
離職率が13%から10%へ減少! 「顔が見える動画」でサーベイに応え、 接骨院業界を牽引する成長し続ける組織へ。
株式会社ヒューマンアジャスト 人事部 マネージャー
本田 風喜 様
- 医療
- 501~1000名
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
- 人材データを一元管理したい
- 人材データの分析・活用を行いたい
- 従業員エンゲージメントを向上させたい
- 組織の課題把握・分析がしたい
- タレントマネジメント
- 人事評価
- 組織診断サーベイ
HRBrain導入開始:2024年04月01日
離職率が13%から10%へ減少! 「顔が見える動画」でサーベイに応え、 接骨院業界を牽引する成長し続ける組織へ。
- 課題背景
- 600名規模の評価をスプレッドシートで管理していたため、集計工数の増大・データの属人化や散在、誤操作による消失といったセキュリティ面での限界を迎えていた。
- 組織の状態を定量的に捉える術がなく、現場の不満や離職の予兆に対して具体的な対策を打てないまま対応が後手に回っていた。
- 経営側と現場の間に「見えない壁」が生じており、従業員の意見が会社に届いているという実感を持たせることが難しかった。
- 打ち手
- 直感的な操作性を持つHRBrainを導入し、散在していた人事評価データや従業員情報をクラウド上で一元管理できる体制を構築した。
- サーベイの結果から事業所ごとの課題が可視化され、キャリアへの不安などを抱えている従業員に迅速な個別面談を実施した。
- サーベイに寄せられた全ての意見に対し、経営層・人事労務課が自らの言葉で真摯に回答するYouTube動画を全社配信した。
- 効果
- 評価運用の効率化によって管理側と現場の事務負担が大幅に軽減され、正確かつ安全なデータ運用が可能になった。
- 一般社員層の定着率が向上し、正社員の離職率を13%から10%まで減少させることに成功した。
- 「会社は自分たちの声を聞いてくれる」という安心感が現場に広がり、会社への信頼が向上した。
煩雑なシート管理の「限界」と組織の「不透明さ」という二つの深刻な壁
Q. まずは、株式会社ヒューマンアジャスト様の事業内容と、現在の組織規模について詳しくお聞かせください。
本田様:
当社は、接骨院・鍼灸院の運営を中核事業として展開しています。また、店舗運営のコンサルティングやセミナー開催なども行っており、技術と経営の両面から業界の発展に寄与することを目指しています。
現在、東京都、埼玉県、神奈川県を中心に約60店舗を運営しており、従業員数は正社員に加えてパート・アルバイトを合わせると約600名という規模にまで成長しました(2025年12月現在)。接骨院業界の中では比較的規模の大きな組織として、地域の患者様に質の高い治療を提供しています。
Q. HRBrainの導入を検討される前は、組織や人事管理において、どのような課題を感じていたのでしょうか。
本田様:
大きく分けて二つの深刻な課題を抱えていました。
一つ目は「人事評価制度の管理・運用面」の課題です。以前は全ての評価をスプレッドシートで行っていましたが、これが限界に達していました。600名規模になるとシートの数が膨大になり、ファイルがサーバー内のあちこちに散在してしまいます。管理側の集計工数がかさむだけでなく、現場でシートを誤って複製してしまったり、誤操作でデータが削除されたりといったトラブルも発生しやすい状況でした。評価データという極めて重要な情報を扱う上で、この管理面でのセキュリティリスクは常に頭の痛い問題だったんです。
二つ目は「組織の可視化」に関する課題です。当時は組織の状態が定量的に捉えられておらず、不透明な状況でした。現場で何が起きているのか、従業員が何に不満を感じているのかが数値として見えてこないため、具体的な改善策を打つことが難しかったんです。特に離職に関する予兆を掴む術がなく、対応が後手に回ってしまうことに強い危機感を抱いていました。当時は組織課題に対して全く取り組めていない状況で、「何か手を打たなければならない」という切実な思いがありました。

