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プレゼンティーイズムがもたらす損失とは?言葉の意味から対策までを解説

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プレゼンティーイズムがもたらす損失とは?言葉の意味から対策までを解説

目次

    プレゼンティーイズムとは

    プレゼンティーイズムとは

    プレゼンティーイズムとは何を意味する言葉なのでしょうか。まずはプレゼンティーイズムの意味について解説します。

    プレゼンティーイズムの意味 

    プレゼンティーイズム(presenteeism)とは、心身に何らかの不調や疾病を抱えた状態で出社し、本来のパフォーマンスが発揮できない状態を意味します。日本語で「疾病就業」と訳されます。花粉症や頭痛、軽度の精神疾患などの心身の不調を持ったまま業務にあたるプレゼンティーイズムに従業員が陥ることは、企業の損失を生んでいるとされています。

    プレゼンティーイズムとアブセンティーイズム

    プレゼンティーイズムと似た言葉として挙げられるのがアブセンティーイズムです。アブセンティーイズムとは、心身の不調により欠勤や早退してしまうことを意味します。実際に働けなくなってしまう点が、プレゼンティーイズムとの違いになります。

    • プレゼンティーイズムは働いているけれど、生産性が落ちている状態
    • アブセンティーイズムはそもそも働けなくなる状態

    になります。

    プレゼンティーイズムと健康経営

    プレゼンティーイズムに陥る従業員が増えることは、企業にとって大きな損失です。そこで注目されているのが「健康経営」です。健康経営とは、「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する事」を意味します。健康経営に取り組むことで、従業員の健康増進を図り、プレゼンティーイズムを防ぎます。健康経営についてさらに詳しく知りたい方は、「中小企業の健康経営とは?中小企業の課題と健康経営に取り組むメリット」をご覧ください。

    (※参考) 経済産業省:「健康経営」より

    プレゼンティーイズムの測定方法と損失額

    プレゼンティーイズムの測定方法と損失額

    プレゼンティーイズムが企業の損失を生んでいるとされていますが、実際の損失を測定することはできるのでしょうか。ここでは、プレゼンティーイズムの測定方法と、推定損失額について解説します。

    プレゼンティーイズムの測定方法

    プレゼンティーイズムには5つの測定方法があります。

    ・5つの測定方法
    経済産業省の『企業の「健康経営」ガイドブック』にて、生産性への影響度を評価する指標としてプレゼンティーイズムが紹介されています。そしてプレゼンティーイズムの評価方法として5つ紹介されています。

    プレゼンティーイズムの評価方法

    いずれも学術的に提示された評価方法です。これらは全て評価方法が異なるため、アウトプットされる結果も違うものになります。評価を行う際には、自社に適した方法を選ぶようにしましょう。

    (※参考) 経済産業省:「企業の「健康経営」ガイドブック」より

    プレゼンティーイズムによる推定損失額

    プレゼンティーイズムの評価を行うことで、推定損失額を算出することも可能です。実際にユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社では、提供するストレスチェックサービスを用いて推定損失額を算出しています。ストレスチェックでは、従業員を健康な人、高ストレス者、超高ストレス者の3つに分類しています。この3者のそれぞれのプレゼンティーイズムによる損失額を算出したところ、

    • 健康な人:60万円
    • 高ストレス者:109万円
    • 超高ストレス者:139万円

    を年間で損失しているという結果が出ました。(前提条件:平均年収400万円、年間勤務日数を平均240日の従業員がそれぞれの状態になった場合の損失額)

    プレゼンティーイズムの原因

    プレゼンティーイズムの原因

    大きな損失を生むプレゼンティーイズムを防ぐ方法はないのでしょうか。その方法を知るために、まずはプレゼンティーイズムに陥る原因について解説します。

    労働環境

    1つ目の原因が「労働環境」です。室内環境やデスク環境が悪いことで、心身の不調をきたす場合があります。

    • 照明が暗い
    • 室温管理が適切でない
    • 埃っぽい
    • 腰痛が出やすい椅子

    など、従業員の心身に影響を与えプレゼンティーイズムを引き起こします。健康な状態だったのに、労働環境が悪いことで不健康になってしまうケースです。従業員が快適に仕事ができる労働環境を整えることが必要です。

    人間関係

    2つ目の原因が「人間関係」です。

    • 職場の人間関係にストレスがある
    • 心身に不調がある際に休むことを言い出せない
    • 業務を代わってくれる人がいない

    など、人間関係がプレゼンティーイズムを引き起こしている場合があります。良好な人間関係を築き、健康でいられる関係作りが大切です。

    個人的な要因

    3つ目の原因が従業員自身の「個人的な要因」です。心身に不調があったとしても会社を休むことができないという人もいます。

    • 既に何回も休んでいる
    • 収入が少ない
    • 休むことを申し訳なく思っている

    など、その理由は様々です。そういう人がいることも認識し、プレゼンティーイズムを防ぐ施策を打ちましょう。

    プレゼンティーイズムの対策

    プレゼンティーイズムの対策

    プレゼンティーイズムの原因を知れば、対策を打つことができます。ここでは、プレゼンティーイズムを防ぐ対策を解説します。

    健康管理を組織として実施

    従業員の心身の不調を防ぐために、健康管理を行っていきましょう。方法として、

    • 健康診断
    • ストレスチェック
    • 労働時間・残業時間管理

    等が挙げられます。組織全体として、健康を意識し取り組みを進めていきましょう。中心となる人として衛生管理者を置くことも1つの方法です。衛生管理者とは労働安全衛生法で定められた国家資格であり、従業員が安心して働ける職場づくりを行います。衛生管理者についてさらに詳しく知りたい方は、「衛生管理者試験はどんな試験?第一種と第二種の内容の違いや受験資格について解説」をご覧ください。

    ワークライフバランスの取りやすい環境づくり

    ワークライフバランスが取りやすい環境づくりも有効な策となります。ワークライフバランスとは仕事と生活の調和を意味します。私生活を犠牲にし、仕事中心になることで知らず知らずのうちにストレスが蓄積し、心身に不調が現れることも少なくありません。

    • 有給休暇の取得の推進
    • フレックスタイム制の導入
    • リモートワークの導入

    などを行うことでワークライフバランスを取りやすい環境にできます。ストレスを軽減し、不調を解消できる環境を作りましょう。さらに詳しく知りたい方は、「ワークライフバランスとは? 組織の働き方改革から個人の取り組みまで」をご覧ください。

    ウェルビーイングへの取組み

    ウェルビーイングとは、心身が健康な状態であるだけでなく、社会的・経済的に良好で満たされている状態にあることを指します。この状態を目指す取り組みが、プレゼンティーイズムを防ぐことにつながります。具体的な取り組みとしてここまで挙げてきた、

    • 健康管理を組織として実施
    • ワークライフバランスの取りやすい環境づくり

    と併せて、給与・福利厚生等の待遇改善や、働きがいを感じられる取り組みを行いましょう。ウェルビーイングについて、さらに詳しく知りたい方は、「ウェルビーイングとは?意味の解説から企業での導入事例紹介まで!」をご覧ください。

    【まとめ】人材管理・タレントマネジメントをカンタン・シンプルに

    今回は「プレゼンティーイズム」について解説しました。心身の不調により、従来のパフォーマンスを発揮できない状態では、企業としても大きな損失になりますし、何より働く従業員にとって辛いことです。従業員が本来のパフォーマンス以上の力を発揮できるような環境を目指しましょう。

    そこで環境づくりと共に重要になるのが、従業員の状態を知ることです。

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    HR大学 編集部

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