新入社員研修とは?研修内容と期間や実施方法を解説
- 新入社員研修とは
- 新入社員研修の目的とメリット
- 社会人としての自覚を持たせる
- 人間関係や会社の雰囲気に慣れる
- 即戦力として職務に就くことができる
- 職務に対しての自信や向上心を与える
- 離職防止につながる
- コミュニケーションが取れる
- 新入社員研修を実施しなかった場合のデメリット
- 適材適所の仕事をすぐに与えられない
- 人材育成が難しい
- 仕事の効率低下につながってしまう
- 離職につながりやすくなる
- 新入社員研修カリキュラムの教育方法
- OJT
- OFF-JT
- メンター制度
- レクリエーション
- グループワーク
- ケーススタディ
- ロールプレイ
- フォローアップ
- 新入社員研修カリキュラムの設計ステップ
- 企業理念や経営理念の浸透
- 社内状況の把握と調査
- カリキュラム実施期間の設定
- 新入社員研修カリキュラムの作成
- 新入社員研修カリキュラムの具体例
- 受け入れ準備を整える
- 社内の備品の場所や使い方を説明する
- ビジネスマナーの指導をする
- 接客や電話対応の基本の指導をする
- パソコンスキルの指導
- 新入社員研修のオンラインでの実施
- 新入社員研修の6つの指導ポイント
- 教育マニュアルの作成
- 社会人として見本となる言動
- 企業理念や規則
- 配属ごとの知識やスキル
- 教育担当者の負担軽減
- 研修内容の習得の確認
- 新入社員研修を「スキル管理」で管理する方法
新入社員研修は、新卒採用や中途採用など、全ての新入社員に対して実施される研修で、新入社員を「即戦力」に育成するために必要な研修です。
また、新入社員の早期離職防止や社員同士のコミュニケーションの活性化、向上心のアップなど、企業成長へも繋がる重要な施策だと言えます。
新入社員研修のカリキュラムの設計方法や、メリットとデメリット、教育マニュアルの作成から指導のポイントなどについて説明します。
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新入社員研修とは
新入社員研修とは、「新卒採用」や「中途採用」などの、全ての新入社員に対して実施される研修で、メンター制度やOJT、OFF-JTなどの手法があります。
また、新入社員研修は、新入社員を組織や職場にいち早く慣れさせ、早期戦力化するために、企業文化やルール、個々の仕事の進め方などをサポートする教育や訓練のプログラムという意味では、「オンボーディング」と近しい意味あいの研修です。
▼「オンボーディング」についてさらに詳しく
オンボーディングとは?意味と目的やプロセスを解説
新入社員研修の目的とメリット
新入社員研修といっても、新卒採用と、中途採用では目的や実施方法が違います。
新入社員研修の目的とメリットについて確認してみましょう。
新入社員研修の目的
新卒採用:社会人として必要なスキルや知識の習得を目的とした研修
中途採用:即戦力化を目的とした研修
新入社員研修のメリット
社会人としての自覚を持たせる
人間関係や会社の雰囲気に慣れる
即戦力として職務に就くことができる
職務に対しての自信や向上心を与える
離職防止につながる
社会人としての自覚を持たせる
新入社員研修のメリットには、「社会人としての自覚を持たせる」ということがあげられます。
新入社員研修を通して、「新卒採用」の学生気分を一転させ、社会人としての自覚を持たせるためです。
新卒の優秀な人材を採用したとしても、社会人としてはまだ1年生のため、自社に適応する人材へと育成していく必要があります。
学生気分が残ったまま職務に就いても、成果が得られるまでに時間がかかってしまいます。
新入社員研修を行うことで、基本的な社会人としての自覚を持たせることができます。
また、実際に働いている既存の従業員や上司とコミュニケーションをとる中で、社会人としての緊張感や責任感も生まれるという効果があります。
人間関係や会社の雰囲気に慣れる
新入社員研修のメリットには、「人間関係や会社の雰囲気に慣れる」ということがあげられます。
新入社員の早期離職が課題となっている中、厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、中途採用者の前職の離職理由は、男性は「職場の人間関係が好ましくなかった(8.1%)」が1位、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった(8.0%)」が2位、女性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった(9.6%)」が1位、「職場の人間関係が好ましくなかった(9.6%)」が2位と、いずれも「人間関係」を離職理由としてあげている割合が多かったことが分かります。
