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リーダーとは?リーダーシップとマネージャーとの違いや理論を解説

リーダーとは?リーダーシップとマネージャーとの違いや理論を解説

リーダーとは?リーダーシップとマネージャーとの違いや理論を解説

目次

    企業に欠かせないのがリーダーの存在ですが、必要なのはカリスマ性ではなく、実際企業のリーダーに不可欠な能力は後から学べるものがほとんどです。この記事ではリーダーとマネージャーとの違いから、学ぶのにおすすめなリーダーシップ理論、スキルまで解説します。

    リーダーとは

    リーダーの意味やマネージャーとの違いを解説

    リーダーは目標に対して複数人を束ねて、導くことのできる人のことを指します。企業には欠かせないリーダーですが、ここではリーダーのビジネスシーンでの意味や、マネージャーとの違いを解説していきます。 

    リーダーの英語の意味 

    リーダーは英語の「leader」からきており、“先頭に立ってみんなを引っ張っていく人。先導者。指導者。統率者。”と訳されます。部活などで強いチームには、優れたリーダーである監督やキャプテンがいるものです。周囲の人間の行く先を示し、連れていく力がある人のことを指します。(※引用)コトバンク:「 リーダー」より

    リーダーとは

    リーダーとは、定めた目的に達するために、複数の人間を導く人のことを言います。優秀なリーダーはリーダーシップがあると言いますが、特に企業の行く先をきめる経営トップに必要なスキルと言えます。また企業をピラミッドに例えるなら、経営トップの下に、各部署を牽引する優秀なリーダーがそれぞれ配置されれば、その企業は同じ方向に迷わず進むことができるでしょう。有名な話でアップルの創業者スティーブ・ジョブスは、一度アップル社を追い出されました。しかし彼のリーダーシップが必要になったアップル社は、その後彼を呼び戻し業績を回復することに成功しました。リーダーは企業にとって欠かせない存在と言えます。

    リーダーとマネージャーの違い

    リーダーと似た言葉にマネージャーがあります。マネージャーとは英語の「manager」からきており、“物事を支配・管理・監督する人。ホテル・バー・レストランなどの支配人や、舞台監督、会社の重役など”と訳されます。(※引用)コトバンク:「 マネージャー」より

    ビジネスシーンで考えると、リーダーは部下に導く先を示すのに対し、マネージャーは実際に部下に業務を割り振り、目標達成のためにゴールまで管理する人になります。よくリーダーの役割は、大きなボートの船長にたとえられます。この場合船長の示す行き先にあわせて、各部署を束ねて船員を働かせているのがマネージャーとイメージするとよいでしょう。

     マネージャーの役割についてさらに詳しく知りたい方は「 マネージャーの仕事とは?ゼネラル・プロダクト・プレイングなど種類別に解説」の記事もご覧ください。

    著名人が提唱したリーダーシップ理論や本を紹介

    有名なリーダーシップ理論や本に関して紹介

    リーダーシップは「指導力」「統率力」と訳せます。リーダーシップは 「leader」という英語に、位置という意味を示す「ship」が付加された元は造語で、1822年から使われるようになりました。ここでは有名なリーダーシップ理論や本に関して紹介します。

    SL理論

    SL理論とはシチュエーショナル・リーダーシップを略したものです。1977年にポール・ハーシー氏とケネス・ブランチャート氏 によって「リーダーシップ条件適応理論」として提唱されました。「リーダーシップ条件適応」というのは、簡単に言うと部下の成長度や能力によって、取るべきリーダーシップが変わるというものです。

    縦軸を仕事志向、横軸を人間志向の強さとして4つの状況を想定しました。4つの状況とは参加的、委任的、説得的、教示的と名付けられ、それぞれの状況でリーダーシップを発揮させるための方法を理論化しました。画一的なリーダーシップではなく、部下の習熟度にあわせたサポートをすることで、部下が目標を達成できるだけでなく成長につながるとしています。

