#人材育成
2023/11/30

マネジメントの資格とは?管理職やマネージャーに必要なスキルや資格を紹介

目次

    マネジメントの資格には、どのような種類があるのでしょうか。

    マネジメントに資格は必須ではありませんが、マネジメントに必要な能力を磨くために、マネジメントの資格は有効な手段です。

    この記事では、マネジメントの資格の種類と詳細、マネジメントに求められるスキルについて解説します。

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    マネジメントの資格とは

    マネジメントの資格とは、マネジメントのスキルを向上させるための資格です。

    主なマネジメントの資格について確認してみましょう。

    主なマネジメントの資格

    • ビジネスマネジャー検定試験

    • ビジネスマネージメント認定試験(ビジネスマネジメント資格)

    • ロジカルシンキングマスター認定試験(ロジカルシンキング資格)

    • メンタルヘルス・マネジメント検定試験

    マネジメントとは

    マネジメントについて、アメリカの経営学者ピーター・ドラッカーは、「組織に成果をあげさせるための道具、機能、機関」と定義しています。

    マネジメントの語源は、イタリア語で「馬を手綱で操る」ことを意味する、「maneggiare(マネジャーレ)」からきています。

    日本語で、マネジメントは往々にして「管理」と訳されることがありますが、「管理」は枠組みを外れないように「型にはめる」というニュアンスを持っており、厳密には意味が異なります。