職務を遂行する上で大事なことは、環境に慣れることです。
研修を通して、会社の理念や規則を理解し、従業員同士のコミュニケーションを図ることで、スムーズに職務に就くことが期待できます。
(参考)厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」
即戦力として職務に就くことができる
新入社員研修のメリットには、「即戦力として職務に就くことができる」ということがあげられます。
新入社員が戦力となるまでには、中途採用であっても半年から1年を要すると言われています。
新入社員を、いち早く即戦力にするためには、新入社員研修を実施することが大切です。
研修をマニュアル化し、実践と成果を体験させモチベーションを維持することや、目標設定をし、会社全体で計画的に新入社員を育成する取り組みを実施することが重要です。
職務に対しての自信や向上心を与える
新入社員研修のメリットには、「職務に対しての自信や向上心を与える」ということがあげられます。
新入社員が実際に職務に就いた際に、スムーズに仕事が遂行できることは、新入社員の自信に繋がります。
研修を通して身に着けた知識やスキルを、実際に仕事で体験し成果を実感することが大事です。
成果が得られることで「もっと出来る」という自信が生まれ、向上心に繋がっていきます。
離職防止につながる
新入社員研修のメリットには、「離職防止につながる」ということがあげられます。
新卒採用の離職率は、3年で3割と言われています。
また、転職が活発化する現代では、中途採用者の離職率も増えています。
企業にとって戦力化に力を入れる初期段階での従業員の退職は大きな損失だと言えます。
新入社員研修を行うことで、従業員を育成し、組織として人間関係の構築をサポートしていくことが、離職を防止する重要なポイントとなります。
▼「早期離職」についてさらに詳しく
早期離職の理由と問題とは?離職の原因と中途採用の定着率を上げる方法
原因と対策を考える若手の離職を防ぐためには
コミュニケーションが取れる
新入社員研修のメリットには、「コミュニケーションが取れる」ということがあげられます。
新入社員研修を通して、新入社員、既存の従業員、上司と、多くの従業員とコミュニケーションがとれます。
職務に就く前の段階なので、「教わる側」と「教える側」という立場から自然と質問、説明、解説といった会話が増えます。
また、職務についてからでは聞きにくい「単純な質問」なども研修の中であれば、聞きやすいでしょう。
このように、研修を通してコミュニケーションを自然にとらせることも、新入社員研修の重要な目的の1つです。
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリット
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリットについて確認してみましょう。
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリット
適材適所の仕事をすぐに与えられない
人材育成が難しい
仕事の効率低下につながってしまう
離職につながりやすくなる
適材適所の仕事をすぐに与えられない
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリットには、「適材適所の仕事をすぐに与えられない」ということがあげられます。
特に新卒採用での新入社員の場合は、スキルや実績がないため、どのような職務に就けば活躍できるのかが把握できません。
また、急な欠員での人員補充などの理由で「とりあえず」といったような配置をした場合でも、仕事を覚えるまでには、教える側にも負担が多く、新人研修を実施しないと、仕事がスムーズに回らないという結果を招いてしまいます。
人材育成が難しい
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリットには、「人材育成が難しい」ということがあげられます。
新入社員研修を実施しないと、教える側にもカリキュラムや計画性がなく、「教えていないこと」や「出来ないこと」の把握ができず、その場しのぎの仕事を繰り返す事になってしまいます。
そのため、人材育成に繋がるまでに、必要以上に時間と労力がかかってしまう、ということになってしまいます。
仕事の効率低下につながってしまう
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリットには、「仕事の効率低下につながってしまう」ということがあげられます。