    SL理論

    PM理論

    有名なリーダーシップ理論のひとつに、三隅二不二氏のPM理論があります。PM理論ではリーダーシップを2つのタイプに分けています。

    •  目標達成機能(Performance function)
    •  集団維持機能(Maintenance function)

     上記2つの言葉の頭文字からPM理論と名付けられました。1つ目の「目標達成機能」とは、目標達成のために企業や組織内全体の生産性を高める機能のことです。ゴール到達のために業務に優先順位をつけて、今必要なことと、そうでないものを分別します。目標達成を第一に考えます。

    2つ目の「集団維持機能」とは、集団でのパフォーマンスを高めるために、スタッフの団結力や士気をあげるための機能です。チームワークを重視します。上司が部下の士気を上げる方法として、一昔前は「飲みニケーション」が使われていましたが、現在はプライベートと仕事を分ける部下も多く全員に当てはまる手法とは言えません。部下の士気を高めるには、新しい1on1によるフィードバック手法がおすすめです。

    もっと詳しく通常の人事面談との違いなど1on1に関して知りたい方は「 1on1とは? 従来の面談との違いや効果を高めるコツ」がおすすめです。

    PM理論では「目標達成機能」と「集団維持機能」の2つを兼ね備えたリーダーが、理想だと定義しています。

    サイモン・シネックの「WHYから始めよ」

    サイモン・シネック氏による2009年のTEDカンファレンスの動画「How Great Leaders Inspire Action」は、TED史上最も多くダウンロードされました。再生回数は4,000万回を超え、47言語に翻訳され、サイモン・シネック氏のリーダーシップの概念は、ディズニー他、多くの企業に影響を与えたと言われています。

    講演の中で説明されたゴールデンサークルとは、人を動かすシンプルなパターンのことです。

     (※引用)Simon Sinek.com:「 The Golden Circle」より

     ゴールデンサークルとは、上記の図のように、Why(なぜそれをするのか)、How(どうやってそれをするのか)、What(何をするのか)に基づいて構成されています。サイモン・シネック氏はこのゴールデンサークルを、有人動力飛行を実現したライト兄弟やコンピューター企業のアップル社などを例に解説しました。この中で通常のマーケティングでは「What」や「How」を使いますが、優れた企業や人物は「Why」から考えていると言います。キング牧師他優れたリーダーは、「ゴールデンサークルの中から外に向かって考えて行動する」としています。

     (※引用)TED:「 優れたリーダーはどうやって行動を促すか」より

    安藤広大の「リーダーの仮面」

    2020年11月に発売された安藤広大氏の著書『「リーダーの仮面」ー「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法』は新しいリーダーシップ理論として注目を集めています。安藤広大氏は「識学」というメソッドを元に若手リーダーに向けて、マネジメントのノウハウを紹介し、リーダーがフォーカスするのは5つのポイントだけだとしました。

    それは「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」のみで、カリスマや人間的魅力は不要だと提唱しました。ポイントを押さえた声がけやルール設定に、評価をすれば、メンバーは最終的に成長していくため、リーダー自身は内向的でも声が大きくなくても大丈夫だと説いています。そんな「素顔」を見せない「仮面」の力を使い、この5つを押さえれば、部下を成長させ、結果をだすリーダーになることができると言います。安藤氏自身の会社もわずか4年でマザーズ上場を果たし、現在2,000社以上に「識学」メソッドが導入されています。

    良いリーダーに向いているタイプの共通点

    リーダーシップに必要な要素を解説

    リーダーにはさまざまなスキルが必要ですが、その中でもいくつか共通点があります。特に企業内のリーダに重要な5つの要素を解説します。

    目標設定能力

    リーダーは導いていく人であるため最重要とも言えるのが「目標設定能力」でしょう。情報を分析してどのような目標を設定すべきか考え、周囲に影響を与えることが必要です。

    判断力

    自身に自信を持ち、周囲に依存せず判断を下せる力が必要です。人の意見や思考に流されやすい場合は、同僚や部下の意見で判断を覆すことになり、周りの信用を失うだけでなく、目標達成ができない可能性もあります。リーダーが一貫した考えを持ち、安定した態度をとることで、チームに安心感を与えます。