Q. 初めてのシステム導入には不安もあったかと思いますが、HRBrainを選定された決め手について教えてください。
本田様:
まず、何よりも重視したのは「現場への浸透のしやすさ」と「使い勝手」です。私たちの業界はアナログな文化が根強く、現場の従業員全員がITツールに慣れているわけではありません。そのため、マニュアルを読み込まなくても直感的に「見やすい」「使いやすい」と感じられるインターフェースであることが絶対条件でした。他社のシステムとも慎重に比較検討しましたが、HRBrainのデザイン性と操作性は群を抜いて優れていました。
また、当社はシステムを導入すること自体が初めてだったので、「導入後にどれだけのサポートを受けられるのか」という点は漠然とした不安要素だったんです。でも、HRBrainの担当の方に対応していただく中で、その不安は解消されました。質問に対して即日対応してくれるスピード感や、必要に応じてオンラインや電話で親身に的確に相談に乗ってくれる姿勢は非常に心強かったですね。
「離職率の改善」や「評価工数の削減」につながった独自の施策とは
Q. HRBrainの導入後、具体的にどんな機能を活用し、どのような施策を行なったのでしょうか。
本田様:
メインで活用しているのは「人事評価」「組織診断サーベイ」「社員名簿」「アンケート機能」です。
「組織診断サーベイ」については、これまでにサーベイを2回実施しました。当初は、初めてのサーベイだったのでどのような結果になるんだろうと、少し不安な部分もありましたが、実際に実施してみるとスコアは想像以上に良かったんです。これは社内の人間関係が良好であるという当社の強みが再確認できた非常にポジティブな発見でしたね。経営層も安心していました。
一方で、課題も見えてきました。事業所やエリアによって、業務の切迫感や将来のキャリアイメージにばらつきがあることが明確になりました。ただ、当社はこの課題に対して、すぐに二つのアクションを実行しました。
一つ目は「希望者への個別面談」です。
当社の従業員は平均年齢が27歳と若く、目の前の施術に没頭する一方で、将来のキャリアに対して漠然とした不安を抱えやすい傾向にあります。そこでサーベイを通じて何らかの不安を抱えていることが分かった従業員に対し、個別に場を設けて面談を行うことで、不安の解消に努めました。
二つ目は「YouTubeによる回答動画の配信」です。
サーベイの自由記述欄に書かれた全ての意見や質問に対して、回答をテキストで淡々と返すのではなく、あえて「顔が見える動画」という形式を取りました。社内のサーベイ結果に対して動画でフィードバックを行うのは初めての試みでしたが、経営層や人事労務課の社員がカメラの前で一つひとつ丁寧に自分たちの言葉で回答し、それを全社公開しました。
Q. 「YouTube動画での回答」という取り組みに対して、現場からはどのような反響がありましたか。
本田様:
非常に大きな反響がありました。「自分たちが書いた意見を、会社がちゃんと見てくれているんだ」という安心感につながったという声が多く寄せられました。テキストでの共有ではなく、顔が見える動画で伝えることで、経営層の想いや誠実さがよりダイレクトに伝わったんだと思います。
実際に動画での回答からすぐに具体的な制度改善やアクションにつなげた事例もあり、従業員一人ひとりの声に対する真正面からのレスポンスをすることで、現場が会社に対して「この会社は信頼できる」と感じてもらえるようになったと思います。
Q. 導入後の成果について、特に定量的な変化があれば詳しく教えてください。
本田様:
最も驚いた成果は「離職率の低下」です。具体的な数字でお話しすると、昨期は正社員約240名の体制で離職率が約13%ありました。それが今期は、正社員数が300名を超えて組織が拡大しているにもかかわらず、離職率は約10%まで下がっています。
これまで当社では、役職者の離職はもともと少なかったのですが、一般社員層の離職率をどう下げるかが長年の課題でした。
HRBrainを導入後、サーベイを実施し課題を可視化、それに対してアクションを行うという一連のサイクルが機能したことで、この一般社員層の定着率が劇的に改善したんです。将来の中間管理職候補となる若手層がしっかりと定着してくれるようになったことは、組織の持続的成長において極めて大きな価値がありました。

Q. 運用効率や現場の負担という面では、どのような変化がありましたか。
本田様:
人事評価の運用も、劇的に効率化されました。以前のスプレッドシート管理では、データの修正や集計に多大な工数がかかっていましたが、HRBrain導入後はその負担から解放され、非常に快適に利用できています。管理側である私自身の工数削減はもちろんですが、現場の院長や管理職層にとっても、「評価業務=煩雑な事務作業」というストレスが大きく軽減されたことは大きな成果ですね。
また、HRBrainのサポート体制もその効率化を支えてくれています。私たちはまだシステムを100%使いこなせているわけではなく、時には初歩的な質問をすることもありますが、サポートチームのみなさんが常に即時対応してくださるので、運用が止まることがありません。この安心感があるからこそ、私たちは事務的な作業に追われるのではなく、従業員一人ひとりと向き合うという本来の業務に集中できているのだと感じます。
「アナログな業界」に、確かな希望を。自社の成功を分かち合い、業界全体を次のステージへ。
Q. 今後の展望として、HRBrainをさらにどのように活用していきたいと考えていらっしゃいますか。
本田様:
サーベイを通して可視化された課題に対して、個別面談を行った個人のスコアについては改善するものの、組織としてのスコアはまだ横ばいという現状があります。そのため、今後は課題一つひとつに対して組織単位でスコアが改善するよう取り組んでいきたいです。
また、自社の課題を解決し組織の状態を良くしていきたいのはもちろんですが、離職率の減少という成功事例を他社様にも積極的に伝えていき、業界全体の状態が良くなればいいなと考えています。
Q. 最後に、組織管理や離職に悩まれている、同じ業界や他社のご担当者様へメッセージをお願いします。
本田様:
接骨院業界は、まだまだアナログな部分が多い業界であり、システム導入に対して「ハードルが高い」と感じている方も多いかもしれません。それでも、多店舗展開を行い、組織が成長していく過程においては、どうしても経営と現場の間に「見えない壁」が生じてしまいます。
特に、店舗展開を考えていたり、既に店舗展開を進めていたりとこれから組織が拡大していくフェーズにある企業様にとって、早い段階でこうしたデジタル基盤を整えることは、経営側と従業員側の双方にメリットをもたらすと確信しています。
接骨院業界全体をより良くしていくためにも、当社の事例が少しでもお役に立てれば嬉しいですし、この成果を共につくりあげてきたHRBrainの導入を心からお勧めしたいと思います。

※掲載内容は、取材当時の2025年12月時点のものです。












