#人材管理
2023/09/04

HR Tech業界のカオスマップを解説!得られる効果や活用方法をご紹介

目次

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    最近ますます注目を浴びるHRTech。HR Techを導入するメリットや活用法、分野を選定するときに便利なHRTechカオスマップの紹介、9つの分野を代表する企業をご紹介します。

    HR Techとは

    HRテックとは

    導入すると業務が楽になると噂のHR Tech。本当に業務が楽になるのでしょうか。ますは、そもそもどのようなものがHR Techなのかを説明します。

    HR Techとは

    HR Techとは、HR(Human Resource) Technologyのことで人事関連のテクノロジーに関する造語です。最近ではFinTech(Finance Technology)など関連分野の頭文字を取った造語なども出ています。

    HR Techは20年前からあるテクノロジーですが、近年AI技術の向上やクラウドサービスの充実で注目を集めています。

    HR Techが普及し始めた背景

    HR Techの本場はアメリカです。アメリカは人材の流動性が高いので人事関連の技術が発達してきました。

    日本では人材の流動性が低く、採用に関しては新卒一括採用、終身雇用制度が一般的でしたのであまり注目されていませんでした。しかし近年では次の点で注目を集めています。

    • 少子化が進み人材の確保の難化

    • 新卒採用以外の人材確保の手段

    • 異なる雇用形態の労務管理

    • 様々なポジションにいる人材の教育や評価

    このように人事担当者だけで抱えることができない業務が増えてきているため、HR Techが注目を浴びているのです。

    また従来多くの企業ではPCでの作業が必須でしたが、Webアプリが進化して非常に使いやすくなったことや、スマートフォンやタブレットなどが一般的に普及したために、インターネット環境があればどこでも作業ができるようになったことも普及の背景としてあります。

    適切なHR Techの導入はあなたの企業の課題を解決してくれる可能性を秘めています。

    HR Techについてより詳しく知りたい方は「HRテックサービスとは?活用できる領域や導入メリットを紹介」をご覧ください。

    HR Techを活用するメリット

    HR Tech活用のメリット

    HR Techを導入したり、活用したりするとどのようなメリットがあるのでしょうか。HR techが活用されている領域やその効果を解説します。

    HR Techを活用する領域

    人事関連の領域ほぼすべてを網羅してますが、特に以下の領域で活用が進んでいます。

    • 労務管理分野

    給与管理に関しては最も進んでおり、約8割の企業が導入しています。勤怠管理も進んでいる分野なので、イメージしやすいかもしれません。

    • 採用分野

    採用分野では、自社説明会の誘導をHPで行い、新卒採用や中途採用を行ってきました。人材の確保が難しくなっている一方、正社員以外の採用や、リファラル採用なども増えてきており、採用チャンネルが増えてしまうと管理コストが上がってしまうため、注目すべき分野です。

    • 社員満足度分野

    せっかく採用できた社員も辞めてしまうと元も子もありません。個々の社員が日々の目標やどのようなモチベーションを持って業務に取り組んでいくかを把握することが重要です。かつてはマネージャーの力量でなんとかしていた部分もありましたが、HR Techを活用することで、誰もがデータで理解できるようになるので、会社と職員のエンゲージメントを高めるために導入を検討する企業も多いようです。

    HR Techで得られる効果

    HR Techを導入することでどのような効果を得ることができるのでしょうか。

    • 労務管理コストを下げることができる

    個人の勤怠状況を手作業で集計することは、社員の人数が多ければ多いほど途方も無い労力がかかります。行為った作業を自動集計することで、工数を削減することができるので人件費以上の労務コストを下げることができます。

    • 企業への売上の貢献

    労務管理や採用管理などの工数を減らすことができれば、その分野に関わっていた人員を売上を上げる部門に振り分けることができます。

    • 導入に関しては注意が必要

    HR Techは何でも課題を解決してくれる魔法の杖ではありません。「何が課題か、何をするか」を明確にしてから導入を検討する必要があります。やみくもに導入してしまうとかえって社内に混乱を起こしてしまう可能性があります。

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    HR Tech カオスマップの解説

    HR Techの代表的な分野と企業の紹介

    現在日本では数多くのHR Techのサービスが展開されています。得意分野ごとに分けた展開図をHR Techカオスマップとよび、あなたの会社の課題を見つけた際、導入するサービスを選定するときに役立ちます。9つの分野とそれぞれの代表企業をご紹介致します。

    HCM 

    HCM(Human Capital Management)の略です。AIを活用し人事や給与、評価などの人材情報を集約したクラウド型のデータベースを構築し、マネジメントに特化したHR Techのことです。

    • Workday

    日本よりも世界で有名なサービスです。財務や人事管理などトータルパッケージでサービスを展開しています。世界的に有名な企業だけでなく、日本でも有名な企業が導入しています。

    求人

    新卒採用や中途採用などにかかる、工数削減の支援や、総合求人サイトにリンクしやすくするHR Techサービスです。複数の求人サイトに応募を載せることや、応募者の一括管理をすることができるので人事担当者の負担を大幅に減らすことができます。