新入社員の特性が分からないまま職務に就かせると、仕事の効率が低くなってしまう可能性があります。
人材の特性と仕事内容が合わず、成果が挙げられないという結果を招いてしまいます。
また、チームとして仕事をする場合は、新入社員の「性格」が分かるまでに時間がかかり、コミュニケーションが上手くとれない場合があります。
その結果、仕事効率にも影響を及ぼしてしまう場合があります。
離職につながりやすくなる
新入社員研修を実施しなかった場合のデメリットには、「離職につながりやすくなる」ということがあげられます。
新入社員研修をせずに職務に就くと、慣れるまでに時間がかかり、仕事の達成感がなかなか得られないという結果になってしまいます。
また、達成感や成果がなかなか得られないと、「出来ない」「自分には向いてない」「やる気が出ない」というマイナス思考が強くなってしまい、離職に繋がりやすくなる可能性があります。
新入社員研修カリキュラムの教育方法
新入社員研修カリキュラムの主な教育方法について確認してみましょう。
新入社員研修カリキュラムの教育方法
OJT
OFF-JT
メンター制度
レクリエーション
グループワーク
ケーススタディ
ロールプレイ
フォローアップ
OJT
OJTは、同部署の上司や先輩が、1対1で新入社員に対して、現場で実務を通して、知識やノウハウを身に着けさせる研修方法です。
現場に則した学びができることや、個人に合った指導ができることが特徴です。
OFF-JT
OFF-JTは、社外研修やセミナーへの参加など、複数人と対象に、実務から離れて行われる研修です。
挨拶や名刺交換の方法などを始めとした、ビジネスマナーの座学や、特定のテーマについて討議やプレゼンテーションをするグループワークなどが挙げられます。
▼「OJT」「OFF-JT」についてさらに詳しく
OJTとは?OFF-JTとの違いや意味と教育方法をわかりやすく解説
▼「OJT制度設計方法」についてさらに詳しく
メンター制度を取り入れたOJT制度設計ガイドブック
メンター制度
メンター制度は、「メンタリング」とも呼び、新入社員の所属する部署以外の先輩社員がサポートを行う研修方法です。
メンター制度は、キャリアや人間関係などの精神面や心理面での支援などを目的としています。
新入社員をサポートするメンターには、年齢の近い従業員が選ばれ、新入社員が相談しやすい環境を作るようにします。
▼「メンター制度」についてさらに詳しく
メンター制度とは?OJTとコーチングとの違いや必要性についてご紹介
レクリエーション
レクリエーションは、簡単なゲームや課題を行って、コミュニケーションをとる研修方法です。
新入社員研修を受けている、新入社員同士の人間関係の構築や、チームビルディングが目的です。
また、新入社員研修の前のアイスブレイクや、気分転換を目的として実施される場合もあります。
▼「レクリエーション」での「ゲーム」についてさらに詳しく
チームビルディングに有効な、簡単にできるゲーム5例
グループワーク
グループワークは、新入社員をいくつかのグループに分けて、グループ単位で課題に取り組む研修方法です。
新入社員同士の人間関係の構築や、コミュニケーションスキル、ロジカルシンキング、課題解決能力を身に付けることが目的です。
▼「ロジカルシンキング」についてさらに詳しく
ロジカルシンキングとは?具体的な手法からすぐに実践できる方法をご紹介
ケーススタディ
ケーススタディは、実務で起こり得る事例をもとに、対処方法や解決策を学ぶ研修方法です。
問題解決能力や、分析力、論理的思考、洞察力などを身に付けることが目的で、ロールプレイと平行して実施されることもあります。
ロールプレイ
ロールプレイは、実務で想定される事例をもとに、設定された役割に合わせて演じる研修方法です。
セールストークなどの電話対応や、名刺交換などのビジネスマナーで、想定されるシーンをあらかじめ体験しておくことで、実際の現場で即座に対応できるようにすることが目的で、ケーススタディと平行して実施されることもあります。
フォローアップ
フォローアップは、新入社員研修で行ったことに対して、時間をおき再度、研修で学んだスキルや知識を強化する研修方法です。
研修で学んだことの定着率を高めることや、新入社員の不安やストレスをサポートすることが目的です。
▼「フォローアップ」についてさらに詳しく
フォローアップとは?企業が取り組むべきことや、様々な使い方を解説
新入社員研修カリキュラムの設計ステップ
新入社員研修カリキュラムの設計ステップについて確認してみましょう。
適切なカリキュラムを設計することで、効果的な新入社員研修を実施することができるでしょう。
新入社員研修カリキュラムの設計ステップ
経営理念や企業理念の浸透
社内状況の把握と調査
カリキュラム実施期間の設定