    マネジメントとは、組織が成果を上げるために「なんとかする」手段や役割と言えます。

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    マネジメントに求められるスキル

    マネジメントでは具体的にどのようなスキルを磨けば良いのか、マネジメントに求められるスキルについて確認してみましょう。

    マネジメントに求められるスキル

    • リーダーシップ

    • 目標設定能力

    • 現状分析能力

    • 問題解決能力

    • コミュニケーション能力

    • 部下のスキル把握

    • スケジュール管理能力

    • 経営知識

    リーダーシップ

    リーダーシップとは、「組織が定めた目標を達成するために、チームの先頭に立ってメンバーを引っ張っていくこと」を指します。

    進むべき方向を指し示し、メンバーが誤った方向へ進んでいる場合は、しっかりと正す勇気も必要です。

    近年では、「支配的なリーダー」とは対極の「サーバントリーダー」というタイプのリーダーに注目が集まっています。

    サーバントリーダーとは、「まず相手に奉仕し、その後、相手を導くものである」という考え方です。

    「ツアーコンダクター」で言い換えると、イメージがしやすいかもしれません。

    ガイド役は、参加者を目的地まで案内し、道中ではさまざまなケアを行います。

    決して強引に引っ張っていくことはしませんが、参加者はその指示に従います。

    そうしたリーダーシップを発揮することで、メンバーからの信頼を勝ち取ることができます。

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    目標設定能力

    マネジメントでは、チームが取り組んでいる業務だけでなく、進むべき方向、達成すべき目標をしっかりとインプットする能力が必要となります。

    メンバーが設定された目標にピンとくる状態まで、具体的なビジョンに落とし込むことが重要です。

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    現状分析能力

    マネジメントでは、客観的に現状を分析するための能力も必要です。

    マネジメントをするうえで、現在チームまたは、メンバーが置かれている状況を把握することは重要だからです。

    目標を達成するまでの道のりを思い浮かべた際に、「いまは、目標に対してどのあたりに位置しているのか」をメンバーに具体的に伝えられるようにする必要があります。

    問題解決能力

    マネジメントでは、問題が起こった際に、冷静に対処し、そのトラブルを解決に導くための能力も必要です。

    そのためには、経験や勘に頼ることなく、論理的思考を意識し発揮することが、問題解決の助けになります。

    コミュニケーション能力

    マネジメントでは、チームのメンバーと積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。

    普段から、やり取りや会話が活発に交わされるチームからは、斬新なアイディアが生まれるだけではなく、業務が円滑に回るようになります。

    マネージャーは、ファシリテーターのように、メンバーから積極的な発言を引き出すようにしましょう。

    積極的にメンバーとコミュニケーションを取り、円滑で良好な関係を築きましょう。

    部下のスキル把握

    マネジメントでは、メンバーとのコミュニケーションを取ることが大切です。

    コミュニケーションを通して、趣味、得意なこと、勉強している資格、今後のキャリアなど、さまざまな情報を受け取ることができます。

    そこで得た、メンバーのスキルや知識を、ぜひ仕事の割り振りや、適材適所の人材配置に活かしましょう。

    部下のスキル把握をする際は、スキルマップやタレントマネジメントが役立ちます。

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    スケジュール管理能力

    マネジメントでは、スケジュール管理能力が欠かせません。

    もちろん自身のスケジュールだけでなく、メンバーのスケジュール、案件やプロジェクトごとのスケジュールを把握し、スケジュールを組むスキルが求められます。

    「いかに効果的か」という視点を持って、スケジュールを決定するようにしましょう。

    経営知識

    マネジメントでは、経営に関する知識も必要です。

    とくに経営に関する知識を強化することで、マネジメント力を養うことができます。

    マネージャーが意思決定をする際に、指針・判断基準となるのが、この経営に関する知識です。

    これらを勉強することは、マネジメント能力の向上に役立ちます。

    マネジメントの資格を取得するメリット

    マネジメントに関する資格を取得することで得られるメリットについて確認してみましょう。

    マネジメントの資格を取得するメリット

    • ポータブルスキルの取得

    • スキルアップにつながる

    ポータブルスキルの取得

    マネジメントの資格を得ることは、ポータブルスキルの取得にもなります。

    ポータブルスキルとは、業務に必要な専門スキルや知識だけではなく、性格や人柄、コミュニケーション能力という個人スキル全般を指します。

    とくに、「プロジェクトマネジメント資格」は、文字通りプロジェクトを進行する際に必要となる基本的な知識や技術を会得することができます。

    こうした、スキルや資格を得ることは、就職活動においてもアピールできるポイントとなります。

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    スキルアップにつながる

    マネジメントの資格を得るために、目標を持って勉強をすることは、スキルアップにも繋がります。

    また、資格取得のために学んだことをマネジメントの現場で実践できれば、マネジメントの評価も上がり、人事評価で高評価を得ることもできるでしょう。

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    マネジメントの資格の一覧

    マネジメントに関する資格にはどのようなものがあるのか、確認してみましょう。

    マネジメントの資格:国家資格

    • 社会保険労務士

    • 中小企業診断士

    • 税理士

    • 公認会計士

    • 情報処理技術者

    マネジメントの資格:公的資格

    • 簿記検定

    • ビジネスマネジャー検定

    • メンタルヘルス・マネジメント検定試験

    マネジメントの資格:民間資格

    • ケアストレスカウンセラー

    • マーケティング・ビジネス実務検定

    • IPO実務検定

    • 財務報告実務検定

    ビジネススキル関連の資格

    マネジメントの土台となる、ビジネススキルに関する資格について確認してみましょう。

    ビジネススキル関連の資格

    • ビジネスマネジャー検定試験

    • PMP(Project Management Professional)

    • PMC(プロジェクトマネジメント・コーディネーター)

    • ビジネスマネージメント認定試験(ビジネスマネジメント資格)

    • ロジカルシンキングマスター認定試験(ロジカルシンキング資格)

    • 論理的思考士

    • メンタルヘルス・マネジメント検定試験

    • 公認モチベーション・マネジャー資格

    ビジネスマネジャー検定試験

    「ビジネスマネジャー検定試験」は、東京商工会議所による公的資格です。

    管理職の土台として必要な知識を効率よく学ぶことができる資格です。

    年に2回、東京商工会議所が実施する検定試験で、合格すると「ビジネスマネジャー」の称号を得ることができます。

    ビジネスマネジャー検定試験は、「企業組織の要である管理職(マネジャー)の土台づくり」のための検定です。

    学習項目は、「人と組織のマネジメント(コミュニケーション、人材育成、チームビルディングなど)」「業務のマネジメント(事業管理、戦略立案、マーケティング、財務分析など)」「リスクのマネジメント(リスク管理、コンプライアンス、メンタルヘルス、クレーム対応、情報の取扱など)」の3つです。