    • リクナビHRTech転職スカウト

    大手リクルートサイトのリクナビが運営するHR Techサービス。AIがおすすめの候補者を紹介してくれます。国内最大級のデータベースを使用しているのと、実際に採用に至った場合費用が発生する報酬型を採用しており、導入しやすいサービスです。

    採用

    応募受付から面接の日時調整、採用まで一元管理することが得意なHR Techサービスです。応募者の情報をAIでデータ化するサービスもあります。採用担当者が複雑な工程で苦労する分野でもあります。

    • engage

    様々な求人サイトに自動リンクしてくれるだけでなく、応募者の対応や面接の調整、入社後の対応や人材紹介会社よりの応募者も一元管理してくれる「Hirehub」で効率的に管理することができます。

    エンゲージメント

    人材を採用した後、会社にとって最も重要と言っても過言ではない分野です。離職を防ぎ、社員がいきいきと働くための目標管理や人事評価、人材の適材適所の配置、計画的な育成など、今まではマネージャの采配で行うこともありましたが、HR Techを導入することで課題を解決する可能性を秘めています。

    • HRBrain

    Excelでの目標管理や社員の印象だけで人事評価を定めていた会社も多いのではないでしょうか。企業が評価する項目などを自由に設定できる点や社員データベースを構築する際に組織図ツリーが作成でき、人材の適材適所の配置が行いやすい点、人事評価機能のテンプレートが豊富に用意されている点、サポートが手厚い点など企業の中核業務の問題点を一気に解決できる可能性があるHR Techサービスです。

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    労務管理

    給与計算、勤怠管理、保険手続きなどの工数を削減してくれるHR Techサービスです。導入している企業が多いのでイメージしやすいのではないでしょうか。

    • SmartHR

    ペーパーレス化や効率化を目的とし、毎月の勤怠管理、給与計算の自動化、Web給与明細の配布、雇用契約の締結、年末調整などバックオフィス業務を総合的に行ってくれるHR Techサービスです。

    People analytics (サーベイ・分析ツール)

    社員の行動データを収集、分析することができるHR Techサービスです。社員の最適な職場や働き方などを考えることができるようになります。

    • スマレビ

    360度フィードバックシステムで自己イメージや同僚の評価、部下からの評価、上司からの評価など改善点が容易に理解できるレポートを提供してくれるほか、ストレスチェックやコンプライアンス調査など多角的に人事調査を行うことができるサービスです。

    アウトソーシング

    バックオフィス業務などアウトソーシングができる業務は多岐にわたりますが、リモートワークが普及して更に業務が拡大しています。企業側と人材をつなぐHR Techサービスです。

    • CASTER BIZ

    「リモートワークを当たり前にする」というミッションを掲げて2014年9月よりサービスを開始しています。日常業務から専門業務まで幅広い業務に効率的に対応。個人に業務をアウトソーシングすることが多いですが、CASTER BIZではチームで対応してくれます。

    アルムナイ

    アルムナイとは企業を離職をした人の集まりを指します。慢性的な人材の不足の状況では退職者の情報も貴重な人材資源です。新卒採用一本だったかつての採用と違い、雇用の流動性が高まってきたため徐々に認知されてきた採用手法です。

    • ​​MyRefer Alumni

    退職者は他社でのスキルをつけ、自社の業務を熟知している最高の採用候補です。退職者向けのコミュニケーションプラットフォームを提供してくれるHR Techになります。MyReferはリファラル採用で培った社員の友人、知人の推薦から、選考、採用のプロセスをアルムナイにも導入しています。

    その他

    特定の分野に特化したHR Techサービスです。

    • BizteX cobit

    Excelのリスト作成、コピペなど決まった繰り返し業務をクラウドRPAが人間の代わりに代行してくれるサービスです。特にプログラミングなどを覚える必要もなく、直感的な操作で繰り返し業務を実行するロボットが作成できます。

    【まとめ】人材管理・タレントマネジメント・人事評価管理をカンタン・シンプルに

    HR Techカオスマップをご紹介させていただきました。しかしHR Techは何でも解決できる魔法の杖ではありません。

    たとえば課題が労務管理なのに、採用のHR Techを優先で導入してしまうとかえって会社に混乱を招いてしまいます。

    9の分野で特に優先順位が高いものを選びましょう。採用単価や教育コストが上がってきている昨今、離職を防ぐためにも目標設定、人事評価制度のHR Techサービスは特に優先順位が高そうです。

    HRBrainは会社の根幹業務である人事評価制度とあなたの大事な社員を確かな成長につなげるタレントマネジメントシステムです。

    HRBrainは、従業員の目標設定から評価までのオペレーションの全てをクラウド上のソフトウエアで効率化するサービスです。MBOやOKR、1on1などの最新のマネジメント手法をカンタン・シンプルに運用することができます。

    「そろそろ人事制度を整備したいが大変だし、誰に相談したらいいか分からない・・」
    「もっと目標意識を高めて、メンバーに自発的に成長をして欲しい・・」
    「管理作業に時間・工数が掛かりすぎる。無駄な業務に時間を割きたくない・・」

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    HR大学編集部
    HR大学 編集部

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