新入社員研修カリキュラムの作成
企業理念や経営理念の浸透
「企業がなぜ存在するのか」や「なんのために事業活動を行うのか」を表す企業理念や、「経営者の考えや信念」である経営理念について、新入社員がしっかりと理解することができるように、新入社員研修を通して伝えることが大切です。
新入社員は、企業理念や経営理念を理解することで、企業が求める人物像や役割を把握することができ、目標や成長意欲が生まれるでしょう。
▼「企業理念」「経営理念」についてさらに詳しく
企業理念と経営理念の違いは?それらを社内に浸透させる方法について
社内状況の把握と調査
新入社員が配属される部署へのヒアリングを行い、新入社員が配属後、1日も早く即戦力として活躍できるよう、カリキュラムを設計しましょう。
「業務に必要なスキル」や「業務の実施方法」「既存社員のスキルや知識」などを把握し、新入社員に不足しているスキルや知識を習得できるようにしましょう。
また、過去に新入社員研修を受けた従業員に対して、「新入社員研修で知りたかったこと」「実務で困ったこと」などをヒアリングし、カリキュラムの設計の際に活かすこともおすすめです。
カリキュラム実施期間の設定
新入社員研修の期間は一般的に、およそ3か月ほど実施されます。
入社後すぐは、オリエンテーションやセミナーとして3日〜1週間というスケジュールで研修を行う企業が多いと言われています。
指導者に負担がかからないようスケジュールを整えることが大事です。
また、外部講師や委託研修なども利用すると良いでしょう。
新入社員研修は入社後すぐの研修に限らず、配置換えや異動の際にも行うことも含むので、それぞれに適したスケジュールやカリキュラムの調整が大事です。
新入社員研修カリキュラムの作成
実際に新入社員研修のカリキュラム内容を決定しましょう。
スキルや知識などの習得を目的とした研修の前に、企業理念や経営理念、事業内容についての説明を実施することで、新入社員が新入社員研修に自主的に参加することができるようになるでしょう。
新入社員研修カリキュラムに設定される、具体的な研修内容について確認してみましょう。
新入社員研修カリキュラム
企業理念、経営理念、事業内容、サービス概要の理解
マインドセット
ビジネスマナー
PCスキル(OAスキル)
コミュニケーション
ロジカルシンキング
コンプライアンス
また、業種や職種によっても、新入社員研修の内容や方法に違いがあります。
例えば、IT企業などでは「ネット上でのルール」や「パソコン作業」についての研修に重点を置きますが、メーカーなどでは「商品開発について」や「営業展開の方法」、「接客の仕方」などについての研修に重点を置きます。
各企業が自社の理念に沿った内容の新入社員研修を実施することが大切です。
新入社員研修カリキュラムの具体例
実際に新入社員研修を実施する際の具体例について確認してみましょう。
受け入れ準備を整える
新入社員の「受け入れ準備を整える」ことは、新入社員に入社してすぐに「会社の一員である」という自覚を持たせるとともに「仕事に対する意欲」を向上させる効果があります。
新入社員の制服、名詞、メールアドレス、デスク、ロッカー、文具などを揃える
新入社員の情報を把握しておく
新入社員を歓迎している雰囲気をつくる
社内の備品の場所や使い方を説明する
新入社員に「社内の備品の場所や使い方を説明する」ことで、新入社員が仕事を始める際の「不安を取り除ける」とともに、「コミュニケーションの導入」としても効果があります。
給湯室、お手洗い、社長室、休憩場所など社内の案内をする
コピー機、電話、パソコン、掃除道具などの使用方法を説明する
備品や文房具などの場所や利用方法を説明する
ビジネスマナーの指導をする
新入社員が新卒採用の場合は、特に「ビジネスマナーの指導をする」ようにしましょう。
仕事に適した服装や身だしなみについて
言葉遣いについて、社内と社外での敬語の使い方や上司の呼び方など
仕事とプライベートを分けること(職務中に友人へLINEを送らない、会社のPCを私用で使わないなど)
社内や取引先での挨拶の仕方
接客や電話対応の基本の指導をする
新入社員には「接客や電話対応の基本の指導をする」ようにしましょう。
接客の際の言葉遣いやお辞儀の方法など
電話対応の際の対応の仕方、メモの取り方、伝言の伝え方など
パソコンスキルの指導
新入社員に自社の形態に沿って「パソコンスキルの指導」をするようにしましょう。
ビジネス文書の作成方法
メールの作成方法
さまざまな書類の作成方法
新入社員研修のオンラインでの実施
コロナ禍以降、リモートワークを実施する企業も増え、研修のオンライン化が進んでいます。オンライン研修は「WEBセミナー」や「WEB研修」などとも呼ばれます。