    成果を上げるためだけでなく、近年注目されている「リスクマネジメント」まで、バランスよく網羅されています。

    (参考)東京商工会議所検定サイト「ビジネスマネジャー検定試験®

    PMP(Project Management Professional)

    「PMP(Project Management Professional)」は、NPO法人である米国プロジェクトマネジメント協会が主催する「プロジェクトマネジメント資格」です。

    プロジェクトを管理・運営するプロジェクトマネジメントスキルは汎用性が高く、どの業界の現場でも、非常に重宝されています。

    プロジェクトマネジメントスキルの国際資格として広く認知されている資格です。

    (参考)一般社団法人PMI日本支部「PMP®資格について

    PMC(プロジェクトマネジメント・コーディネーター)

    「PMC(プロジェクトマネジメント・コーディネーター)」は、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会による認定資格です。

    プロジェクトマネジメント、プロジェクト組織マネジメント、情報マネジメントと情報インフラストラクチャー、人材能力基盤の範囲から出題されます。

    P2M標準ガイドブックに記載されている基礎的な事項が出題されます。

    このPMC資格の登録と認定期間は5年間です。

    (参考)特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会「P2M資格試験について

    ビジネスマネージメント認定試験(ビジネスマネジメント資格)

    「ビジネスマネージメント認定試験(ビジネスマネジメント資格)」 は、日本生活環境支援協会(JLESA)による認定試験です。

    資格取得後の声としては、「メンタルトレーニングの知識が役立つ」「異なるマネージメントの観点を持つことができる」などがありました。

    職場の人間関係の築き方についても学ぶことができます。

    資格を取得した後は、アドバイザーとして活動ができます。

    インターネットで申し込み、また在宅受験も可能です。

    (参考)日本生活環境支援協会(JLESA)「ビジネスマネージメント認定試験(ビジネスマネジメント資格)

    ロジカルシンキングマスター認定試験(ロジカルシンキング資格)

    「ロジカルシンキングマスター認定試験(ロジカルシンキング資格)」も、日本生活環境支援協会(JLESA)による認定試験です。

    マネジメントに必須となる論理的思考の基礎である「演繹法」「帰納法」から、理論展開の方法を状況に合わせて使い分けることと、効率的に理論を構築できることを証明する資格です。

    ビジネスシーンだけでなく、論理的思考を深めることや、より多角的な考え方を身につけたい方におすすめの資格です。

    コンサルタント、アドバイザー、インストラクターなどの職業では、とくに重宝する資格になります。

    (参考)日本生活環境支援協会(JLESA)「ロジカルシンキングマスター認定試験(ロジカルシンキング資格)

    ▼「演繹法と帰納法」についてさらに詳しく

    演繹とは?演繹の意味と使い方、帰納法との違いまでを解説

    論理的思考士

    「論理的思考士」は、日本インストラクター技術協会(JIA)による認定資格です。

    論理的思考士とは、問題を解決する際に多角的な視点、また論理的な思考により、解決のためにアドバイスできる能力があることを証明する資格です。

    資格試験概要は、「ロジカルシンキング実践編」「プレゼン実施前に確認すべきこと」「ロジカルシンキングの数字術」と、実践的な内容になっています。

    (参考)日本インストラクター技術協会(JIA)「論理的思考士(ロジカルシンキング資格)