    コミュニケーション力

    リーダーに不可欠なのがコミュニケーション力でしょう。リーダーは目標に導いていくために、その目標や目的をメンバーにしっかりと認識させる必要があります。メンバーもただ仕事を割り振られるのではなく、なぜその仕事をするのか目的が理解できた方が、やる気も生産性があがります。

    育成能力

    メンバーの特性を見抜き、先に紹介した「SL理論」のようにメンバーの成長度にあわせて育成できるのも大事な能力でしょう。部下の強みを伸ばし、適切な課題を与え続ける能力が求められます。

    責任をとる能力

    リーダーには判断力が求められますが、決断や判断には結果への責任もついてきます。もし悪い結果になっても責任を取る気持ちがなければ、難しい判断はできないでしょう。また悪い結果から逃げてしまうようなリーダーでは、部下がついてこなくなり、結果リーダーとして率いていくことができなくなります。

    これらの5つスキルは元々持っている場合もありますが、企業内で必要なスキルとして研修に取り入れることもできます。リーダーシップ研修として多くの企業が取り入れていますが、中堅社員以上だけでなく、新人研修にも取り入れる企業があります。早くから「リーダー」像を学ばせることで、多くのリーダー候補が育つことになります。

    組織内でのリーダーの役割

    組織内でのリーダーの役割を解説

    組織内でのリーダーの役割は大きく2つあります。企業トップと、チームのリーダーではその責任や大きさも変わってきますが、役割は大小にかかわらず同じです。ここでは組織内でのリーダーの役割を2つ解説します。

    メンバーを育成しまとめる

    リーダーに必要な役割は、部下全員をまとめ牽引していくことです。メンバーのタイプによっても変わってきますが、リーダー自身の考えや思考を共有し、信頼関係を作り導いていくことは大事な役割だと言えます。それと同時に同じ目標に向かっていけるように、リーダーは部下それぞれが自分達の成長を感じられるように個性に合わせて育成しつつ、ゴールや優先順位を常にメンバー全員と確認することも組織運営では大事でしょう。

    目標達成のために生産性を向上させる

    部下の成長の支援をすると、個々のメンバーの生産性向上にもつながります。チーム全体の生産性の向上につながり、結果目標がより効率的に達成されることになります。また個々の力を伸ばすだけでなく、常に違う方法や情報を取り入れて、最短での目標達成のために努力をする姿勢も大事でしょう。

    特に人事ではDXを取り入れることで、業務の生産性の改善が日進月歩です。積極的に最新の情報に触れ、トライアンドエラーをすることも必要です。

    もっと人事業務のDX推進に関して詳しく知りたい方は「 人事のDX推進【実践編】人事部門ではどのようにDXを推進するのか?」がおすすめです。

    【まとめ】リーダーの能力開発はタレントマネジメントで実現を

    リーダーや、リーダーシップに関してその概要から必要なスキルまで紹介してきました。人材の有効活用のためにも今後の事業戦略としても取り組みたい課題といえます。

    リーダーになれる人材を発掘し能力の開発をするために欠かせないのが、人材の能力管理です。特に最新の「タレントマネジメント」がおすすめです。また最近はクラウド型のタレントマネジメントシステムにすることで、簡単にコストもおさえて導入することが可能になりました。

    HRBrainは、従業員の人事評価などのオペレーションの全てをクラウド上のソフトウエアで効率化するサービスです。MBOやOKR、1on1などの最新のマネジメント手法をカンタン・シンプルに運用できます。

    「そろそろ人事制度をクラウド化したいが大変そう。誰に相談したらいいか分からない・・」
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    HR大学 編集部

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