にする姿勢が浸透している実感があります。

次は
各部門の管理職が自組織のサーベイデータを分析し、現場主導で課題設定と改善アクションを回せる体制を目指します。サーベイデータを用いてどのような改善を目指したいのかをしっかりと伝え、現場と共に組織改善を進めていきます。

蓄積データを配置や育成へ展開し、次なる組織成長を描く。

Q. 今後の展望として、HRBrainを活用してどのような組織づくりや人材活用を実現していきたいですか?

金丸様:
評価のシステム化やEXサーベイによって、人材データや組織データが集約されてきましたが、本来のタレントマネジメント機能としてはまだまだ活用できる余地があると考えています。

今後は、
蓄積された経験やスキル、1on1のキャリア志向、サーベイデータを複合的に掛け合わせ、個のポテンシャルを最大化する適材適所の配置や戦略的な育成計画に活用したいですね。

Q. 最後に、アナログ作業の効率化や、組織課題の可視化にお悩みの企業のご担当者様へメッセージをお願いします。

金丸様:
タレントマネジメントシステムやサーベイは大企業向けで「100人未満の規模ではまだ早い」と躊躇される人事の方も多いかもしれません。ですが、当社の経験から言えば、100人未満の少数精鋭企業にこそHRBrainの導入を強くおすすめしたいです。人事専任者が少ない中小企業だからこそ膨大な手作業を効率化できる価値は大きく、伴走サポートも手厚いです。何より感覚やニュアンスでしか捉えられなかった課題が明確なデータとして可視化され、経営陣も現場も納得感を持って組織改善へ動き出せます。「個の力」を最大化し従業員と本気で向き合いたい企業様は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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※掲載内容は、取材当時の2026年8月時点のものです。

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※2026年4月時点