オンライン研修は、パソコンや携帯電話、タブレットなどのインターネット環境があれば、どこでも簡単に受講できるため、新入社員研修をオンライン研修で実施している企業も増えています。
研修をオンラインで実施する際の「メリット」と「デメリット」について確認してみましょう。
オンライン研修のメリット
研修コストが抑えられる
指導者の負担を軽減できる
自宅など場所を問わず研修が受講できる
研修の録画や録音が可能
オンデマンド配信で反復学習ができる
受講者のデータ管理がしやすい
オンライン研修のデメリット
インターネット環境が不安定だと受講しにくい
指導者と受講者のお互いのリアクションが分かりにくい
受講者同士のコミュニケーションが取りにくい
実践的な指導が難しい
新入社員研修の6つの指導ポイント
新入社員研修での6つの指導のポイントについて確認してみましょう。
新入社員研修の指導ポイント
教育マニュアルの作成
社会人として見本となる言動
企業理念や規則
配属ごとの知識やスキル
教育担当者の負担軽減
研修内容の習得の確認
教育マニュアルの作成
新入社員研修の「教育マニュアル」を作成することで、指導者の負担を軽減するとともに、計画的に新入社員研修を進めることができます。
また、受講者である新入社員も、マニュアルにそって「確認」や「振り返り」ができるので、受講しやすくなります。
教育マニュアルの作成については、専門的にツールを販売している企業もあるので自社にあうものを探して検討してみるのも良いでしょう。
社会人として見本となる言動
指導者は社会人としての見本となるよう、「ビジネスマナー」や「言葉遣い」に気を付けて行動するようにしましょう。
受講者である新入社員から、答えられない質問などがあった際も、動揺をみせず「調べて確認してから答えます」など、新人に不安を持たせないような回答をするように注意しましょう。
企業理念や規則
新入社員研修の中で「企業理念」や「規則」が自然と浸透するように指導をします。
また企業には「社風」というものがあるので、職務に就いた際にこの社風に少しでも早く慣れることができるよう、新入社員研修内で社風に慣れてもらい、スムーズに職務に取り組むことができるようにすることも大切です。
配属ごとの知識やスキル
新入社員の配属先が決まっている場合は、即戦力となれるよう「知識」や「スキル」を磨くよう指導します。
人材の能力を指導者が見極めて、指導をすることがとても重要になります。
教育担当者の負担軽減
教育担当者の普段の仕事に影響がないよう、新入社員研修は負担が軽減できる内容になるように配慮しましょう。
教育担当者に集中して負担がかからないよう、組織全体として取り組むようにしましょう。
研修内容の習得の確認
新入社員研修は、一方的に指導して終わるのではなく、最後に研修内容が身についているかの確認をすることが重要です。
研修の最後に、「テスト」や「実践テスト」を行うと良いでしょう。
研修で学んだことを職務で活かせてこそ新入社員研修は成功だといえます。
新入社員研修を「スキル管理」で管理する方法
新入社員がどのようなスキルを身に着けているのかだけでなく、どのような研修を受けたのか、その履歴を管理することも大切な「スキル管理」の1つです。
研修履歴を管理することで、研修の重複を防ぎ、弱いスキルの底上げをする研修を行うなどのフォローが可能になります。
今日から始めるスキル管理〜スキルデータを活用して戦略人事を実現する方法〜
「HRBrain タレントマネジメント」では、従業員ひとりひとりの、スキルや資格、研修履歴などの教育状況が、一目見て分かるよう可視化することが可能です。
スキル管理を通して、適切な研修を実施することで、効率的かつ効果的に新入社員研修を実施することができるでしょう。
HRBrainタレントマネジメントの特徴
検索性と実用性の高い「データベース構築」を実現
運用途中で項目の見直しが発生しても柔軟に対応できるので安心です。
柔軟な権限設定で最適な人材情報管理を
従業員、上司、管理者それぞれで項目単位の権限設定が可能なので、大切な情報を、最適な状態で管理できます。
人材データの見える化も柔軟で簡単に
データベースの自由度の高さや、データの見える化をより簡単に、ダッシュボードの作成も実務運用を想定しています。
▼「タレントマネジメント」についてさらに詳しく
【完全版】タレントマネジメントとは?基本・実践、導入方法まで解説
▼「タレントマネジメントシステム」についてさらに詳しく
タレントマネジメントシステム15選!導入メリットや選定ポイントを解説
▼「タレントマネジメント」お役立ち資料まとめ
【人事担当者必見】タレントマネジメントに関するお役立ち資料まとめ
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