    メンタルヘルス・マネジメント検定試験

    「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」は、大阪商工会議所による検定試験です。

    近年、仕事に強い不安、悩み、ストレスを抱える従業員は増加の傾向にあります。

    メンタルヘルス・マネジメント検定は、このような事態を受け、従業員の心の不調を未然に防止し、メンタルヘルスケアに関する知識を取得することを目的としたものです。

    「人事労務管理スタッフ、経営幹部」「管理監督者(管理職)」「一般社員」とコースが分かれているため、自身の立場に合った検定を受けることができます。

    (参考)大阪商工会議所「メンタルヘルス・マネジメント検定試験 

    公認モチベーション・マネジャー資格

    「公認モチベーション・マネジャー資格」は、東京未来大学と株式会社リンクアンドモチベーションが共同開発したビジネス資格です。

    「理論」を東京未来大学が、「実践」を実際に多くの企業の研修を手がける株式会社リンクアンドモチベーションが担当しました。

    法人単位での団体受験、受講も可能です。

    公認モチベーション・マネジャー資格には、「Basic資格」と「Advanced資格」の2種類があり、Basicは「自己のモチベーションアップの理論」、Advancedは「部下や組織のモチベーションアップにつながる理論やスキル」を学ぶことができます。

    Basic資格、Advanced資格ともに、認定試験は年2回の予定となっています。

    (参考)モチベーション・マネジメント協会「公認モチベーション・マネジャー資格

    会計や経営関連の資格

    会計や経営に関する資格について確認してみましょう。

    会計や経営関連の資格

    • 中小企業診断士

    • 社会保険労務士

    • 日商簿記検定

    • IPO実務検定

    • 公認会計士

    中小企業診断士

    「中小企業診断士」は、文字通り中小企業の経営課題などに対応するための診断と助言を行う、専門家やコンサルタントの国家資格です。

    「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が、中小企業診断士の主な業務となります。

    企業の経営に関連する知識を横断的に身につけられる国家資格で、キャリアアップや転職にも有利な人気の資格です。

    (参考)一般社団法人中小企業診断協会「中小企業診断士

    社会保険労務士

    「社会保険労務士(社労士)」は、労働法や社会保険に関する業務のほか、人事に関する相談や指導といったコンサルティング業務を行うことができる国家資格です。

    一般的には、専門家となるために必要な資格ですが、企業のHR部門などでも活躍することができます。

    国家資格のため難易度はかなり高く、2023年の合格率は6.4%でした。

    (参考)全国社会保険労務士会連合会試験センター「社会保険労務士試験オフィシャルサイト

    日商簿記検定

    「日商簿記検定」は、企業の経理事務に必要な会計の知識だけでなく、財務諸表を読み解く力、つまり経営への分析力を身につけることができます。

    また年間で約60万人が受験する「日商簿記」には、ブランド力があります。

    キャリアアップや転職の際にも有利に働く資格です。

    (参考)日本商工会議所「日商簿記検定

    IPO実務検定

    「IPO実務検定」は、「上場準備に関する専門知識を持ち、上場準備を企業内部から支えることができる人材を早期に育成するべく創設された試験」です。

    上場には、膨大な上場のための申請書類を作成すること、また証券会社の審査部からの質問に答えることなど、特有のスキルが求められます。

    しかし、この検定が設立する前までは、こうしたスキルを学べる場所が限られていました。

    そのために作られた検定が、IPO実務検定です。

    上場の準備段階にある企業、または監査法人、ベンチャーキャピタル、証券会社に携わる方にとって役立つ資格です。

    (参考)日本IPO実務検定協会「IPO実務検定

    公認会計士

    「公認会計士」は、企業の監査や会計を専門分野とする国家資格です。

    業務内容は、「監査」「コンサルティング」「税務」の業務に大別できます。

    会社は経営状態の報告に嘘がないことを証明するため、公認会計士の監査を受ける必要があります。

    公認会計士は2回の試験に合格する必要があり、国家資格のなかでも弁護士と並ぶほど、取得の難易度が高いと言われています。

    (参考)日本公認会計士協会「公認会計士

    ▼「管理職に必要な資格」につていさらに詳しく
    管理職に必要な資格まとめ!必要な資格から逆算したおすすめの資格

    ▼「資格管理」についてさらに詳しく
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    資格を取得する際の注意点

    マネジメントに関する資格を取得することは、スキルアップや転職の際に有利に働くことなどがあげられますが、やみくもに資格を取得することだけを目的にしてしまっては、意味がありません。

    「なぜこの資格が必要なのか」を考えて、資格を取得するようにしましょう。

    マネジメントに役立つ書籍

    マネジメントについて学ぶ際に役立つ書籍について確認してみましょう。

    マネジメントに役立つ書籍:マネジメント【エッセンシャル版】

    マネジメントについて学ぶのであれば、まずはマネジメントの生みの親と言われるピーター・ドラッカーの著作がおすすめです。

    2001年に発売されて以降、現代まで読み継がれる、マネジメントの基本を押さえた名著です。

    (参考)P・F・ドラッカー「マネジメント【エッセンシャル版】

    マネジメントに役立つ書籍:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

    ドラッカーの名前を一躍有名にしたビジネス書と言えば、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です。

    高校野球の女子マネージャーの女の子が、ドラッカーの「マネジメント」を間違えて買ってしまったところから話がスタートします。

    マネジメントの入門書として読むのにおすすめの書籍です。

    (参考)岩崎夏海「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

    マネジメントに役立つ書籍:リモートマネジメントの教科書

    「リモートマネジメント」に特化した本も出版されています。

    コロナ禍でリモートワークを導入する企業も増えています。

    リモートワークでの、マネジメントに際して、マネージャーの負荷を大きくせずにマネジメントを行うための方法と実践すべきことについて解説しています。

    (参考)武藤久美子「リモートマネジメントの教科書

    ▼「リモートワーク」についてさらに詳しく
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    ▼「リモートワークでのマネジメント」についてさらに詳しく
    テレワークのマネジメント課題とマネジメント手法を事例とセットで紹介

    マネジメントの際に気を付けること

    マネジメントをする際に気を付けたいことは、メンバーのスキルや特性を知り、パフォーマンスを最大限発揮させることです。

    また、チームのメンバーが働きやすい環境、発言しやすい状況を作り、モチベーションを高められるよう働きかけを行いましょう。

    そうすることで、従業員エンゲージメントが向上し、業績アップにも繋がります。

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    マネジメント能力を磨くための資格取得と資格管理

    マネジメントに資格は必須ではありませんが、マネジメントに必要な能力を磨くために有効な手段です。

    マネジメントに関する資格には国家資格・公的資格・民間資格の区分があります。

    またそのなかでも、マネジメントの資格は「ビジネススキル関連の資格」「会計や経営関連の資格」の2種類に分けられます。

    マネージャーとして必要な知識を包括して学んだことを証明する資格から、マネジメントに必要な論理的思考を有することを証明する資格まで、その種類はさまざまです。

    ビジネススキル関連の資格には複数の種類がありますが、資格の取得が目的にならないよう、自身の実務に関わること、またキャリアアップに繋がる資格を取得しましょう。

    また、マネジメントでは、自身の資格やスキルを向上させるだけでなく、部下の資格やスキル、能力をしっかりと把握し伸ばしてあげることも重要です。

    「HRBrain タレントマネジメント」は、従業員の資格やスキルマップなどのデータの一元管理と、従業員データから優秀人材(優秀マネージャー)の特性をデータ抽出することが可能です。

    従業員のスキルやこれまでの実務経験、研修などの育成履歴や、異動経験、人事評価などの従業員データの管理と合わせて、1on1やフィードバックなどの面談履歴、OKRなどの目標設定と進捗を一元管理します。

    HRBrain タレントマネジメントの特徴

    • 検索性と実用性の高い「データベース構築」を実現

    運用途中で項目の見直しが発生しても柔軟に対応できるので安心です。

    • 柔軟な権限設定で最適な人材情報管理を

    従業員、上司、管理者それぞれで項目単位の権限設定が可能なので、大切な情報を、最適な状態で管理できます。

    • 人材データの見える化も柔軟で簡単に

    データベースの自由度の高さや、データの見える化をより簡単に、ダッシュボードの作成も実務運用を想定しています。

    ▼「タレントマネジメントシステム」についてさらに詳しく
    タレントマネジメントシステムの課題とは? 目的・導入の課題と成功事例まで

    ▼「タレントマネジメント」お役立ち資料まとめ
    【人事担当者必見】タレントマネジメントに関するお役立ち資料まとめ


    HR大学編集部
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